いつだったか、大分前なのですが、ある日の写真を見つけたので記念に載せておきます
ある初春か夏の終わりだったか、天気のいい日で気持ちがよかったので
ランチに行ってみたかったSATOgotuje サトゴトゥイェにいきました。
「さとうさんが準備(調理)している」という意味です。
住宅街の中にあって、こんなところに!というところなのですが
建物のペイントが特徴的な所です。
夜の写真ですが、こんなところです。

google mapより
きっとオーナーさんが佐藤さんなんだと思いますが、私が行ったときは日本人は
一人もいなかったので多分お休みだったのかな?
いい天気だったので外の席にしました

主人は日本のビールを見つけて早速アサヒビール、私は玄米茶にした気がします。

まずここに来て驚いたのは、店員さんがワールドワイド過ぎるくらいに、
ワルシャワでも珍しいなと思うくらいにいろんな人種ミックスだったことです。
注文をとりに来てくれた子は唯一のポーランド人の多分女の子で、日本語も少し話せる子でした。

エビフライがどうしても食べたかった私はとりあえずスターターとして頼んだのですが小さくてがっかり
39ズオティ(約1200円)だったので、ある程度の大きさのを期待していたのですが
小さい細いのが4本だけでした
おまけにソースがなくて、こちらでアジアンフードに必ずと言っていいほど
ついてくるスウィートチリソースのみ。
そしてキャベツもなにも味がついておらず、一体なにで食べれば…
レモン??
ソースか、塩か、マヨネーズか、ポーランドにあるものでも、なんでもつけられるのになぁと
私だったらこうするなぁと思うことがありました。
あるところはあるし、ここはそうしたサービスは無いというだけで、それはそれでいいのです。
もしかしたら言えばもらえたかもしれないですが、
そこまでするかというのもまた人によるもので、
私の場合はポーランド生活が長くなるほど、よっぽど我慢出来ないことじゃないと
リクエストをしなくなったので今回もしませんでした
こうなったのにも今までのいろんな体験があるからなのですが
きっとこちらに住んでいる人ならば共感してくれる人も多いのではと思います。
そしてこの後に出てくるものにソースがついているはずだからとエビフライは
1本とっておきました。

そしてメインで頼んだ定食です。
ヒレカツ定食36ズオティです。良心的価格!値段は和食なのに安くていいなと思いました。
ご飯、みそ汁、サラダがついているというまさに映っているものです。
この日は私はどうしてもカツが食べたくて、それでエビフライも頼んだのですが
とんかつはなかったのでヒレカツ‥といってもこれはただのポーランドのKotlet Schabowy、
わかりやすく言うとシュニッツェルでした
これは安いのも納得
すごく薄くて、そしてすごく棒状に細く切られていて、食べやすいのは食べやすいですが
たたいて薄くしてあるのでペラペラ感が強調されてしまっていました
ここにはソースがついていたのですが、ただ圧倒的に足らず…しかしこのために
冷えてしまったけどもとっておいたエビフライにも使って食べました。
この日たまたまだったのか、そういう場所だったのか分からないのですが
席についてからしばらく蜂がブンブンしていることに気づきました。
ポーランドは蜂は結構放置で、東南アジアのハエのような感覚というのか、
家に入ってきてもそのままだったり結構気にしないものです。
確かに何もしなければよっぽど大きなものでなければ危険はないと思うのですが
私はバンブルビー以外は苦手。

私の好きなバンブルビー。モコモコで可愛いです

少し大きめのosaオサというスズメバチ科の蜂
このオサがまわりをブンブン飛んでいて、
気にしないようにしていたのですが
なんとその蜂が私のまだ飲んでいないお味噌汁にダイブ

オサーーーー!!!
何してるのーー
まだ熱いでしょー…でそのまま溺れてしまったのか死んでしまったのです
オサが死んでしまったのも悲しいけども、私のまだ飲んでいないお味噌汁…
これはさすがに残念すぎると、交換してもらえないかリクエストして見ようと試しました。
中へ状況を説明しに行った所、若干の間はありましたが「(まぁいいんじゃない)」みたいな雰囲気で
ウェイターの子と調理場の子がやりとりして席に持っていくよとOKをくれました。
がしかしです。
普通ならばOKしてくれたなら新しいのをよそいなおしてると思うのが
私の日本で培われた常識であり、おそらく読んでくれている日本人の方々もそう思っているのではと
思うのですが、ここは日本でもなければ相手も日本人ではありません。
正直これはよそいなおしてくれたのか、蜂だけとっただけじゃないかという疑いは晴れませんでした
衛生とか、誰かのためとか、店員だからとか、責任とか、そういうのは基本的に無いのです
疑いたくはないのですが、そう思うようなことがあったからこんな捻くれているようなことを
書いていて、それがまた初めてではなくむしろそっちが普通になるほどに体験があるからなのですが
本当に日本というのは飲食店は味ももちろんおいしいのは当たり前、サービス、衛生、何かあったときの対応とか
(なんでもOKするというわけではなくて、対応の仕方とか説明とかしっかりしているという意味)
すべてが段違いに素晴らしい。
それを当たり前に過ごしてきたし、大学時代は飲食店でアルバイトもしていたので
働いている側としても心構えもあるしで、余計気になってしまうというのもあって
・・・すべては日本じゃないからしょうがない。それにつきます
心の中では「きっと交換してくれた」と思っていただきました。
 |
トイレも手作り感が満載で、ポーランドだけども
和風に寄せて色々つくられていました。
清潔なトイレで安心しました。 |
味は、ポーランドで食べる和食屋さんどこもそうなのですが出汁が足らなくてあまり味を感じません
ここのお店は評判も良いみたいで、googleには日本人のいいレビューもあったので
試しに行ったのですが…
未だ私が日本その物だと感動した「稲波INABA」のような本物の定食が食べられる和食屋さんに
出会えません
(ちなみに稲波は閉店してしまいました
)
「日本館NIPPONKAN」という中央駅近くにあった、こちらも日本人のフランクでいいオーナーさんの
和食レストランがあって、本物の板前さんもいてお寿司がおいしかったのですが、
その日本館もなくなってしまいました
新しい日本人が出しているお店はワルシャワも続々出来ています。
いくつか試しに行ってみようと思うところもあるのですが、
ご時世もあってかすごく高くて、
「これでこんなにするのか…」と価値が分かってしまうために
「だったら自分で作る!」と結局和食は自分で作ることが多いです
自分で作れば好きなだけたくさん食べられますからね
結局これがあって、とんかつは自分で作るようになりました
大きなエビフライは日本に帰ったときの楽しみにしています
ということで、どうしても「今日和食が何かたべたーい!!!」となったときには
どこかまた新しいところを探しにいこうと思います。
最近は専ら和食の気分となったらラーメンを食べに行っています
ラーメンの話はまたいつか
<メニュー>
Sato gotuje公式Facebookより
日本語のメニュー
