Kościół brygidy Gdańsk ブリジット大聖堂
先ほど夜のニュースでグダンスクの教会に琥珀の祭壇が完成したとやっていて
とても興味深かったので調べてみました 😀
調べているうちに歴史も勉強になったのでこちらでご紹介します。
★ニュースの映像はこちらからどうぞ
グダンスクと言えばポーランドの北に位置するバルト沿岸の一番大きな都市ですが、
何と言ってもバルト海沿岸は琥珀の産地。グダンスクと言えば琥珀と言っても過言ではありません 🙂
そんなグダンスクのニュースだったので最初は「へぇ~」ぐらいに思って見ていたのですが、
驚いたことがありました。
内容を意訳してみます。
グダニスクの聖ブリジット大聖堂は、戒厳令の際だけでなく、
共産主義のルールに対する抵抗の重要な場所でもありました。
そして今日、ポーランドの大統領は、「連帯」の議長とともに、琥珀の祭壇を発表しました。
これは世界最大の琥珀祭壇です。
ポーランドの自由のために戦い犠牲となった全ての人への象徴的な賛辞です。
造船所の労働者が警察の弾丸で死んでいたのは海岸にあったのですが、
連帯が生まれたのはここでした。
グダニスクでは 12月のイベントの47周年記念中央祝典と戒厳令から36周年記念開催されました
忘れてはならない悲しい記念日です。
*ポーランドの戒厳法(Polish:Stan wojenny w Polsce)は、1981年12月13日から1983年7月22日まで、ポーランド共和国の権威主義共産党政権が戒厳令を導入して 政治的野党を圧倒しようとしたもの。 何千人もの野党活動家が罪を犯していないのにも関わらず投獄され、91人が殺害された。戒厳令は1983年に解除されたが、政治犯の多くは1986年の一般的な恩赦まで解放されなかった。
ポーランド語ではABPとあらわされる大主教(日本カトリック教会だと大司教だそうです)までもがいる!
このことから、並の事ではないなと思いました。
・琥珀は人々から集めたもの
・かかった期間は17年
琥珀が人々から集められたものという事に驚きました。
人々と言っても良く分かりませんが、おそらく業者の方々だったり、
持っていた琥珀のアクセサリーを使ってくださいと寄付したものなのでしょうか。
これは分かりません。ミサで集めるお金から買ったのかな…?
またさらにこの式典では、炭鉱労働者が共産党に歯向かったために
殺されてしまった事も含まれているそうです。
ニュースを見ているとこうした出来事が多すぎるといつも感じます。
「言う事を聞かなかったから。」
「ユダヤ教だったから。」
それだけでどれだけのポーランド人が殺されたのでしょうか。
そして悔しいのはそんな国がすぐ隣にあって、かつ今でも大国だという事です。
************話が逸れてしまうのでやめておきましょう************
グダンスクへは2回行った事があるのですが、
この教会は知らなかったので写真をgoogle mapで調べた所、
琥珀が少しずつ増えている様子が見られました 🙂
2014年9月に撮られた写真では殆どついていないように見えます。
2017年8月の写真ではマリア様の周りに囲むようについてきているのが見られます。
完成した様子はこちらからご覧ください 🙂
こうした式典の様子を見ると完成したものを見るだけよりも
更に重要さが伝わると思うのであえて写真は載せないでおきます 🙂
ブリジット大聖堂の琥珀祭壇画プロジェクトというものも公式HPにありました。
ポーランドのカトリック教会にはマリア様の絵がありますが、そのフレームもとても重要です。
基本的には金具で重ね絵のようになっており、さらに子供の方に王冠、
マリア様に王冠がそれぞれついているかどうかでその教会のレベル(といったらいいのか、)
聖なる具合が違うのですが、これのレベルアップのミサは神父より格上の人が沢山出てくるので
並の出来事ではない事が窺えます。
こちらの場合はまずフレームが琥珀で出来ているのです。
流石グダンスクですね。価値としては一体いくらになるのでしょう!? 😀
こちらの公式youtubeをご覧ください↓
琥珀の価値はあがっているそうなので是非ポーランドのお土産には琥珀も候補に入れてくださいね 😉
ワルシャワでも是非♪★琥珀の選び方★も参考にしてください 🙂
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★合わせて読んで欲しいwikipedia
ポーランド民主化運動…グダンスクの歴史としてとても勉強になります。
何故おすすめでwikipediaかと言えば、専門的過ぎず分かりやすいからです。
しかし一般的にwikipediaの信憑性は50/50と言われていますので話半分程度でご理解ください 🙂
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<INFORMATION>
●ポーランド語名称 Bazylika św. Brygidy w Gdańsku
●住所Profesorska 17, 80-001 Gdańsk
●公式HPbrygida.gdansk.pl
●開閉時間
基本的には開いていますが、土曜日は結婚式なので中に入るのは難しい。
日曜日は殆どミサをしていますので13~17時の間あたりなら入れると思います。
平日に訪れるのがおすすめです。
●チケット料金
無料。お気持ちは寄付箱へ。
●最寄り駅
グダンスク中央駅
●行き方アドバイス
グダンスク中央駅から旧市街へ向かう途中、川を渡ります。
川を渡る辺りから旧市街の雰囲気が素敵で興奮し始めますが、
左に大きな教会があります。これは有名な教会なのでまず見学して欲しい教会の
一つですが、そこで終わらず、その裏にあるのがこの教会なので
裏側へも行ってみてください 😉
●地図
*最後まで読んでくださった方に裏情報*
グダンスクは観光地となってきていて直行便が飛んで以来、中国人団体観光客が押し寄せています。
琥珀をトン単位で買っていくために、価値が上がっているというのが現状だそうです。
また中国人観光客は、安いとかえって買わないのでお店側も0を一つ増やして売る事もあるそうです。
(そうしないと売れないんだとか。中国人と間違われないようにするのがいいですね。)
その為、年々グダンスクの琥珀(問屋価格)も高くなっているそうなので必然的に商品も高くなっています。
お土産を買う時には時間の許す範囲でお店をいくつかまわって比べて見てくださいね 😉
ワルシャワもですが、お土産屋さんは大通りよりも1本入った通りが値段が比較的安いのでおすすめです 🙂