ロストバゲージのお手伝いをしたので最新版の情報(2022年12月)として
どうやったかを残しておこうと思います。
まず、ロストバゲージとは何かと言うと
その名のとおりバゲージがロストすることなのですが、
「預けた荷物がターンテーブルに出てこない」状態です。
経験がある方は少ないとは思いますが、経由すると稀にあります。
経由して、荷物が違うところへ間違えて運ばれてしまったりです。
この場合、航空会社の責任になるので基本的には航空会社が色んな保障をしてくれます。
届くまでに必要だった洋服だったり下着だったり購入した分をのちに戻ってきたりします。
1日にいくらまでとか買い物の内容については航空会社によってルールが違うので
詳しくは利用した航空会社のホームページなどを参照にしてくださいね。
ではワルシャワ空港に着いて、「自分の荷物が最後まで出てこなかった」となった場合に
ワルシャワショパン空港ではどうしたらいいのかこちらに書いておきます。
1.まずは破損の方の出口に出てきていないか確かめましょう。
預け荷物によっては輸送中に中身が破損して濡れてしまっていたりひどく壊れた場合には
普通のターンテーブルではなく、別に特別なもの用の受け取り場があります。
同じフロアにあるはずなので、そちらを探しに行ってみましょう。
2.それでも見つからない場合
ロスト(紛失)した可能性があります。
一度出てしまうと基本的にはもう中へ戻れないので、中で誰かスタッフ見つけて
事情を説明して(もし何か合った場合に戻るための可能性を残すべく)
おそらく「外で手続きして」と言われると思うので
まずは到着口に出てきましょう。
到着出口は2箇所あるのでどちらから出てきたかはマクドナルドがあるかどうかで
見分けますが、マクドナルドの方に出ていたらそこではなく、
左に進んでもう一つの到着出口の方へ進んでください。
そうすると、↑写真で女性が2人立っているところ、ここがそのポイントです。
Lost&Found
3.電話が二つ並んでいて、航空会社ごとでどちらになるか紙がはってありますので
ご利用の航空会社の方の受話器を取ってください。
全て電話でやりとりになりますので最低限の英語力が必要です。
ポーランド語または英語でのやりとりになります。
翻訳がスマホやタブレットで出来ても電話はどうにもなりませんから話せた方がいいですね。
特に一人旅の場合、頼れる人が現地にいない場合には最低限の英会話(聞く、話す)は必須だと思います。
日本で言う「もしもし?」は、ポーランド語だと「ハロハロ?」です。
これは言わなくてもいいですが、
日本みたいに「お電話ありがとうございますこちら○○です、ご用件をご用件を承ります」 みたいなことは何も言わないので
受話器をあげて、つながったら
こちらから「Excuse me」から始めて、何が起こったか伝えましょう。
例としては
「My baggage looks like lost, what should I do now?」
(私の荷物が紛失したようなのですが、どうすればいいですか?)
状況を伝えると、
預け荷物のリファレンス番号と名前を教えてくださいと聞かれます。
とりあえずこれが最初に必要な情報なので、
最悪英語が全くできなくても、数字だけは言えるようにしておいてください。
私が今回受けた場合は、ただのロストではなかったので少し説明が必要ではありましたが
とりあえず相手が何と言おうととりあえず自分の荷物のリファレンス番号を伝えて
是非調べてもらってください。
そうするとその場で調べてくれて
「今○○にあるようです」とか「もう届いているのであと○○分で出せます」
とか、その場で電話しながら教えてくれます。
電話の相手は音が聞こえている限りおそらく荷物を管理している現場の人なので、
オペレーターではないのですが、その分話が早いので希望はどんどん伝えましょう。
私が承った友人のケースだと、
偶然にも「今ワルシャワに向かっている飛行機に乗っていてもうすぐ到着します。」
「伺っているホテルに発送しますが、届くのは最大2日後になります」と言われたのですが、
翌日の午後のフライトで日本に帰る(友人)ので
「このまま空港で待っていたら受け取れますか?」と聞いたら
「もちろんです!1時間後に飛行機が到着するので、75分後にもう一度電話しに来てくれますか?」
とのこと。
まず荷物の在り処が分かってホット一息。
ちなみに3日間色んなところへ連絡したけども、その後はどこも何も分からない状態だったそうで。
その話を聞いて、待っているだけじゃ不安にしかならないのでとりあえず空港へ行ってみよう!と
こうして直接聞いてみたらちょうど届くところだった、という状況でした😀
75分ということで
空港内のコスタでしばし待機。
空港内はCOSTAコーヒー(これは出発ロビーの店舗)の他にも、マクドナルドやレストラン、カフェが
いくつかありますので変な時間でなければ時間をつぶす場所はあります😀
***************************************************************
ここで、今回の状況を踏まえ今一度
チェックインから乗るときまでの荷物ことなどどうなっているのか確認のため
この枠内のことは是非覚えておいてください😉
あなたは空港着きました!
国際線ならば空港に最低2時間前には到着しているのがベストです。
早い分にはいくら早くてもいいです、空港にいることが重要です。
チェックインをして、大きな荷物は預け荷物として預け、
その番号のシールをチケットに貼られて持っていますよね。
※これがロストしたときに一番重要なものになります。
あとは空港内で時間までお買い物なり食事なりゲート近くで本を読んでいたり、
搭乗時間までは各々好きに過ごすとおもいます。
で、その時間を好きに過ぎてしまって・・・
ことは起きます。
<買い物に夢中になってしまって、置いていかれてしまった>
<トイレにいきたくなって、遠かった上に並んでいて予想外に時間がかかり、間に合わなかった>
<ゲートの近くにいたがうたた寝をしてしまい、気付いたら置いていかれてしまった>
ということが無いようにして欲しいのですが
残念ながらこんなことも起こってしまうことがあるようです。
こうならないように空港内でゲートクローズする前に名前を呼ばれますが
それにも気付かないと置いていかれます。
航空会社としても他にお客様もいれば
その後の便にもその機体が飛ばないことには使えなくて困ってしまいますからね😖
✮空港のアナウンスは少なくとも英語で必ずありますからそれは聞くようにしましょうね。
ゲート変更案内が一番重要なアナウンスだと思います。
さて、こうなった時、飛行機に乗れなくて焦ると思います。
でもしょうがないのですぐに次の便があるかどうかなどインフォメーションカウンターなどで
チケットを買って行こうとしますよね。
その時なのですが、自分の預け荷物はどこにあると思いますか?
「預けたのだから行き先に荷物だけ先に行ってしまっているだろう」
と思う方が少なくないと思います。
実は、チェックインをしていても、飛行機って乗るときにもう一度ピッとチケットをやりますよね?
あれはチェックインした人がちゃんとその飛行機に搭乗したかどうかチェックしているのです。
それで、搭乗していない場合、その人の荷物は下ろされます。
<<<搭乗しなかった人の荷物は下ろされます>>>
これは基本的になのでもしかしたら例外はあるのかもしれませんが、普通下ろします。
そのため、
もしあなたがアナウンスで呼ばれているにもかかわらずゲートにすぐに現れなかったら
来ないとみなされ荷物を下ろす作業が開始され、走って搭乗口(ゲート)へついたとしても
「あなたの荷物はもうおろされてしまっているので御搭乗できません」と言われます。
その目の前の飛行機にはもう乗ることは出来ません。
搭乗時間にゲートにいないのが悪いのですが、
こういうことがあるとそのフライトの出発時間もギリギリまで待って荷物下ろしたりして
遅れているので、時間通りに乗った人からすればいつまでたっても出発しないと迷惑になります。
その遅延のせいで別の人が次の乗り継ぎに間に合わなくなることだってあります。
自分のせいで自分の予定が狂うだけでなく、飛行機の場合は空港職員の手間も増やし
世界中の人の予定も狂わせかねませんから
こうしたことは出来るだけ起こさないようにしましょうね。
そして飛行機に乗れなかった場合には
まずは預けた荷物を受け取りにいくことを忘れないように。
***************************************************************
友人はクラクフについてから
できる限りのこととして翻訳機を使いながら出発した空港へメールで連絡して、
荷物のやりとりで宿泊先の住所や電話番号などの個人情報を伝えてあとは待つだけ、という
状態だったのですが、
翌日も翌々日も届かず不安でいっぱいだった、
という状況でとりあえず身一つで到着したクラクフを過ごしていたようです。
幸いクラクフでも現地の友人といたそうなので服や下着、充電コード、衛生用品などはクラクフで
安心して買い物が出来たそうです。現地に知人がいるというのは頼もしいですね😄
※この買い物は友人の場合は保障外です。
しかし身一つのままで来られて、冬だったのでコートなども全部預けてあったそうで
(暑い国から寒いポーランドへ来られた)
ワルシャワで会うまで荷物なしで本当に大丈夫なのかと心配でした。
ワルシャワ観光をとりあえず再会して楽しみましたが、
ワルシャワ一日目、届かず。
ワルシャワ二日目、朝もまだ届かず。
夕方には届いているかな~と買い物だけ楽しんでホテルに戻ったらまだ届いておらず。
明日には日本に帰るのにこれはまずいということで
それで夕方空港へ行くことにしたのです。
これはもはやポーランドの鉄則と言ってもいいと思うのですが
郵便局でも空港でも買い物系でもなんでも、
メールや電話で連絡も出来る世の中ですが、行けるならまず現地へ行った方がいい!
75分経って電話かけにまた行って、リファレンス番号と名前を伝えたところ
「すみません、あと15分後にかけてください」
そして3回目には声で覚えられていて
「あぁ!あの荷物は、ええとあと10分で持っていきます!」
と、少しのびはしましたが、
荷物は受話器のあるその場へスタッフの方が持ってきてくれるのでそこで待って、
時間通りにスタッフの方がゴロゴロと荷物を持ってきてくれました!
受話器のところで30分弱待って、やっと荷物と対面!
あった~よかった~~~!!!
ということで、荷物には<RUSH>WAW(ワルシャワ空港行)のシールはちゃんと貼られていて
ちゃんとスタッフの方もやってくれていたんだということも分かります。
とにかく無事に戻ってきてよかった~~~~ということでした。
なんでこんなに嬉しかったかというと
LOTポーリッシュ航空もワルシャワ空港も友人の経路には全く関係ないのに
それらを全部金額の負担なくやってくれたからです。
LOTでもなければワルシャワも経由していない全然関係ないルートだったのに
「よく届けてくれたな」と、色々経由して来たんじゃないかなと思います。
時間がかかっても、自分のミスで置いてきてしまった荷物を
外国まで届けてくれるサービスがあるなんて、こういうのも航空料金内には
(予定では宿泊先のホテルまで届けてくれる)入っているのかも知れませんね。
ということで、実際に最近あったことと合わせて
数年前は無かったバゲージロスト紛失受話器の場所と受けとるまでの流れでした!
頻繁には起こることではないと思いますが、万が一に備えて是非覚えておいてくださいね😉
<追記>
実は以前にもロストバゲージが起きたことがあって対応したことがあります。
その時はまだこんな紛失連絡用の受話器は無かったので新しく出来たようです。
2015/2/9,2/12ガイド初日に起きたロストバゲージ!<ロスバゲ編>
この時は経由で起きた空港職員側の手違いによる荷物の紛失です。
空港でまず書類を書いて日程や宿泊先住所等、そのあと空港に直接何度か電話のやりとりを
ポーランド語でしなきゃいけなくて、
ワルシャワについたけどすぐにクラクフに移動ってことで
経由で違うところへ輸送されてしまった荷物を移動先のクラクフのホテルまで送ってもらうという
やりとりの上、無事に届いたということがありました。
これらも今は受話器で自分で出来るので、英語が話せる人ならば待たずとも直接自分で
できるようになったところがいいところだと思います😉
この時も真冬だったので雪用のブーツなどが初日からなくてお客様が大変そうでした😖
経由便はこれがまれに起こるので直行便はこの心配がない分安心というのが利点ですね😀
日本からお越しの場合には是非LOTポーリッシュ航空が成田から飛んでいますので
是非ご利用ください😉✈