先日他のお店からの問い合わせについて書きましたが、
もう一つ問い合わせたところからもお返事をいただけたので残しておきます。
こちらでは、結論としては 「溝がなくても230℃までならOK!」ということです。
詳しく見てみましょう。 (*マーカーや太字は私がつけたものです。)
ザクワディ社の製品については、従来は「オーブン皿・オーバル・大(Z 349)、
「オーブン皿・スクエア・大(Z370)」、「オーブン皿・オーバル・小(Z227)」 等のオーブンウェアも、
もともとは裏面の底に溝は付いていませんでしたが、 当時からオーブンウェアとしてザクワディ社が230℃までの
利用を保証する製品 であることには間違いありません。 現在はいずれも放射状の溝が付いた仕様に 切り替わり、
それらは厳密には280℃までの耐熱温度となっています。
本来、原料である天然陶土がカオリンという耐火に富む鉱物を多く含んでおり、
ボレスワヴィエツ陶器は全てこの陶土から作られているので、製造元が違っても オーブン、
食洗機、電子レンジの使用が可能という特徴があります。
また、WIZA社、Ceramika Artystyczna社、VENA社、Millena社、KALICH社 など
他社にも溝のないオーブンウェア製品が多く存在しています。
これは、前述したように原料の持つ特性に由来する丈夫さの理由となっており、
ボレスワヴィエツ陶器がメーカーを問わず製品全てがオーブン利用を 可能にする根拠となっています。
(※VENA社はヴロツワフで作られているので正確にはボレスワヴィエツとは呼べません)
実際にWIZA社、Ceramika Artystyczna社、VENA社のりんごポットは、底に溝は ありませんが、
いずれもオーブン利用には問題ないと各社が提示するとおり、 実際にどのメーカーのものでも
同様に使っていただけます。 勿論、おたずねのザクワディ社のりんごポットについてでも、
同社が230℃までのオーブン利用が可能な商品のひとつです。
余談にはなりますが、ザクワディ社が底に溝をつけるような仕様で 生産し始めたのは、
確か4~5年くらい前からで比較的最近のことであり、
これにより280℃までのオーブン利用が可能なものが増えました。
従いましてザクワディ社の製品につきましては、本来はどれも230℃までの オーブン利用が可能で、
溝の付いているものについては280℃までの利用が 可能なものがある、
とお考えいただく方が分かりやすいかもしれません。
同じ原料と製法が用いられているボレスワヴィエツ陶器ですので、
メーカーの違いによる取り扱いの差異は基本的には無く、 どのメーカーの食器も同じようにお使いいただけます。
とのことでした。
新しい情報も教えてもらえてさらに納得が出来る内容でした。
最後に長くなってしまいましたが、と一言ありましたが、こうしてしっかり書いていただけると
それだけ知識も合ってしっかり伝えたいんだなと伝わってきました。
原料の違いは正直会社ごとでどれくらい違うのかはわかりませんが、
少なくともボレスワヴィエツとはよばれる陶器は耐熱に強い物のようです。
溝が入っていたらそれは~280℃、 入っていなくても~230℃まで使えるということで、
普段のお料理でもおそらく一番使うのは200℃程度だと思いますので問題なさそうですね^^
どれも本場の方に直接聞いたわけではありませんが、
先日教えて下さったS&A株式会社代表、ボレスワヴィエツ陶器店舗アリーチェも経営されている
H様のお話と今回教えて下さったケルセン店長のN様のお話はとてもしっかりした知識の下にあることは
間違いない事だと思うので、お二人のお話をもとにこれからも使っていきたいと思います。
皆様も是非参考にして、これからも楽しく安全に使ってください^^
東京都にあるボレスワヴィエツ陶器のお店「アリーチェ」についてはこちらから
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