またもや久しぶりとなってしまいました。
実は3週間ほど日本に帰っていまして、そして12月中旬に戻ってきました。
今回は13年ぶりに誕生日を日本で過ごしたいということでこの時期にしたのと
友人親子も一緒に行くという前からの計画もあり、
最初の1週間だけひとりで帰って、
そのあと主人と友人親子が来て
2週間ほどAirbnbで借りた部屋で四人で過ごすという生活をしておりました。
友人親子は初めての飛行機でもあったので
それはそれはもういろんなカルチャーショックはあったと思うのですが
お父さんと娘さんとで来ましてね。
色々お買い物を楽しんでいました。
お父さんの方が日本に行くのが夢だったので
今回、飛行機恐怖症を克服して無事に来れてよかったです。
いやーそれにしても外人が多くてびっくりでした。
都内しか行ってないのですが、日本に帰る度に店員さんすらも
外人が多くて増え続けている気がして
私もカルチャーショックがありました
ということで、ポーランドに戻ってきてから時差ぼけがしばらく治らず
夜型生活から朝方生活になって4時とか5時とかに起きてという
今までにない生活をしているのですが、
あっという間にクリスマスがきたということで
24日の様子を記念に残しておきます。
イブニングディナーということで、
スーパーで色々買い込んで。
ポーランドはこのクリスマスイブが大事なのですが
このディナーで12皿用意しなきゃいけないのと
とりあえずこれとこれは、という決まった品目もあるのでそれらをば。

まずシレジというセイヨウニシンのオイル漬け。
クリスマスイブはイブニングご飯を食べるのが重要イベントなので
祝日でもないのですが、早上がりしちゃう人がほとんど。
そんなクリスマスイブはお肉禁止デーなので魚料理となります。
おばあちゃんちからいつもこれを食べていたのでこれからもこれで。

しかしながら、主人はこれが好きじゃないので私の分だけ。
玉ねぎがのっているのですが、すっぱいオイル漬けでご飯とベストマッチな味です。
私は大好きなので日常的にもたまに買います
さぁここにいろいろ並べていきます。

サラダも作っていくのですが
缶はさ…開けちゃうとさ…本当に保たないのよね…
すぐ悪くなっちゃうので、あけたらすぐにこれです。
毎回作りつつ、小分け冷凍作業も同時進行で大変です。
大変だけど、でも面倒な作業も好きなので楽しんでいます。
余談ですがこの缶のグリーンピースがそのままで本当に美味しくて
サイゼの青豆のような、昔のシュウマイの苦いグリーンピースとは全然味が違うグリーンピースで
とても美味しいのです。いつも多めにいれてしまいます

これもクリスマスに食べるものの定番のひとつ。
小さなピエロギです。
わかりやすくいうならピエロギが餃子、これはワンタンというかんじ。
ワンタンのようにスープに入れるもので、
バルシチにいれるのです。

餃子といってもお肉禁止デーなのもあって、
ポーランドのピエロギといえば一番伝統的でありどこにでもある具。
そう、ザワークラウトときのこのピエロギです。
正確にはこれはピエロギではなく、USZKAウシュカといいます。
耳みたいな形しているので(名詞がちょっと変化していますけど)耳という意味です。
中身も普通のピエロギと同じなので焼いても美味しいはずと思い、
たくさん余るのでついでに焼いたものも食べよう!
先に作って冷やしておけるもの、茹でておくものからどんどんやっていきます。
となりでジャガイモとサラダ用のパスタも茹でています。
部屋が保湿されていく〜
♪

そして、「クリスマスなんだからケーキが食べたい!!!」
ということで、例年通りスポンジも焼きました。
ポーランドはクリスマスにケーキはありません。
ドライフルーツが入ったパウンドケーキが一般的かなと思います。
センカチュというバウムクーヘンのようなものもあるけど
日本でクリスマスと言ったらスポンジに生クリームにいちごやフルーツ、チョコが
ではないでしょうか
もう!そんなものはないのです!
(あっても見た目だけでまったく美味しくないまでがセットです
)
なので作るのです!

スポンジはとても簡単にできて失敗することがない江口和明さんのレシピを参考にして焼いています。
シュークリームも皮もカスタードも美味しくできたりでとても信頼しているシェフです。
お菓子作りの際にはぜひみてみてください
https://www.youtube.com/@KAZUCHOCOLATE

ということで今回も綺麗にやけたスポンジはベリーケーキにしていきます。
ラズベリーもブルーベリーも美味しそう!
あとはどんどんできてはすぐに冷蔵庫へ。
写真を撮っていないのですが午前中から15時半まで作り続けて完成したので
早めにイブニングディナー開始しました。
Wesołych świąt!ヴェソウィフ シュヒョント!

クリスマスイヴの日にメリークリスマスをいうのがポーランド。
イブのことはWigiliaヴィギリアといいます。
イブの儀式はオプワテクから。
これをパキッと割って、wszystkiego najlepszegoとか健康を願ったり
年末年始の挨拶みたいなことをします。
これでよく毎年クリスマスって三が日みたいだなと思っています。
このオプワテクは、小麦粉と水でプシュッとやっただけなので
賞味期限とかもないそうなんですが
これ実は何年も前の…
教会で買うものなんですけどね。
特別な封筒に入ってて、年号も入っているやつなのですが
それをみたら怖いほどに昔のもので
!!
大丈夫というし、もちろん大丈夫なんだろうとは思いつつ…本当に大丈夫です。
お腹は壊していません
ということで今年のディナー!
完成したものです

作ってみたかったきゅうりツリー
(楊枝がなくてパスタで作っておいたらふにょふにょになってしまい
直前で差し直して持ち堪えました
)

バルシチは赤かぶのすっぱいスープ
ここにUSZKAがいます。
これだけでいつもはお腹いっぱいになってしまうので
本当に小さい器で、ほんとうに胃を慣らすための分量だけで。

もう一つのサラダはポテトサラダをブロッコリーでリースのサラダに。
ピンクに見えるものはハムではなく、マヨネーズに赤かぶの汁を少し混ぜてピンクのソースにしたものです
それから、ジャガイモはバターとディルで。
これもポーランドのじゃがいもといえば定番の味付けです。ディルが欠かせません。
ミゼリアというきゅうりにすっぱめのヨーグルトとディルであえる夏のサラダがあるのですが
(日本的には漬物くらいの位置です)それもやっぱりディルが必須で、スープとか
いろんなものに使います。あんまり日本だと馴染みのない味で苦手な人が多いのではという味なのですが
逆に好きな人はきっとなんにでも使いたくなるそんな味。
ディルというハーブはポーランド料理に必須の一つですね
右上は魚料理のメインで、Dorszドルシュ=鱈です。
でっかい鱈を買いました
古い伝統でいけば本来は鯉を食べるそうですが、まわりで鯉を食べるという人が一人もいないのと
(絶対美味しくないだろう…)という疑念が拭いきれないので、魚は海に限る!
ということで鱈です
鱈はポーランドでも普通によく売っていてレストランにもよくある
魚の中では手頃に食べられるありがたい白身魚なのです

ケーキは、ブルーベリーとラズベリーもりもりで、生クリームは実は私は
あまり食べるとお腹を壊すようになってしまったので量は少なめで、
ぼってり雪っぽい雰囲気だけだしてこれで
(粉砂糖をかけたらもっと可愛かったかもしれない!)
このラズベリーが甘酸っぱいよりはもっと甘くて、すごく美味しかったです

ということで、はたして12皿あったのかは正直わかりませんが、
お腹空いてもー食べちゃおーーー!ってことでこれで完成としました
バルシチ、ジャガイモ、鱈、焼いたUSZKAは
温かいものであつあつで食べられて
サラダやデザートも美味しく食べて、満足のイブでした
ケーキはこの日二人でホールを食べ切ってしまいました
翌日25日もブルーベリーが残っていたので再度スポンジ焼いてブルーベリーケーキを食べました
ポーランドは25、26日が毎年クリスマスということで祝日でお休みです。
26日は旧市街へ行ったので、今年のイルミネーションの写真はまた別の日記で
今年のクリスマス日記でした