今日11/2は祭日ではないのですが、昨日11/1の祝日である「死者の日」よりも
重要な日とされています。
死者の日は、諸聖人の日とも言われますが亡くなっている方々全ての為の日。
今日は、準備出来た人が天国に行く日だそうで、全員行くという訳でもないので
“準備が出来た人”という言い方をしていましたが、上にあがる日なので重要だそうです。
でもここで不思議に思ったのが、
「でも最初に死んだときにもう天国行ってるでしょ?日本のお盆はお盆に帰ってきて
それでまた戻るけど、カトリックは戻っては来ないでしょ?そしたら毎年2日目天国に行く日
っていってももうそこにはいないんじゃないの?」と疑問に思って主人に聞いてみた所
「まあそうなんだけどね、2日目の方が大事だから行くの!
」
という事で、ほんとカトリックは矛盾が多すぎると思いつつそれがいいところでも
あるそうなので深くはつっこまないでおきます
昨日は私情によりお墓参りへ行かなかったのですが、今日は行ってきました。
今年もとても綺麗だったのでお墓の様子を少しここにも残しておこうと思います。

ずらっとこのようにどのお墓の上にも沢山のランプが置かれます。
ポーランドでは、ランプがお線香代わりなので、必ず持って行きます。
この死者の日(お盆)に限らず、クリスマスやイースター、命日などにも
ランプは置かれますが死者の日が一番数が多いです。
お墓の上にもお花を沢山飾るのですが、今年も大きなリースを手づくりしました。
といっても、昔作った本物の茎からのは気付いた時にはもう茎が枯れて
硬くなってしまっていて作れる気がしなかったので、断念。
代わりに葉っぱとお花は買ってきて、プチプチや硬いロールの芯などを使用しました。
工夫をして軽くてしっかりしていて、でもずっと外に置いておいても
雪が降って濡れても壊れないようにしました。
今年もお祖母ちゃんに「Super!」と褒めてもらえたので良かったです

前につくったもの。
背の高い草の茎を集めて編んでリースを作り松ぼっくりと造花を付けました。

暗くて分かりにくいですが真ん中には丁度誰かが置いて行ってくれた花束が
すっぽり入ったのでより豪華になりました。
それから写真には見切れていますが、大きな菊のまんまるな植木鉢が定番で置かれます。

他のお墓ですが、こんな感じの大きな運ぶのも大変なまん丸にうまく育てられた菊で、
ポーランド語だとchryzantemaフリザンテマと言うのですが、
フリザンテマだとキク科全体なので果たしてこの小さな菊は何と言うのか…
白・黄色・紫の3色が定番のようで、どの色でも特に意味があるわけではないそうですが
白赤で国旗にしているのもありました。流石ポーランド!
それでは、ポーランドの墓地ギャラリーをどうぞお楽しみください








ランプの形や色、サイズも色々あって、それぞれのご家族によって違うので
お墓自体も違うのですが違う文化をもつ日本人としても見ていて飽きません。
写真では明るく映ってしまっていますが、オレンジのキャンドルの光は温かく感じるオレンジ色で
ホワッと明るくて、それがずらっと沢山あるのでオレンジのホワホワに囲まれて
とても幻想的でした。
これがこちらの子供達からすると(大人でもそうかもしれません)やはり墓地なので
怖いそうです。
土葬なのでゾンビが出てくるんじゃないかと、そういうイメージだそうですが
火葬で幽霊の方が怖い私にはこんなきれいに飾ってあるディズニーランドみたいな
墓地はそんなに怖くないですね
それよりも、私目が鳥目なので本当に歩道が見えなくて暗い所が怖かったです…
(鳥目って最近言わないのか知らない方がいたら
鳥のように暗い所が見えにくい目の事です
)
今読むと何故こんななのかと恥ずかしいですが、
テンション高めながらちゃんと紹介している以前の日記も併せてご覧ください
→Święto Zmarłych 2015 ポーランドのお盆「死者の日」
★2014年)の記事もあわせてどうぞお楽しみください
★ワルシャワにあるヨーロッパ一広いと言われる墓地Cmentarz Brodnowskiについてはこちらからどうぞ★
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