先日S様をガイドさせていただいた時の事。
S様は英語がペラペラなので、ガイドといっても何も心配ないと思っていました。
基本的には記事通りです。が、しかし、という新たなことが今回わかりました。
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実はポーランド人は、英語を話せる人も増えたけども、
イギリス英語やアメリカ英語のようななめらかな英語は聞くのがまだ苦手で、
ポーランド人曰く「あの舌回しは出来ない!」とか。
それはポーランド人の友人たちからも聞いておりました。
「ポーランド語のその発音できるくせによく言うわ!」と思っていましたが。笑
S様は帰国子女でいらっしゃるので、発音は本場同様綺麗な英語。
ある日タクシーに乗った時、英語で話したら通じなかったことがあったそうです。
代わりに日本人っぽいはっきりした英語の方が通じたそうですよ!
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確かにポーランド語というのは基本的にはローマ字読みなので、
ポーランド人が話す英語というのは、日本人にとってとても聞きやすく、
またポーランド人にとっても、日本人英語は聞きやすいのです。
(だから私の適当英語は困ったことがなかったのかな?笑)
今は笑い話にしていますが、「cucumber キューカンバー」と英語でいいますね。
これはきゅうりの意味ですが、これを主人はずっと「ツツンベル」と言っていたのです。
(*ポーランド語でcはツェ)
こんな感じでローマ字読みが普通なんです。
彼は普段英語でも仕事をするので私よりはよっぽど話せますが、発音はあまり英語英語していません。
そのせいなのか、英語だけども、たまに知らない単語にあたるとポーランド語読みするので
ツツンベル事件が起きるのです。
もう、それ何語だよ!と笑
以降私は彼が何か意味分からない単語を言ったら、
その読みからまずアルファベットを頭の中で起こし、
自分で英語読みにして意味を理解するということをしています。
ということで、ちょっと話が逸れましたが、これはとても参考になる面白い話でした。
英語が話せれば世界中OKなんて、そんなことはない、ということですね。
便利なものですが、ペラペラなS様でも英語圏以外に行くときは不安になるそうです。
そもそも英語圏でない国で英語が絶対通じるなんて確約ないですもんね。
ポーランドみたいに。
ただ、これだけは言いたい。
英語は基本的には本当に便利です。知っていて損はありません!!
そして日本人の英語はどの国でも基本的には聞きやすいものですから、
(S様のお墨付きでもありますし、ついでに私のお墨も付けておきます^^)
恥ずかしがらずに話すことがまず第一歩です。
発音なんて方言と同じなんですから。
ここからは、TOEICなんて受けたこともない、留学経験もない、
ただ一人旅はいくつかしてきて、たいしたレベルではないけど英会話するのに抵抗はない。
そんな私の個人的な意見です。
たいそれたことが言えた身分でもないかもしれませんが、
これで十分なんですということをお伝えしたいので続けます。
正直、自分の経験上ですが、インド人の英語なんて聞けたもんじゃないですよ!
マレーシア人の英語も、それ英語?と思うくらい癖が強くて分からない人もいました。
カナダ人の英語はとても聞きやすかったです。
中国人の英語も、癖があって聞きにくかった。
でも本人達は自信満々に普通に話すので自分の力不足と思っていました。
確かに、日本人よりはよっぽど英会話に慣れてるな、という感じはいつもします。
話すことに抵抗がない感じですね。おっかなびっくりじゃありません。
それらはどれもただの方言だったんです。
英語の本場イギリス英語と、アメリカの英語も発音全然違いますよね。
(私はイギリス英語は追いつけなくて分かりません。)
でも、そんなもんでも十分なんです。
日本人が話す英語だってOKなわけです。ただ自信持って話せばいいのです。
方言きつすぎて通じないときもたまにありますが、良く聞けば分かることの方が多いです。
完璧主義者な日本人。
英語を話したいならイギリス英語を勉強すべきなのに、もう多くの人はアメリカ英語やオーストラリア英語、カナダ英語(ってあるのかしら)で勉強していますよね。
もうすでにそこで矛盾してますから、英語話したいならもうとりあえず話せばいいのです。
中学校、早ければ小学校から6年は最低勉強してるんですから、
知らないなんてそもそも言える立場でもないんですよ!
残念ながら、日本はそんなでも先進国で、何でもかんでも日本バージョンが出ていますね。
英語もほとんど日本語吹き替えがあって、ゲームでもPCソフトでも何でも日本語版も出ている。
英語なんて本当に正直日本にいるなら必要ないくらいですよね。
ポーランドは違います。何でもポーランド語版があるわけではありません。
小さな頃から英語版のゲームしているので、自然と英語を学んでいます。
(小学校から英語があるのもありますけども。)
外国に興味なくて一切関らないのであればそれでいいのですが、
私は違いました。
「英語話せたらなー海外に一人でも不安はなくなるのになー」と思っていました。
当時はギリシャのサントリーニ島に行くのが夢でした。
幸い私は不思議と小学校の担任が実は英語教師だったり、
当時の校長先生も英語好きで校歌を英語で歌わされたり。
その担任が中学へ入ったらまたいて、もちろん英語担当でさらに力が入れやすかったり、
おしゃべりな性格が英語にも出て、英語でもおしゃべりになりたくなったり。
個人的には英語の歌詞の意味が知りたくて片っ端から調べては翻訳したり。
それだけなんですけどね。ただ好きなだけでした。でも、だからこそ続きました。
好きこそ物の上手なれ
私が好きなのは英語という語学であって、外国人ではありません。
外国人は非常に苦手でした。
外国人と話す目的ではなく、どちらかというと英語で書いてあるものを理解したいという
興味から英語が好きだっただけです。特にテストの点が良かったわけでもありません。
なので留学もしたことありません。
外国人が苦手なのに、外国に住むなんて拷問だと思っていました。
そんな過去から何故今があるのかは非常に不思議ですが、これが人生ってものですね^^
サントリーニ島へ行くのには確か23歳のときに、初めての一人旅でその夢を叶えました。
英語圏ではないので、ギリシャ語に少し苦労しましたが、
その苦労からさらに「せめて英語だけでも」と意欲が湧いてきました。
完璧な発音なんてそこに重点置いてもあまり意味ありません。
単語を多く知っていた方が、よっぽど会話になります。
今の主人と出会ったときでさえ、今思えば全然会話せず、しても成り立っていたのか謎です。
話せないだけで、書くのは得意でしたのでチャットは良くしていました。
そこで単語練習ですね。
単語練習にも程があります。ある程度やったら、あとは話しながら勉強すればいいのです。
英英辞書のようなものです。分からない単語を英語で聞いて、英語で教えてもらう。
コップを知らなかったら、水を飲むときに使ういれものだよ、のように。
でも生きているのはネット上ではなくリアルの3次元です。
話さなくては進まない!
何故話すのか、お互い言いたい事をしっかり理解するためですよね。
お互い分かればそれでいいのです!それで十分!
それ以上は個人のプライドの問題だけです!
ということで、また逸れた部分が多くありましたが、
外国人とコミュニケーションをとりたい、でも英語上手く発音できないと不安に思っている方は
その不安はどこかに置いておいて、まずは話してみて下さい。
単語さえ知っていれば、適当な発音だったとしても大体通じますから大丈夫です^^
まずは試してみて下さい。試すほど、きっと意欲も湧いて来ると思います。
実際外国人と英語を話してみて、通じたときの嬉しさ。
もっと話したくなると思います。
話しているうちにその発音が移って、いつの間にか自分の発音も良くなってますよきっと!