国が違えば常識も違う。
「ここまで違うとは思っていなかった」とびっくりするほど、
外国と言うものは予想できない基本中の基本な所から違う事がたくさんあります。
そうでなくても、目に映るもの全てが違うのが外国。
内面まで見分けるのはとても難しい事です。
見た目やその一時の出来事で判断せず、冷静になって、
違いを楽しむくらいの気持ちで観光をするといい思い出が沢山できますよ^^
<基本>郷に入れば郷に従え
- ここは日本ではなく、観光地化していません。いくら首都ワルシャワだとしても、英語が通じない事も多々あります。「空気を読み取る」というのはこちらでは難しいものです。自分の思っていること、したいことなどをはっきり言って伝えましょう。まずは入念に下調べを。
- アジア人がとても少ないポーランド。日本人=中国人と思われることが一般的です。私達もポーランド人とドイツ人、ロシア人は見分けがつきませんのでしょうがありませんね。アジア人が珍しいので、都市部でも興味深く見てくる人もいるかもしれませんが、目があった場合には睨み付けず、微笑んでみましょう。大人の場合はびっくりして目を逸らすだけかもしれませんが、子供だと恥ずかしがりつつもにこっとしてくれますよ^^
- ポーランド人は背が高く、体も大きく、おじさんは立派なひげがあったり、目は青や緑、彫りも深くて一見怖そうに見えるかもしれません。怖がっていると相手にもその不安感が通じてしまってお互いにどぎまぎしてしまいますから、いつもどおりで大丈夫です。
- ポーランド語は難しいです。しかし挨拶だけでもポーランド語ですると、途端に笑顔になってくれたり、とても嬉しそうにしてくれます。少しでも勉強していくと、誤解も少なく、よりいい思い出も出来ますよ^^→基本のポーランド語はこちら
- 土日は基本的にお店が閉まります。土曜日はやっていても15時までなどと短く、日曜日になると完全にしまっているところがほとんど。観光地の中心部なら開いています。
- 月曜日は博物館系の場所がお休みですので注意。→ワルシャワの博物館
- 日曜日・祝日は教会でミサが多く行われています。ミサ中はなるべく見学を後にするようにしましょう。
- 地方によっても色んな気質の人がいます。これは日本同様だと思いますが、ポーランドはさらに歴史的変遷もあるために、ポーランド国内でも「あの土地の人は言葉も違えば性格も違う」ということは良くあります。まして田舎の人は外国人を見慣れていない為、みた目の全然違うアジア人はさらに驚くかもしれません。お互い知らなくて不安なだけですから、危害がないと分かればものすごくもてなしてくれる事だってありますよ^^
- あくまでも「自分は旅行をさせてもらっている(お邪魔させてもらっている)」という感覚でいれば、どこに行っても嫌な目にあう事はあまりないと思います。現地の人を尊重して、現地の文化や雰囲気を楽しみましょう。
<現地の空港・中央駅で>
- 観光客が多いところは、スリもいると思っておくこと。掏るのはポーランド人に限りません。
- 荷物は常に体のそばに。 出来れば後ろに置かない。ショルダーバッグも出来れば前に。
- 空港・中央駅だからと言って英語が通じるとは限りません。ホテル名や行き先の住所などはポーランド語で書いたメモを見せて、自分の意思表示をしっかりしましょう。
- トイレは行けるうちにいっておく!街中は公衆トイレも少ないです。
- 女性の場合、トイレの便座があがっていることがよくあります。こちらでは「便座は汚い」という認識が強くあるようで、座らずに便座をあげて用を足すの人も多くいます。てっきり男性が入っていたのではないかとびっくりしましたが、そうではないのでご安心を。
- カード払いが主流ですが、現金はやはりあると便利。出来るだけ10,20zł札でもらえるように両替をしましょう。50,100zł札は額が大きくてお釣りがなく使えないことがあります。またカードの場合でもカードを通す機械が壊れている事もあるのである程度現金もあると安心です。→ワルシャワ中央駅付近おすすめ両替所
- もし往路でロストバゲージ(荷物紛失)してしまったら、空港で手続きをする必要があります。英語は是非勉強してくださいね!その後届くまではトラッキングが出来ます。詳細はこちらのページをご覧ください😉
<ホテルで>
- ホテルの場合は大体英語が通じます。希望は遠慮なく言いましょう。
- 最近はエコの為に、タオルを毎日交換したい場合には意思表示が必要です。多くはタオルをバスタブの中に放り込んでおくと交換して欲しいという合図。こういった注意書きが必ず部屋のどこかにおいてあるはずなので部屋においてあるものはまずよく読んでおきましょう。
- 部屋では靴のままでもOKですが、もちろん脱いだ方が楽ですね。しかしスリッパが置いてあるホテルが少ないので、スリッパをお持ちになることをオススメします。
- アメニティはボディソープ以外ないようなものなので、シャンプー・トリートメント・歯ブラシ・歯磨き粉・体を洗うタオル等・くし・シェービングなどお持ちになるといいでしょう。
- ポーランドは年中乾燥しています。濡れたタオルは枕元で干すのがオススメ。
- 公共のエリアは禁煙というホテルが増えています。また、客室内でも喫煙不可という場合もあるので注意。
<レストランで>
- 入店は基本的には店員が入り口にいなければ先に好きなところに座ってOK
- 店員さんに気付いてもらうのを待つor自分から声をかけてメニューを貰う。ピンポンはありません。また本来ならばこちらから呼ぶのは無礼にあたるので大体は気付いてくれます。
- メニューは文字だけのところが多いので、食べたい料理をポーランド語でメモしていくと◎
- 観光地であれば英語版のメニューがあることも多いですが、そうなるとPierogi(ポーランド餃子)がDumpling(英語で餃子)と違う言葉になってしまうので、英語も苦手な人はご注意。
- 食べている途中「美味しいですか?どうですか?」とウェイトレスさんが聞きにくることがあります。その際には「Smaczne !スマチュネ(美味しい!)」「Bardzo dobre!バルゾ ドブレ(とても良いです)」と答えると喜んでもらえるでしょう^^
- 会計は席会計が一般的です。お皿を下げに割りとすぐきますので、その際会計を頼みましょう。「現金かカードか」と聞かれますので、「現金で。=Gotówkąゴトゥフコン」 or 「カードで。=Kartą カルトン」といいましょう。もしくはカードを見せたり、現金を出すそぶりをすれば分かってくれます。
- チップはあげるなら1割程度。しかしグロシュ(ズオティの下の単位)であげるのは少し失礼になるので、コインがある場合にあげるといいでしょう。そんなにあげなくてはいけないという強い習慣はないようです。
- 禁煙のレストランが多くあります。
<ショッピングで>
- 入る時には「Dzień dobry!」ジェンドブリィ(こんにちは)と入ります。
- ありがとうは「Dziękuję」ジェンクーイェン
- 出るときには「Do widzenia」ドヴィゼニァ(さようなら)と出ます。
- スーパーなどベルトコンベアーのようなレジの場合は、カゴから品物を自分で出します。カゴは通さず、レジの入り口付近に置きます。
- どんなに並んでいても、他のレジをあけなかったり、ゆっくり詰めている人がいて進まなくてもそれが普通ですのでイライラしないように。ポーランドはのんびりなのです。
- ショッピングバッグは有料のところが増えています。そんなに高くないですがお土産をちょっと買う時にも便利ですのでしっかりした大き目のエコバッグを持ち歩くのがオススメ!
<その他>
- 大き目の靴など足を引きずって歩く音を嫌がります。サイズの合った靴を。
- 石畳が多いので、スニーカーがおすすめ。
- 鼻をすすったり、ゲップ、あくびを人前でしない。鼻をかむのはOK。
- バス・トラム・電車内では進んでご年配の方々や子連れ、妊婦さんに席を譲る。
- バス・トラム・電車いずれも急停車急発進です。必ず手すりにつかまってください。
- 急いで改札しなくても大丈夫です、まずはつかまってください。
- 無料wifiがよく飛んでいますがカフェの場合はパスワードロックがかかっています。聞けば教えてくれます。
- 小さなカフェではトイレがないことがありますので、カフェついでにトイレを借りたい場合にはチェーン店か大きなお店に行くように。(トイレだけ借りるのはNGです。)
- ポーランドはとても敬虔なカトリックの国です。教会では絶対に邪魔をしないように。
- 喋らない・フラッシュを焚かない(写真自体は基本的にOKです)・祭壇前をなるべく横切らない・モニュメントに触らない。
- 教会を訪れる時には帽子をとる。女性はショートパンツ、ミニスカート、ノースリーブなどの肌の露出が多い服は避ける。
- 道端の物乞いにお金をあげない。
書き出したらきりが無いのですが、 基本的には日本の一般常識とそう変わりません。
ただ、全てにおいて、いつも見ているものより大きかったり小さかったり、
新しかったり古かったり、+言葉が分からないために、
不安から誤解をしてしまうこともあると思います。
けれど、それを一時の経験だけで、その後の印象を全て悪くするのではなく、
「これも一興、そんな人だっているさ」くらいで違いを楽しむ気持ちの余裕があるといいですね。
ポーランドに来た事のある方のブログや感想を他のサイトで見ていると良く書いてあるのが
「びっきらぼうだった」「無愛想だった」「対応が冷たすぎる、酷い」ということ。
そう書いた人たちに私は聞きたい。
「あなたは、知らない外人にいきなり優しく笑顔で対応してくれるような事を自分からまずしたんですか?」と。
正直ガイドしていてもたまにそう仰る方もいますが、そういう方はまず自分の顔がこわばってしまっています。
私から見れば不安な顔と分かりますが、状況を知らない一般の方がみたら、無表情で目つきの怖い顔です。
自分が不安に思っているとそれは表にでていることを忘れないで下さい。
逆の立場になって考える事が大事だと思います。
ここは日本ではありませんから、サービス業の人だとしても日本みたいにニコニコしているわけではありません。
淡々と仕事をこなすだけです。そもそもの仕事をしなかったら勿論怒っていいですよ!
ちゃんと文句言ってください。あとで愚痴をただ言うのではなく、その場で言って下さい。
大体の愚痴は、自分が出来る事をしていないのにそれは書かないで、相手の悪い事だけ書いてある事がほとんどなので
フェアではないと感じています。
口コミとしても参考に値しないと思います。
もちろん、警察沙汰になるようなことがあった場合には、それは問題ですから大使館に連絡するなりしっかりやってくださいね!
田舎じゃなくても大都市で英語が通じない時点で大変かと思いますが、
そもそもの文化も違うので英語が通じた所で会話が成り立つかもわかりません。
情報も生きていますから、いくらネットで調べた所で当日いきなり変更していることだってよくあると思います。
システム障害だって起こるかもしれないですし、調べた情報源がそもそも間違ったデータを載せているかもしれません。
頼りになるのは現地の自分だけです。行動力がものをいうのもあると思います。
旅行にトラブルはつきものです。
そして旅の恥は掻き捨て。普段なら恥ずかしくてできないようなことでも、旅先にいるときはその場限りのことだと思えばいいのです。
焦らず、うろたえず、まずは出来る事からやりましょう。
心の余裕を持って、ポーランド旅行を楽しんでください😊
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