2015/07/16(水)
バルト3国を個人で周遊旅行をしているY様がこの日ヴィリニュスからワルシャワ入り。
夜中にミンスクへ旅立ってしまうということで、短い時間の有効活用に!とお供いたしました^^
天気もよく、夏日でした。
早速ヴィルニュスからのバスが来る待ち合わせ場所へ。
「Złote tarasy(ズオテタラシィ)の窓掃除はなんだか楽しそうだな^^」
氷河をのぼっているように見えました^^
中央駅隣のバス停に一部の国際線バスがとまります。
この日大渋滞が発生していたそうで、ルートを変えてきたとか。
それを知らない周りのヴィルニュスに行きたい人々は「本当にここに来る!?」
なんて聞いてまわっていました。
色んなバスがくるけども、ヴィルニュスからではなく・・・
ついに到着!
「このバスだ~!」と私もかけよりY様と無事合流。
さて、今回はガイドをする前に、
まずはミンスク行きの寝台列車チケットを中央駅で予約するというミッションがありました。
インターシティーではあるのですが、こういった国際線の場合、オンライン予約が出来ないので中央駅の窓口で直接買わなければならないのです。
バスの中でも残席を確認していたというY様。
バカンスシーズンではあるけども、きっと大丈夫だろうと私も思っていたのですが、
実際窓口で聞いてみると「満席です。」
えぇ~!?どうしよう~!?
「でも、オンラインで見ると、まだ席はあるってでてるんですよ」
「主人に電話して聞いてみますね」
「今朝ラジオでも言っていたけど、インターシティ(IC)が今システム障害中で使えないんだって。窓口が直接アクセスしているからそこが一番正しい情報だよ、満席って言われたならしょうがないね」
「だそうで・・・大本のシステムがダウンしてますから他のページに表示されてるのも信用できない数字ということですね。他の方法を探しましょう。」
ICのインフォメーションセンターにも一応聞きましたが、まず英語が通じない。
おばちゃんと若い子の2人だったのですが若い子もかなり片言でした。
おばちゃんはよくスケジュールを知っているようでいろいろ教えてくれたのですが、(ポーランド語で)
どちらにせよ、席がないし、ミンスク行きはそれ以外ないのでICは諦めるほかない。
「ICでもないようなので、ツーリストインフォメーションに行って相談してみましょうか。」
ツーリストインフォメーションは文化宮殿の下にあります。
ここでは、無料のワルシャワの市内地図や情報誌がもらえるので観光の最初に訪れるのがオススメです。
日本語版も数が少なかったですがありました。
ここで、カウンターのお姉さんにも調べてもらいましたが基本的には無理。
行くなら今すぐ出発して乗り継ぐしかない、というものでしたが、奥様のお土産もあるので
ワルシャワにはどうしても少しいたいとのことで、ムムムと悩みます。
行くならば、国境のテレスポルまでICで行って、その後自分で国境越えてミンスクへ・・・
もしくはバスがあればヴィリニュス戻ってからミンスクへ行くか・・・2人で悩みます。
文化宮殿前に停まっていたクラシックカー。クラシックカーはナンバープレートが特別仕様です。
とりあえず、行き方のめどをつけて、最低限の観光とお土産を買いに行きましょう!
ということで、まずはボレスワヴィエツのお店へ^^♪
奥様手作りのお土産希望のお手紙と照らし合わせながらY様一生懸命選んでいました。
なんて優しい旦那さんなんでしょう!
このあともまわって、合計3件見て、無事ご希望の物が揃いました^^
短い時間ですので公共機関をフルに利用!
メトロにも乗りました。ポーランドのメトロが予想外に綺麗でびっくりされていたY様。
確かに、東欧でチェコやブダペストなんかと比べると全然違いますね。
町自体も、バルト3国とは全然違って、それこそまず国の規模が違うという事を教えていただき、
ポーランドってやっぱり意外と大国なんだなと気付きました^^
「バルト3国自体も、それぞれの国が違うので3国と括るのもどうかと思う」、ということを聞いて、
確かにお話を聞くと納得。いつかそっち方面にも行ってみたいですね。
ここは田舎もありますけど、でも東欧というくくりの中で見たら、
それよりもヨーロッパという括りで見たイメージの方がポーランドは合うんじゃないかと思います。
ただ、通貨がズオティで英語が通じないっていうところで、ちょっと違うんでしょうね。
少しでも不安を楽になってもらおうと思い、アイスを片手に観光^^
これでも(小)なのです!
旧市街の歴史広場はこの日も沢山の観光客でにぎわっていました。
この日だけ、何故か羽蟻が大量発生していて、飛んでくる飛んで来る・・・・・・
一体何があったのでしょう、今までの経験上だとこの日だけです・・・
さて、観光も無事終え、カフェに入って作戦会議です。
バスがあればいいな、とポーランド語で色々検索したのですが、
ヒットはするものの、当日の予約が出来るものがない。
これがネックでした。
ミンスク行けそうなバスはいくつか存在はするのですが、今の今では予約できない。
もしくはどれも満席。
ヨーロッパのバカンスシーズン侮るなかれ。
やはりこれだけ大きなエリアでほとんどの人がバカンスシーズンで移動していますから、
例え平日だろうと関係ないのですね。(この日は木曜日)
最終的に、Y様が事前に調べていた、国境まで行って
その後現地でまたどうにかするパターンになったのですが、
夜に発っても途中の何もないところで5時間の乗り継ぎ時間がある・・・
そんな何もなさそうな所でおりてホームで一人で待つなんて危ない!
ましてそんな夜中に開いているお店やホステルがあるとも思えない・・・
朝ヴィリニュスから来られたばかりで移動だけでも疲れますし、
ココは少し無理を言って、ワルシャワで1泊して体を休ませてから翌朝出発をおすすめしました。
ホステルも以前ガイドさせていただいた方々のおかげで立地を覚えていたので
いくつか紹介して、あっという間でしたがお別れに。
その後、無事ミンスクにもたどり着けたとの連絡を頂けて、とても安心しました^^
地図を見たら、ヴィルニュスとミンスクって意外と近いんですね。
しかしワルシャワは遠いなぁ。
タリンがあっちの方にあるとは知りませんでした。
タリンもリガも海辺の町と言うことで、内陸のワルシャワとは雰囲気も全然違うそうです。
行った事のない土地の旅のお話を聞かせてもらえるのもとても楽しかったです。
奥様思いのとても優しいY様。
旅ではトラブルはつきものですのでこれに懲りず、
今度は奥様と是非ポーランドに来ていただけたらと思います^^
短い時間ではありましたが、私のポーランド語が少しでも役に立てて光栄でした。
半日どうもありがとうございました!