12/04(水)の出来事でした。
15時過ぎ お財布をスられてしまいました。
常々気を付けろと言われていたので、
この日も敢えて空いているトラムに乗り、バッグは勿論前にして持っていたのですが
それでも気付いたらなくなっていました
今後もし同じような事が起きないように、またもしあってしまった人がいたら
対応に関しても今回どうしたかを残しておこうと思います。
先に日本との違いを書いておくと、
貴重品はまず返ってきません。日本ならお財布無くしても、
中身は抜かれてもお財布だけは戻ってくる事がありますが、
こちらではお財布も返ってきません。
転売もあるのでは?と考えましたが、それもまずないとのこと。
全ては証拠隠滅にすぐ捨てるそうです。
(あぁ勿体ない…私のお財布は某ブランドでまだ綺麗だったのに涙)
まず何が無くなったか。
特に大事なものだと、
★クレジットカード2枚
★身分証明書(ポーランドのID)
他にもポイントカードやお守り、お祖母ちゃんにもらった寛永通宝の古銭、
ワルシャワのSuicaのようなカードがありましたが、
それらはどうにも出来ないので諦めるしかありません。
現金は、外国はこういう事が多いので普段から殆ど持ち歩いていませんでした。
この時も入っていたのは日本円にして700円程度だったので被害は少なく済みました。
クレジットカードは止めればいいのでこれも簡単。
幸いな事に使われていませんでした。
問題は身分証明書。
パスポート紛失の場合には、警察は何も出来ないので
真っ先に日本大使館へ行ってください。(と警察で書いてありました)
私の場合はポーランドでの身分証明書なので、セントラルの警察へ行きました。
まずは悪用されないようにそれを止める作業と再発行のために警察で書類作成しなくてはなりません。
この時、私は自分のパスポートの番号、ポーランドのPESELという
個人番号のようなものを覚えていたのでよりスムーズにいきました。
どこかにメモしておくといいですね。
※でもお財布に入れて置くとお財布を無くした時に意味がないので
(それどころか大事な情報までもが流出の可能性がありますので)
別に自分だけが分かるような形で持っている事が大事です。
警察では、まずレセプションがあり、しばし待たされてから担当者が付き、
その担当者の部屋へついて行きます。
最初に、確実に最後にお財布を見たのは何時何分どこで、を聞かれます。
私の場合は、バスのチケットをお財布から取り出したのでその時です。
その後からみてないので、この時を「失くした時」と呼ぶそうです。
その後は、日本同様に、いつ、何時何分頃、どこで(
何番のトラム、バスで何処へ行くとき等)、
その時の自分はどんな服装で、
どの入り口から乗って、
どこに立ってて、どこで降りたか、
等詳しく聞かれそれ文書にします。
監視カメラでチェックするので、当時の服装も細かく聞かれます。
身長何センチで、ショルダーバッグはどちらの肩から下げていたか、
バッグの素材は革なのか布なのか、靴は何色だったかなどです。
私の場合は、
バスに乗って、その後トラムに乗り換えたのでその順番と番号を詳しく。
周りにどんな人がいたかなども聞かれたので話しました。
バスは空いていて、トラムは途中から少し混んできて、降りるときに人をすり抜けるようにして
行かねばならなかったのでその話をしたら「ほぼその時で確実ね」と言われました。
お財布の柄、ブランド、そのお財布の価値と中身の価値なども詳しく聞かれます。
最初は怖い顔をした無愛想そうな女性警官でしたが
私達が夫婦で、かつ私がポーランド語話せると分かってから途端に優しくなったように感じました。
勝手な想像ですが、「また通訳付きで外人が来たか(時間がかかるな、面倒だな)」と
思ったのだと思います。
実際に書類は全てしっかり本人に通訳する必要があります。
しかし夫婦ならば任せられる上に担当の方も「ご主人に任せていいかしら、その方があなたたちにとってもいいし
私の時間も無駄にならないわ」と言っていましたので 😛
何よりやはり外国人は文化が違いますから、常識的な話も通じなかったり気質なんかもあると思います。
ポーランドでの当たり前と私が思う日本での当たり前があまりにも違う事はもう分かっているので
その辺はもう全て残念ながら諦めです。
ただただ、なんて日本は治安もいいし警察もちゃんと仕事をするし、ちゃんとした人々なんだと
思うばかりです。
警察には通訳を連れた外国人が他に二人いましたが、何かしら外国人絡みの事件があるようですね。
全体で約1時間半程かかりました。
書類があるのですが、全てポーランド語で書いてあります。
それを全て理解した上でサインが必要なので通訳が必要なのですが、
私の場合は主人がポーランド人なのでそこで一任してサインだけ数枚の書類に書いて終わりです。
話を色々聞きました。その警官によると、
グループで行動しているスリ軍団がいるとのこと。
それはウクライナ人かポーランド人の可能性が高いこと。
しかし、最近はブルガリア人が多く入ってきていてその人たちの犯行も多いと教えてくれました。
さらにブルガリア人と言ってもブルガリアにいる乞食はルーマニア人が多いので
ルーマニア人は元々すでに増えているのですがルーマニア人に加えて
ブルガリア人も増えたという事になります。
ウクライナ人やブルガリア人と聞いても印象が分からないかもしれませんが、
例えるならば、
→悪いウクライナ人は日本に出稼ぎに来る違法滞在目的の野蛮な中国人
→悪いブルガリア人(もしくはルーマニア人)は明らかに肌から髪質から見た目の違う気の強いホームレス
(※あくまでも個人的な意見です)
です。
ウクライナ人はどんどん移民として増えていて、見た目にはポーランド人と区別はつきません。
ただ、ポーランド人に来るウクライナ人は貧しい人が多く出稼ぎ労働者だそうです。
基本的にはウクライナ人と分かると避ける傾向があります。
そしてウクライナ人の方が煩くマナーも悪く野蛮だと言われています。
これは私もポーランドにいるウクライナ人を見た上でそう感じます。
(どこの国も隣の国は仲が悪いのです)
勿論みんながみんなそういう訳ではありません。ちゃんと仕事をする人もいます。
ポーランド人の方がよっぽど悪いと思う人も沢山います。
ただ周りのポーランド人の話を聞いていると偏見的にそう思われることが多いという話なので
話半分で聞いてください。
今までルーマニア人がホームレスで多くいました。
今も増えている気がしますが、さらにブルガリア人も増えているそうです。
ブルガリアに行ったことがないので見た目が分かりませんが、警官や主人が言うには、
肌は浅黒く、髪がチリチリかクルクルとのことです。
見ればとりあえず違うからわかるとの事。
ルーマニア人との区別が付きませんが、いずれにせよ場所関係なく乞食行為をする人、
しつこい人はもれなくこういった見た目の人なのでそれらだと確信しています。
物乞いはプロ物乞いもいますので
観光中は完全無視して下さいね。
〈海外旅行のすゝめ〉
一、バッグは、口が閉まるものを。そしてなるべくいつも前にあるようにする事。
一、リュックは人が近くにとどまるような所では前に持ってくること。
一、お財布は盗まれてもいいものを持ってくること。(思い出の物などは日本に置いてくること)
一、パスポートのコピーを持ち歩くこと。(ただしお財布の中ではなく別の場所に。)
一、冬は厚着をしていて触られても気付きにくいのでより気を付ける事。カードは止めればいいですが、再発効までに時間がかかります。
カードを停めてしまうとNFCも使えなくなります。
アプリでバーチャルカードを持てる、再発行がすぐ出来るものが便利です。
(私はチャージ式のRevolutと言うものを使っていたので助かりました。)
という事で誕生日当日の朝一から警察行ったり移民局行ったりで大変でした。
現時点でクレジットカードは再発行分が届いたので良かったですが
IDの再発行が私にとっては物凄く面倒で時間もかかります。
とても気に入っていたお財布だったのでそれが無いことにも未だにショックを受けています。何年住んでるんだって話ですが、何年住んでても、どれだけ気を付けていても
私は隙を作ってしまったのでしょうね…
そして見た目はいつまで経ってもただの日本人女性一人旅の観光客。
いつも狙い目の鴨です。
分かっているのに、分かっているからこそ気を付けていたのに。涙
皆さんもどうかお気をつけください。