Muzeum Historii Żydów Polskich
先ほどTVで生中継していた「ポーランド・ユダヤ人歴史博物館」。
今日オープンということで、ポーランドの大統領コモロフスキさんと、イスラエルの大統領ルーベン・リブリンさんが来ていました。この人の祖先はポーランド人だそうです。
ポーランド・ユダヤ人歴史博物館
Muzeum Historii Żydów Polskichとは・・・?
「ワルシャワ・ゲットー蜂起」の70周年にあたる2013年4月19日に ワルシャワゲットー(ユダヤ人隔離居住区)
跡地にオープンした博物館。かつてのユダヤ人街であったムラヌフ地区に建てられた。
ユダヤ人の歴史だけではなく、ユダヤ文化も知ることができる。
—第二次世界大戦前、ワルシャワは、ヨーロッパでは最も多くのユダヤ人が暮らす都市でした(アメリカのニューヨークについで世界で二番目)。ポーランドの330万人のユダヤ人の1/10がワルシャワに暮らしていた。
豊かに育まれたユダヤ人の文化と暮らし、ナチスと戦争による破壊、共産党政権下での抑圧、
そして現在へとつながる1,000年の歴史を伝えるミュージアム。
<http://mindia.jpより一部引用>
今日は、「Core Exhibition」というのがオープンしたそうです。
今まではコンスタンスに展示するものがなかったようで毎度展示内容が変わっていたそうですが、今回常備展示の部分が出来、それでグランドオープンだそうです。
この1年間はお試し期間だったのでしょうか?
このコア展では、“1000年にわたるポーランドユダヤ人の今までについて”分かるそうです。
「どうやってユダヤ人はポーランドに来たの?」
「どうしてポーランドはヨーロッパで一番大きなユダヤ人コミュニティの場所になったの?」
「どうやってユダヤコミュニティをひろげて、それを再び復活させたの?」などなど。
ユダヤ人というだけで、大量虐殺された歴史のある中で、それでも力を持って生活しているのだから、根強いと言っていいのか、知ってはいけない裏の世界なのでしょう・・・これぞ知らぬが仏。
・・・実際表面的にですが関わってる人に聞くと、「ユダヤ人は変だから!」とか、「宗教的に無理」と色々理由はあるみたいなんですけどね。宗教絡んだら分からないのでもうお手上げです。
そもそもユダヤ人(jew)を見たことがありますか?
見れば一発で分かるのがユダヤの人たち、ジューイッシュです。
写真のように、黒い服装+黒い帽子+たっぷりのひげ+横におさげのようなもの
こんな人を見たらユダヤ人です。ワルシャワでも本当に稀ですが、見ます。
ちなみにこれはユダヤ教の蜀台。こんな形です。
この形をモチーフにしたお土産なんかもよく売られていますね。
カトリックとしてみるとやはり今でも差別があるジューイッシュの人たち。
主人も見たり聞いたりするとちょっと嫌な顔しますが、
ルブフ(ウクライナ)かどこかでシナゴーグ行ったときは
やっぱり沢山の人が罪もなく殺された慰霊碑があり、
ポーランド人にも沢山そういう人がいたために、やるせない気持ちにはなりますよね。
シナゴーグに入るとき、そういえばユダヤ教って写真のような小さくて浅い帽子みたいなものを
頭にのせるのですが、これがほんとうまいこと落ちなくてどうやってくっついているんだろうと不思議に思います。
そして調べていて気付きましたが、ローマ法王ってこの帽子いつもかぶってますよね。
そもそもキリスト教ってユダヤ教から来ているはずなのでおかしくはないと思うのですが、
とても敬虔カトリック教徒の主人はシナゴーグでも絶対に被りませんでした。冗談でも嫌だと。
ものすごく対立しているようで、この世の経済は全部ユダヤ人が操作しているなんてことも
言われている頭のきれるユダヤ人。
でも表ではあんまりよろしくないように言われていますが、うーんよく分かりません。
なんでここまで違うのかが不思議です。
脱線してしまいました。
建物は去年出来たばかりというのもあってとても綺麗です。
—フィンランド人建築家ライナー・マフラマキ(Reiner Mahlamki)が設計した、
波打つ形のコンクリート打ちっ放しのホールを含むその建物は
ワルシャワの中でも美しい建物の一つとされている。
ポーランド建築について2013年5月に書かれた記事が見ていて
「確かにポーランドの最近の建物こんなのばっかだわ」と面白かったので、
宜しければこちらもぜひ読んでみて下さい。
↓
己れの道を探す―世紀の変わり目のポーランド建築
これは行きたいと思ってチケットを調べたら、
どうやら時間予約制で15分に50人までしか入れないというもの。
そんなにいないと思うので普通に入れそうなものですが、どうでしょう???
ネットで日付と時間指定してチケットを買います。こちらからどうぞ→チケット購入ページ
日付を押すと買えるチケットの種類が表示されて、残り枚数も出ているので分かりやすいです。
ワークショップもあるようです。楽しそうですね!
日本で博物館や美術館にほとんど行ったことが無いので比べるのが難しいのですが、
ポーランドの博物館ってどこも綺麗でハイテクなんですよ!
中の様子。
新しいからというのもあると思いますが、その博物館に興味がなくても、
その技術がすごくて「すごい!」「おもしろい!」と純粋に楽しめます。
クラクフの織物会館地下にある歴史博物館も面白かったです。
そしていつの間に勉強も出来ている。
建物の作りだったり、見せ方も3Dの映像技術がすごかったり、ただ映像流れているだけでも
歴史がわかったという180度の半円スクリーン部屋だったり・・・予想外のハイテクさにびっくりでした。
ただやはりポーランド語が分かるのと分からないのでは楽しめる幅が極端に違うので、
少しでも分かるとより理解出来ます。最低でも英語は分からないと、展示品もなんだか分からず、
行っても3割程度しか楽しめないのではないかな・・・
ユダヤ人街を体験
ユダヤ教の天国(?)の間
見どころ<17世紀のシナゴーグ>
オンラインチケットを見てみたら近い日付はやはり人気なのか売り切れなので、
ちょっとしてから見に行ってみようと思います。
→2016/03/31行きました!!
館内の詳しい様子はこちらからどうぞ!
Muzeum Historii Żydów Polskich
場所:.Anielewicza 6, 00-157 Warszawa 地図
公式HP http://polin.pl/
営業時間:
月・水・木・金・日 10:00-18:00
the Core Exhibitonへの最終入場は16:30まで
土曜日:10:00-20:00
火曜日:休み
またポーランドの一部祝日も休館です。
1/1,1/6,イースター期間、5/1…11/1、11/11,12/25 etc
※突然オープン時間の変更もありえるので事前にしっかり調べましょう
チケット購入ページ(英語)
オンライン予約がおすすめです。