空港の名前って面白いですよね。
地名なことが多いですが、人の名前がついていることもしばしあり
日本でも坂本龍馬空港なんていうのもありますね。
その土地で大事にされている人なんだなというのもわかって
人の名前がついているのはとてもいいと思います。
ポーランドだと一番有名なのはやはりメイン空港であるワルシャワの空港、
「ワルシャワ フレデリク・ショパン空港Lotnisko Chopina w Warszawie」でしょうか😀
地元では元々の名前のオケンチェという地名の名前で呼ばれることも
まだ多いですが、今は正式名称となっています。
<このブログ内のショパン空港に関する記事はこちらからどうぞ!>
今回は
旅行先でどこが行きたいかなぁ〜なんて考えている中での候補の一つに
イタリアのバーリとマテラが候補で出てきて主人と調べていたのです。
そのバーリの空港の名前が
「Aeroporto Internazionale di Bari-Karol Wojtyla」
というのですが
「なんと!ヨハネ・パウロ2世の名前が入っている!👀!」
とびっくりしたのです。
「どこにヨハネ・パウロの名前があるの?」と
思う方がほとんどだと思うのですが、
実はこのヨハネ・パウロ2世の<本名>が名前に入っているのです。
ヨハネパウロ2世の本名は
Karol Wojtyła カロル ヴォイティワ
といいます。
このイタリア語の
「Aeroporto Internazionale di Bari-Karol Wojtyla」
を翻訳すると
「バリ・カロル ヴォイティラ国際空港」
となります。
本名の方を使うなんて、
法王としてではなくその人個人として人々に慕われていたんだなぁと
いうことを感じました🥰
てことは、バーリはすごくカトリックなのかな?
名前の表記はポーランド語表記のł(Lに斜め線)が
どうしても外国だとLになってしまうので
本当はヴォイティワなのがヴォイティラとなっていますが
これは彼の名前(苗字)のことです。
そして、
「なぜここでこの名前なんだろう?」と気になって調べました。
バーリの空港は「バーリ・パレーゼ空港 」という名前でしたが
2005年4月に死去したローマ教皇に空港を捧げるよう求めた多くの市民の要望に応えて
「カロル・ヴォイティラ空港」と改名されることになったそうです。
すごいですね👀
それで改名にまでいくなんて影響力の強さが感じられます。
ヨハネ・パウロ2世は生まれは、ポーランドのヴァドヴィツェという
クラクフから50kmほど離れた町。
Wadowice1:ヨハネパウロ2世の町ヴァドヴィツェへ
クラクフの空港の名前が正規式名称は「クラクフ・バリツェPort lotniczy Kraków-Balice」
なのですが、別名として
「ヨハネパウロ2世・クラクフ・バリツェ国際空港」があります。
ちなみにバリツェは空港がある場所の地名です。
私はてっきりこのクラクフの空港でしか名前がついていないと思っていたのですが
思わぬところでバーリで発見してびっくり。
そして、そして!
なんとこのヨハネ・パウロ空港という名前がついているところが
もう一つあって、
それはポルトガルにある小さな島の空港。
「Aeroporto de Ponta Delgada – João Paulo II」
ポンタ・デルガダ空港 – ジョアン・パウロ2世ということで
João Paulo IIがポルトガル語表記のヨハネ・パウロ2世という意味です。
そしたら、もうまた思いますよね。
「なんでこんなところでまたヨハネ・パウロ2世の名前がついたの?🤔」と。
ということで調べたところ、
この空港は1995年5月にできたようなのですが、
世界を旅する法王とも呼ばれたヨハネ・パウロ2世は
1991年にこのアゾレス諸島(この島があるところ)も訪問したそうで
それもあってこの空港は<ジョアン・パウロ2世>空港と命名されたそうです。
訪れただけでも名前がついてしまうヨハネ・パウロ2世。すごい。
私はイエスは信じていませんが、ヨハネ・パウロ2世のことだったら
信じられる、そう思うくらいに彼の博物館に行った時にそう感じました👀✨
それくらい、会ったこともないのに感じるものがありました。
なのでとても好きです🥰ポーランドだと至る所(主に教会)に銅像があるので
見つけると安心感と嬉しさがあります。
Wadowice2:ヨハネパウロ2世について
さて、ここで少し話が変わりますが
このポルトガルのアゾレス諸島って初めて聞いたのですが
日本でここの知名度ってどれくらいでしょうか?👀
主人は知ってて当たり前のように言ってきて、どうやらヨーロッパの人から
すればとても有名なとこだそう。
地名を見ても、たとえば
ポンタ・デルガーダ
テルセイラ島
ノルテ・ペケノ
ピコ島
ファイアル島
…
記憶にかすりもしないどれも初耳なものばかりです😂
だってこの島、場所としても
ポルトガルといっても本土からも遠いのです。
なんとなくでみてもらえればと思うのですが
右にポルトガルがありまして、左にはもうアメリカ大陸見えるくらいの
「大西洋も大西洋じゃないか!」という島。
リスボンからでも飛行機で2時間以上かかりそうな、そんな島です。
「テネリフェみたいなもんだよ」
という主人。
このアゾレス諸島というところは初めて聞いたので新たな知識として勉強になりました。
こっちの人はサイパンとかグアムを知らないし
(それもそのはずこっちの大西洋が真ん中に来る世界地図だと端っこすぎてわからないんですよね)
日本の世界地図で見たときと同じですね。端っこすぎて見えなくなってしまう小さな島。
こんなところに島があったのかい!と初めて知りました。
もしかしたら他にもヨハネ・パウロ2世の名前がついた空港あるかもしれません。
知っている方いたらX(旧Twitter)でもインスタグラムからでもいいので
教えていただければ幸いです🥰
そんなある日の出来事話でした😄
<あわせて続きもどうぞ↓>
Wadowice3:クレムフカという大好きなポーランドのケーキ
Wadowice4: 8月中旬のクラクフ/インフォメーションカウンター(2014)
情報引用元;wiadomosci.wp.pl