朝4時半起きでキノコ探しへGO!
ワルシャワから小一時間ほど車を走らせ
主人から長年聞いていたスポットへ。
ここへいつか連れて行くと10年以上聞いていた場所です
この日の最高気温は13℃。しかし朝方が一番冷えるので
実際私たちが感じていた気温は多分10度以下。
しっかり防寒してきました。
そんな10月上旬のある日。

日の出前に着いてしまったので、少し待ってから森へGO!
やっと明るくなってきたところで早速初めての森を歩きます。
早速食べられないキノコですがぴょこぴょこと生えていて、奥へ導かれている感。
なんてメルヘンチックなんだと、思わず立ち止まってしまいました。

足元をよくみながら、どんどん進んでいきます。
この森はいつもと違う森。ポコポコたくさんあるそうです。
毒キノコがあるということは、キノコが生える環境であるということなので
食べられるキノコもあるという指標になります。
温度だったり、湿度だったり、陽当たりだったり。

これは茶色の毒キノコ!
ベニテングダケが有名ですが、これがおおもとのテングダケだそうです。
赤じゃなくてこれは完全に茶色!
こんなシックな色のコレもあるなんて。
ベニテングダケしか知らなかったので紅ではないテングダケがあることを
この日初めて知りました。

白い粒々もたくさん残ってる。
なんていい色合い。
これは雨でも降るもんならすぐ取れちゃうので、さっき生えてきたんだろうか?
朝はこの地域確か雨降っていたよね?
うまく避けられたのかな?

そしてちょこちょこ見つかる食べられるきのこたち。
日本のキノコとは違うので、味の表現が難しいのですが
これはなめこみたいなちょっとぬるぬるしているキノコです。

これは美味しいポルチーニっぽい香りのするキノコ。

裏側はスポンジ状で、実際は細かい毛のようなものが密集しているのですが
まだナメクジや幼虫に食べられていない綺麗な状態でした

おお!これは!!
これは多分ポルチーニって呼んでもいいやつの種類のはず。
香りの強さが違います。

全体的にはどれもポルチーニの香りがするのですが、種類が色々あります。

こうした白っぽいやつが高いいいやつです。

見つけるたびに
「どら焼きみたいだねぇ」とあんこを口の中に感じてしまう
柔らかい丸の形をしたこれも美味しいキノコ。

「あ!また隠れてるどらやき発見!
」

こっちにも
!
もうこれはどら焼きの皮が落ちていると言っても過言ではないのでは
それともどら焼きが食べたくてしょうがない私だけそう見えているのでしょうか

どらやきじゃないけど、大きめのが取れたからこれはおいしくいただこう。

それからとってもフォトジェニックないつもの赤い毒キノコ「ベニテングダケ」

白い粒々はほとんど落ちてしまっているのですが、
それでもなおこのすべすべな帽子の表面!
真っ白な軸。
なんて綺麗なんでしょう


粒々をたくさんつけたベビーベニテングダケもいました。

そして別の場所ではなんとファミリーも!

なんたるビッグサイズのベニテングダケファミリー。
赤からオレンジへどんどん色が変わっていきます。

これだけ真っ平に、大きくなって広がっていきます。
赤からオレンジ、そして白っぽくなるグラデーションは
マリオに出てくるファイヤーフラワーではないかと思いました。
あの赤いキノコが大きくなった姿があのファイヤーのフラワー!?
まさにモデルはどっちもこのベニテングダケなのかな!?

お腹が空いた私はここでお昼休憩。
座って食べたかったけども、少し離れたところで猪らしき鳴き声がして
「座るのは危ないからすぐ動けるようにして」
ということで立ったままいただきます。
野菜のサンドイッチ。

もう一つはヌテラの甘いのでデザート代わり。
もちろんウェットティッシュや飲み物も持って行ってあります。
それらを持って歩き回るのは重いし邪魔になるのですが
しかし森の中という非日常なところで食べる日常の食べ物というのは
いつもと気分が違うのでまさにこれが楽しいところ。
いつもより美味しく感じるのも不思議です
(主人は食べるより探したいということでどこかへ。)
そしてまたすぐキノコ探し開始。

このように落ち葉と混ざって隠れています。
でも、よく見ればやっぱりキノコは色が違うのでキノコがあればすぐわかります

双子のキノコ、見つかったでしょうか?
したから押し上げるように、こうしてコケの下に隠れています。

この双子もゲットです
それにしても疲れた…朝日が昇るまえに到着して、
明るくなってきた7時頃からスタート。
そして気づいたら3時間。
ボコボコしているところや坂を歩き回っていたせいか
普段使わない筋肉をつかってお尻が痛くなりました


森の中は変わり映えしないのであまり写真を撮りませんでしたが
今回は今までで一番取れたと思います。
すごく香りがただよってきます。あのポルチーニの香りでいっぱいです。
大きさはそこまで大きいものではないのですが
大きなスーパーのビニール袋約3袋分。

これらは全部きのこがすきな主人のおばあちゃんへあげました
森から車までの帰り道にあった家々。
この辺りの家は、もちろん一軒家も普通にあるのですが
こうしてつながっているお家がたくさんありました。

やっぱりくっついている方が暖かいから家もくっつけちゃうのかな。

そして庭がそれぞれ違っていてどこもおしゃれでした。
大きな屋根付きのテラス席があるお宅。

小さい入り口だけど庭が整っていてかぼちゃが置いてあった可愛いお宅。

2階もテラス席があるウッディーなお宅。

これぞ昔ながらの家!という雰囲気の薪が準備してあって
シーソーがあるお宅。
(ポーランドの家は庭が広いところは大体こういう2人シーソーがあります。)

木々も黄色くなって秋だなぁと感じる道中でした。
それにしてもここはワルシャワからだいぶ離れているからかもしれないけど
週末なのに全然人がいなくて静かな町でした

この辺はキノコ地帯なので、道路沿いでは採ったキノコを売っている人が
よくいます。
ちょうど買うために停まった車へ商売をしている人がいました。
どれくらい買ったのかな
相場がわかりませんが、自分でとるにしても時間と労力は必要なので
どうしてもフレッシュなものが食べたい人は買うのかな。
そういえばスーパーに確かに生のきのこは置いてないですね
!
今気づきました。
すぐ変色しちゃうからかな。日本みたいにパックにしたところで多分こちらのきのこは
もたないです。なんでだろう?種類がそんなに違うのかな。
しめじやえのき、エリンギみたいに売っていればいいのに、そういえば無い。
すぐ乾燥させるかピクルスのようにしてしまうかが保存方法です
ということで、先日インスタグラムに載せたものを書いてあったのですが
1枚しか写真が載せられなかったので追記として再投稿しました
