今年もやって参りましたこの季節。
そろそろ窓を全開でないと暑い日が多くなってまいりました。
しかし。
そもそもポーランドの家の窓と言うものは日本のものとは構造が色々と違うので
何かと「おや?」と思うものが後から出てくるものです。
代表的なのは、「引き戸じゃない」 ということではないでしょうか。
二重窓というのもありますが、2回開けなければならないわけではないので、
言われて見れば二重になってるわと後から気付いた位です。
「引き戸じゃない」となると、開けるときにはどうなっているかと言うと、
窓の上だけ開くのと、玄関のように片側がぐーんと開くのですが、
そうなると「網戸はどこにあるんだ?」って話です。
ありません。欲しけりゃ特別につけるしかないのです。
住んで4年も経てばさすがに気付いてはいるのですが、
レールがあるわけでもなく、戸が入るわけではないので内側から貼るしか方法はない!
もっとちゃんとした網戸はないものかと常日頃から虫に刺され毎日どこか痒い生活をしている私にとっては
虫たちが活発になる夏と言うものは恐怖です。
そして網戸は救世主でもあります。
ということで、去年?おととしだったかな?張った網がへっぽこでひどいので
今日また新しく張り(この場合貼りかな)なおしました。
こんなのがあるんですよというポーランド日常生活レポートです。
用意しましたのはこちら。
種類は色々あるとは思うのですが、安くて簡単でというとこれがメジャーなようです。
ちなみにお値段は200円程度。
翻訳があるのが、ポーランド語・英語・チェコ語・スウェーデン語
ドイツ語・ロシア語・スロバキア語・ブルガリア語
というラインナップがまた珍しいんじゃないかと思います。
たまに(いや結構な確率で)英語がないこともあります。
中にはネットとマジックテープの半分側だけのテープが入っていて、
このネットを窓の大きさに切ります。
まず窓って手前に開くのですが、その溝の所にテープを貼るのでそこを綺麗に拭きます。
これがまた大変なのです。というのも窓が大きい&高いので普通届かないので
「落ちないでね!」といわれながらも頑張って椅子に上って淵にたって掃除しました。
そして、ぐるっと貼って「2時間待ちます(説明書より)」。
ひとつは140×40(だったかな?
もうひとつは137×70(だったかな?
その間にネットの準備です。ネットなので紙を切るようにはいかず、
適当だったのですが、ふたつめを切る時にあまりにも適当すぎたのか
「あれ!?足りない!」と切りなおす羽目に。
(測ったはずなのに・・・)
幸い5つ買っていたので無事張ることが出来ました^^
そしてビフォー&アフター!
何もない窓に、白いネットが張られました^^
ちなみにこの窓は一番よく開いている窓でかつ虫の侵入が激しいので、
ネットを2枚重ねにしてずれないように軽く手縫いし、
小さい虫までなるべく入ってこないようにしてあるのでより白く見えています。
2重にしてあるのに入ってくる虫は、よっぽど何か目的があるんだろうなと褒めてやりたいところですが、
耳元でプーンとしようもんならキンチョール攻撃です。
こちらは私がいつもいるところの目の前の窓です。
こちらは基本的には窓辺の所にネギやらハーブやら食べる植物が置いてあるので上しかあけません。
とはいえ、換気扇と言う物がうちにはなく、かつポーランドの家って基本寒いからだと思うのですが
風通しが悪いんですよ。なので空気が巡る感じが全くなく、
冬でも朝起きたらまず窓を開けて換気をする派の私としては気持ちが悪くてしょうがなかったのです。
しかし、そんな気持ち悪くてもあけなかったのは、
ここを開けると特大の蝿や蜂が必ず入ってくるからなのです。
蝿ならまだいい、とお思いになるかもしれませんが、とんでもありません。
こんな大きくてかつブンブンうるさい恐怖を覚える蝿を
私は日本では見たことがなかったので
きっとヨーロッパサイズなんでしょうか・・・見るのは平気ですが飛び始めたら恐怖です。
そして蜂。この蜂は多分スズメバチ。
あの大きさ、あの色、あのブンブンの音、そして何より余裕のある動き・・・
蜂に刺された事はございませんが、とにかく蜂が怖いです。
主人なんかドア全開で何が入ってきても平気でパソコンしてるんですよ。
「そのうち出て行くよ~」と・・・。
下のおばあちゃんなんかも窓全開、というかみんな窓は夜でも全開?
虫に対しても嫌悪感というか危機感というものが今まで日本で感じてきたものと比べると明らかにありません。
虫に刺されても、「蚊が入って来て刺されちゃってさ~」って、
「じゃあ窓を閉めればいいじゃない!」という話なのですが、
<何かが起こる前に準備する>という考えがあまりないようで、
<何かが起こったらこうしなきゃ>という人々が多い気がします。
<掃除したくないから汚さないようにする>というのが当たり前だと思っていたのですが、
<掃除したくないけど、注意しないから汚す→嫌々掃除する>というのが色んな所で見受けられます。
そう思ってるのは私だけかもしれないのですが、いろんな所でね、本当にそんなとこ!?
っていうところから違うのでもう外国は別世界です。
話が逸れてしまいました:P
この窓は基本的に大きな虫が入ってこなければいいので通常通り1枚だけ張ってあります。
少し話は変わりますが、ずっと不思議に思っていたものが窓についていて、
この機会に主人に聞いてみたのです。
「ねえこれなに??」
内側のココと、外にもついているのですが、
この4年間一度も触っているのを見たことはないのです。 そしてだからこそ汚い・・・
「え?これは外から空気いれるのにスイッチできるやつだよ」
「えぇ!?」
「え?知らなかったの?知ってるもんだと思ってたよ」
知りませんでしたよ!
見たら本当に穴が開いていて↑この穴が外についているものと
繋がっていて、フィルターみたいになってるので虫も入ってこず、少し換気が出来るようです。
「なぁんだ~だったらずっと開けていられたじゃんーーー」と思ったのですが、
外のフィルターの開いている部分は下を向いていて、
今日実験してみたのですが、意味はあるのだろうか?と不思議に思うくらいの風しか感じませんでした。
何より窓の一番上についているので、私の身長(154cm)ではまず無理。
主人(185cm)でも背伸びしてやっと開閉が出来る位なのでちょっと不便・・・
ですが、やっぱりこういった機能(換気が出来るようなの)はあるもんなんだなと感心しました^^
リビングの窓をあけても、料理した臭いが抜けないんですよ。
なんでこんなに窓開いてるのにこもってるのかが謎な程です。
(蜂が怖くて一番近いところを開けていないのが原因かもしれませんがそれでもねぇ。)
無事網戸(?)がきれいにリニューアルし、
今までは破けた所から虫が侵入してきて大変でしたが今夜からは安心して窓を開けて寝られそうです。
(ブヨにだけはどうかこれ以上刺されませんように・・・)
ついでに最近出来たもののお披露目会♪
これの大本を作ったのは去年だったでしょうか・・・
葉っぱと花だけつくって芯になる物がどうしていいかわからずしまってあったのですが、
やっと丁度いい細い針金を見つけてスズラン完成しました^^♪
作ってみたら、もっと花あればよかったなと思うのですがこの糸が何を使ったか覚えておらず、
色も太さも違くなるのは嫌なのでこれっきりです。
作った小さな一輪刺しにいれて飾ってあります。
そしてもう一つ!
これはちょっと頑張ったクロシェ!
モチーフつなぎのランチョンマットです!
モチーフを繋ぎながら12枚編み、その後周りを6段+淵を編みました。
実は使った糸が見本のものより細いのでやったので、出来上がりサイズも小さめに。
大体25×32cmです。お皿はデザートを食べるような一番小さなお皿をおいてこんな感じに。
大きなスプーンとナイフが置けているのでとりあえずなんでも食べられそうです^^
編み図を見たときに「お!これは!(カワイイ!!)」と思ったのですが、
いざ作ってみると過程を全部見ているからか、「あれ?こんなだったっけ?」と自分の中で印象が変わっておりますが、こんな長方形のランチョンマットが欲しかったので現在もう1枚編み途中です^^
2枚目はもう編み図頭に入ってるのでスイスイ編めています。フフフー♪
さて、明日は7月最初のお客様に会いに行って参ります。
今月は7組の方がいらっしゃいます。これから増えるかな?
中々外に出られないのでガイドはいつも楽しみです。
明日は初めて行くところもあるのでまたガイド日記でご紹介しまーす!
それでは、またー♪