お城の中は楽しいところばかりでした。
お仕置き部屋のような場所で、
「これだけあればかおりの部屋にちょうどいいね!
ここにベッドでしょーミシンここでしょーあぁベッド上にしてしたソファにすればいいね!」
なんて。
確かに6畳くらいの広さあったので十分だけどもここはお仕置き部屋だよ!
牢屋だよ!笑
昔使っていたそれぞれの部屋も展示してあったんだけども、
このお城の部屋はやっぱり王宮とかそういうきらびやかなものではないので
どれもこじんまりとしていて庶民感ただよう部屋が沢山。
これが楽しい。
この箱はハリーポッターのあの箱みたい。
入り口もみてこの小ささ!
私は余裕で入れるけども彼はあたま屈めないと入れないくらい小さくて幅も小さい。
ポーランドと言えば天井も高くてドアも大きいのが古い建物の特徴だけども
このお城はちょっと違う。
あくまでもお城だけどもこれはドイツ騎士団のバルト海沿岸地方
征服の拠点として建設されたものだからでしょうか。
ちょこんとおいてあるこの箪笥(?)と椅子もいい雰囲気出ています。
外から入るときのドアはこんな感じで、補強のためもあると思うけどこの鉄の打ってある。
これ素敵ですね~こういうアーチ状の入り口に木の装飾つきドア、憧れます。
そしてトイレも!
トイレは「トイレの大きな部屋」が遠くにあって、その中にこういうまさに「かわらや」と
言えるような木の箱があってその中がトイレに。
下に大きな空洞の部屋があってそこにしばらく溜めるんでしょう・・・
キャベツが紙のかわりだったようです!
すわり心地は意外と良かったですよ! 😀
いろんな部屋がありますがここには王様?いや兵のトップ?
こんなかっこいいフレームにはいった絵画の展示もありました。
ポーランドの有名な画家ヤンマテイコが描いたというグルンヴァルドの戦いの図。
本物はワルシャワの国立美術館にあります 🙂
先ほど中庭で見たタワーは別料金ですが上れるそうです。
すでに疲れてしまった私は次の機会に残しておきました。 :P
つづいて食堂。
長テーブル&椅子もあったんですが、端に寄せてあってこの部屋のメインは
この上に描かれている
最後の晩餐ではないかと思います。
チーム毎の絵なんじゃないかとますます雰囲気から私の頭の中は
ハリーポッターでいっぱいになってしまったのですが
床もみてこれ!
床シリーズその2。
ここもタイルに模様が入ってて可愛かったです。ここにも鷲のマーク。
これはどっちかなー羽の感じからしてやっぱりドイツの鷲かな。
色合いもますますハリーポッター!ここはグリフィンドールの部屋ということにしよう。♪
違う部屋では色も面白いけど柄も不思議!
こんな色々混ざってるのに全体で見ると変じゃないんですよ。
むしろこれを敷き詰めた職人さんがすごいですね!
中にはこんな美術館のようなところも。
ここはキリスト系の部屋で私はよく分かりませんでしたが痛そうなイエスさんが沢山いました。
この奥にある祭壇というのでしょうか、よく教会の一番奥にあるようなものなのですが、
これの裏にこの木で出来た、祭壇の色あせてしまった絵の
復元絵が壁に貼ってあり、その復元率がすばらしい!
本当に木に書いてあるのはほとんど色あせてしまってよく分からないんですが
それの元の絵が「これか!」とよく分かるよう展示してあるのです。
復元する美術系の人はすごいですね、あの復元したものが本物かと思いましたもん!
そしてここは唯一まだ修復が終わっていないマルボルク城の大聖堂。
一つ一つのパーツはちゃんとあるのですが土台がくずれてしまっていて
それぞれ下においてあります。
おかげでよく見えます。これは良くぐるっと並んでいる椅子でしょうか。
きっと祭壇の飾りの一部だと思いますが個性的でした。
また別の場所にはもうひとつ教会・・・というより
祈る場所のようなところの跡があったのですが、
そこのステンドグラスが綺麗でした。
天使のモチーフで大きなステンドグラスが4枚あったのですが
2枚しか上手く撮れませんでした。
足元には鐘もおいてあってかなり重そうでしたよ。
ここからはお墓がすこし並んでいました。
主人は、「そういえばここのトップの人のお墓をまだ見てないんだけどないのかな?」と。
ドイツの騎士長ってことはドイツに置かれているのかな?
ここはまた別の道ですがこんな感じで外出たり中だったり
いろんな角度からお城を探検することが出来ます。
また別の部屋では穀物の部屋。
「ここもかおりの部屋にぴったりだ!」とコンパクトな部屋をおすすめされました笑
でも確かにここいい!机の上の棚もまわりもおしゃれで、
何よりこの木で統一されてるのがいいですね。
外の城壁に絡まる木がまたホーンテッドマンションのようで・・・
でもどれも偽者じゃない、本物なのが嬉しい!
このお城には800人のドイツ兵士が住んでいたそうです。
ポーランドはポーランド王国だったりドイツに占領されたり他の国に全部とられて
100年ポーランド消滅してたり(そんな事ポーランド来るまで知りませんでしたよ!)、
でもそのあとまた復活してこんな大きな国まで戻ったり、
歴史がありすぎて歴史が苦手な私には説明をよんでもちんぷんかんぷん・・・
このあたりは最初はドイツに占領されたけどもその後リトアニア軍と一緒に戦って
ポーランドが勝ち、ポーランド王の支配下になって
この土地もポーランド王国のものになって・・・
そのあとまた昔のドイツ(プロイセン)にとられちゃったそうですが、
それまでの300年はポーランドの歴代の王様が
ここを訪れたときの居場所として使われていたそうですよ。
軍事関係の展示もありました。馬の鎧もあるんですね~!!
この頭の鳥は果たして必要だったのだろうか。
なんだかインディアンみたい!!!な鎧とのセット。
それからこのあたりは琥珀が有名なので琥珀の展示品もたくさんありました。
中でも驚いたのがこれ。
台湾の故宮博物館にある肉石といい勝負じゃないでしょうか!?
あれは確実に角煮ですがこれはさながらベーコンの塊のよう・・・
これも琥珀なんですよ!
虫や花、葉が閉じ込められたきれいな琥珀の展示もありました。
琥珀がどのように出来るか時系列に沿ってこうしてみれるようになっています。
琥珀のサイコロだなんてなんて贅沢な!
お城の中だけどいろんな場所があって本当に楽しめます。
こうしてちょこちょこ階段があって足腰も鍛えられます。
琥珀作品たち。
メープルキャンディーに見えてきました。
琥珀チェス。ひゃーいくらになるんだろう・・・
ということで色々歩き回ってざっと2時間強。いやぁよく歩いた!
万歩計持ってくればよかった!
それくらい歩いて階段上り下りを沢山していい運動にもなりました。
城内にはいくつかレストランもありましたよ。
入ってないので分かりませんがきっと雰囲気ありそうですよね♪
出口は入り口とほぼ同じところにあるのでぐるっとまわって戻ってくればすぐ分かります。
余談ですがお土産やさんいくつかありますが、
ポストカードが中と最後のお店では値段が全然違ったので
(最後の出口付近のお店が物凄く高かった!)
欲しいと思ったら先に中で買っておくことをおすすめします。
出口から川の方へ出てきて見上げたお城。立派ですね。
川をのぞくのが好きな主人。
「ここは魚いるかな~」とのぞいたら沢山見つけたそうです。
橋をわたって向こうにも何かあるのかな~?と
ちょっと気になりましたが体力がもうすでにほぼ0に近かったので諦めました。
ありがとうマルボルク城!
「あぁあそこさっきいたな」とか、「あの窓あの部屋だな」とか、
来たときとは外からの印象が全く変わってみることが出来てそれも面白かったです。
マルボルク城は期待を裏切らず、それどころか予想以上の楽しさ面白さがあるいいお城でした。
ただ華やかで豪華な王宮が多かったお城とは全然違う本格的なお城。
グダンスクに来る機会がある方には是非ここまで足を伸ばして行って頂きたいオススメの場所です。
マルボルクまたねー!!また来るよ~!!!!
ということで予定よりも1本早い電車に乗ることができたので早めにソポトへ帰りました。
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