2日目の月曜日もポーランドは祝日。
イースターはクリスマスと同じ位重要な祝日なので見事にお店はどこも閉まっています。
唯一、個人商店のようなお店は開けててもいいのですが、
法律で「公共事業所は休まなくてはならない」となっているので大きなデパートもお休み。
ということで、金曜日にたらふく買占め、
仕込んだ餃子も持って朝ごはんを食べに妹カップルのアパートへ。
この日の月曜日は「Lany poniedziałek(Wet Monday)」と言って、
人に水をかけていい日です。
なんだそれ!笑 という日なのですが、その辺を歩いていて、
水をかけられるかもしれないので要注意な1日です。^^
去年はいい天気ですでに暖かかったので公園では子供たちがきゃっきゃとやっていましたけど
今年はまだ最高気温も5度前後と寒いのでここまでの水掛けはしなかったのではないかと思います。
最近は誰も
“濡れたくない”“ちょっと迷惑じゃない?” という気持ちが強いようで(そりゃそうだ笑)
家庭内で楽しむことが多いようです。
基本的には男の子が女の子にかけるとか。
家では朝の目覚ましに水鉄砲で起こし、その日1日中水の掛け合いだそうです。
シロンスク地方に住む友人(女の子)も、朝早速お父さんに水鉄砲で起こされたと言っていました笑
山の地方ではこうして伝統衣装着てやるそうです。大人も子供も楽しそうですね^^
ただ風邪引かないか心配です^^;
ワルシャワは残念ながら朝から雨(のち霰時々雪)だったので、自然と濡れちゃったし寒いから
やらないでいいねということで妹宅でも特にこの水の掛け合いはしませんでした^^
妹宅でもご馳走です!
たまごがいっぱい!これこそイースターですよ。たまごを食べる日ですから!
そしていつも彼の実家から彼のお母様が作ったというハムの燻製やオーブン焼きも
おすそ分けでいただき、お土産も沢山もらいました。
大体11時頃について、早速たまごやサンドイッチをおしゃべりしながらたらふく食べ、
ケーキが出てきてこれまたお腹一杯。
その後ジューシーなオーブンで3時間焼いた大きなローストビーフのようなものを頂き、
またお腹一杯。
16時頃 みんな大好きな日本の餃子を妹と一緒に作って、これまたたらふく食べる。
WOWOWのような映画チャンネルがあるのですが、それで映画を見たり、
ドラマを見たりしてとにかく食べてソファでくつろいで食べて・・・笑
最後の映画が終わったのが20時半頃で1日まったりして帰ってきました。
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特別な事はしてないのですが、いろんな宗教的な祝日を過ごす中、
今年のイースターで気付いたのは、
こういった祝日は宗教的というものが最初の理由かもしれないけど、
そうでなくても「とりあえずやる」ということから若い人だけでもこうして集まる習慣が自然と出来ている。
行事事は自分達の小さな世界だけが楽しいだけで終わらせないで、
こうして人々とのつながりを保ってくれている機能があるんだなと感じました。
仕事は全員休みだから、仕事で来れないなんて悲しいこともないし、
祝日だから手紙を贈ったり(今はメールが多いですが)
おばあちゃんでも若い人でも、みんなよく電話もかかってきて、それこそ国外からもです。
(基本的にキリスト教が多いっていうのがありますけども。)
なかなか会えない人とでもこういった祝日のおかげで例え国が違くとも切れることなくコンタクトがとれる。
この2日間は主人の電話もよくなって、「イースターおめでとう~元気~最近どう?^^♪」
のような楽しそうな会話が聞こえてきました。
普段忙しくて連絡がとれない人でも、年に数回はこうして近況報告が出来るのがいいですね。
家族が大事なのは当然、それこそ親戚までは週1で会うまたは連絡を取り合うのが普通。
そして遠くに住んでいても行事には必ず会って、時には多めに休みをとって一緒に過ごす。
友人ともこれを理由に連絡が取れるからずっとつながっている。
友達と遊ぶよりも家族と過ごす時間のほうが長いと感じるポーランドの生活です。
そして、たまに若いのだけ、友達同士で会ってわいわいするのも楽しいという、
このギャップがいいですね。決して家族といるのが退屈なんて雰囲気がありません。
私は日本ではものすごく普通な暮らしをしていましたから、
一人暮らしして、家族との時間は実家に帰った時にご飯を食べるときくらいで
あとは自分の部屋にこもってテレビ見たりパソコンしたり。
電話は親しい友人でもなんだか恥ずかしいのでしません。
メールかSNSで勝手に近況報告して勝手にお互いを知っているような感じです。
(これは今でもですけど^^;)
ただ、個人的には祖父母とそのまわりのおじいちゃんおばあちゃんが大好きなので、
就職してからも週に1回は実家に帰って、
田舎の行事ごとには進んで参加したり時間があれば親戚には良く会っている方の人間ではありました。
ポーランドに来て、最初はいつも家族とばかりいる話を聞いて、
「いい年してなんで未だにそんなべたべたしなきゃいけないの?」「友達いないの?」とか、
気持ち悪いほどしょっちゅう電話していることに違和感を感じていましたが、
ここでは大事なのは家族なんだということをつくづく思い知らされます。
親は親でまた日本の親とも感覚が違うので、比べるのが難しいのですけどね。
文化が違うので同じ事日本でやっても、同じようにはならないと思うのですが、
これはこれで、いい生活だなと思いながら、ポーランド生活をこれからも楽しんでいこうと思います^^
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さて、最後にイースターといえばポーランドのピサンキという
模様がついたたまごが有名なのでたまごシリーズを紹介です。
これはよくお土産屋さんにも置いてあるので
見たことがある人もいるのではないでしょうか。
ポーランドだけでなく、どちらかというと東欧でしょうか、
チェコ・ウクライナあたりのピサンキもどれも綺麗です。
それから、クロシェで編んだたまごカバー。
ちなみにポーランドのたまごは赤いのが普通のなので白いのは貴重です。
これは去年のものですが、私が作ったものです。
切り絵つくったものをたまごにはりました。
ちょっとモダンなイースターエッグ!?^^
他にもつくってたまごケースに入れて飾っていました^^
本物の蔓で作った巣に入れてみたり。これらはお気に入りで今年も飾りました^^
今年のたまごはカービングです。
まず白に塗って、それから穴あけて、模様つけて、デコパージュしてと
ちょっと手の込んだものではありますがどれも気に入っています。
友達の子供にはふくろうのデコパージュしたものをプレゼント♪
もう一つ、一番簡単だけど一番綺麗なベージュのデコパージュたまご。
これもお気に入りで、綺麗に出来たのでプレゼントして今は手元になくなってしまいました。
なのでまた花を切り取るところから準備してイースター終わったけど
再び作ろうと思います^^
ということで新たな文化から趣味も楽しんでいるわたしでした。