ファーのベストをリメイク️しました

このファーベストはその昔流行ったもので、20年前ほどでしょうか…?
ジレという言葉がベストがわりに使い始めた時ではないかと思うのですが
夏でも冬でも流行った時代がありました
このファーベストも着るとあたたかくて、ポーランドにもわざわざ持ってきて着ていたりしたのですが
最近は体型も変わり着なくなってしまって、ずっと箪笥の肥やしとなっておりました。
ちなみにarchivesというお店のものなのですが、今でもあるのかな?
私はルミネが好きで、北千住のルミネによく行っていたのですが、多分これもそこで買ったもの。
ちゃんとした買い物といえば渋谷〜原宿〜表参道に行くか、そこまで行くのが面倒だったら
駅ビルで買うかどっちかだった記憶があります。
ふらっと立ち寄っていろんなお店見て、でも渋谷ほど気合い入れずに行けるという
ルミネは気が楽で好き
今みたいに普通のいいブランドの服屋さんがイオンに入ってるなんてなかった時代。
(イオンがそもそもなかったかも?イオンってジャスコだったもんね?)
今もこの時の思い出からルミネは<ルミネ>ってだけでなんだか好きです
♡
日本に帰ったらまたルミネ行きたいな
なんでも入ってるしな
話が脱線してしまいました
この素材はフェイクファーだと思ったら
ちゃんとラビットファーで(だからすごく暖かかったのかと納得!)、
やっぱり使わないのは勿体ない。
ちゃんと使えるものにしたいと考えていた数年間でした。
そして先日、再び向き合いながら、どうしたものかと考えていました

とりあえず切らなくては想像も膨らまないので切り出します。
勿体無いとおもいつつ、なんでも分解するというのは面白いです。
こうして普段見ることのなかった中を見てみると、
小さな毛皮を少しずつ継ぎ接ぎして一枚の大きな布にしていることがわかります。
表には全くこのつなぎ合わされているところがわからないので
これが職人技だということもわかります。
最小限のパーツとして手前側を外しました。

ふと手に巻いてみて、長さ足りる!
これでファーカフスが作れるのでは!と早速作ることにしました。
手前の小さい方の布を使って無事できました。

DIYファーカフス
これは簡単にただ縫い合わせて、ゴムを通して作りました。
裏地もそのまま利用して、裏地だけが引っ張られるので表にはゴムで弛むこともなく
いい感じです。
トレーナーやセーターの袖のところで止まっていてくれればいいので
落ちなければいい、くらいのきつさです。
ご飯の時とかはすぐに外したいしと思って、最初はフックやパッチンと止めるのも
考えたのですが、ゴムが一番簡単
見た目にもずれても繋ぎ目がないので綺麗ですしね
これを縫う時に、毛が巻き込まれてしまうこと、切るにあたっても皮ぎりぎりでないと
毛を切ってしまって短くなって見た目に段差が出てしまうなど
毛皮を縫うって難しいのは頭では分かっていましたが実際にやると
どうしたらいいんだと悩みながら熟練の技と知識が必要なんだなと改めて思いました。
(私は適当にやりました
)
そして大きく余った背面のところ。
これだけでポーチにしてもいいけど、ポーチなんてたくさんあるし、リアルファーである意味もない…
ただバッグの中でボロボロになってしまうよりはやっぱり外に出せるものがいいなと
とりあえず端切れをポンポンにすることにしました。
そして、「これ1枚だけではなく、異素材と合わせて大きな布にすればいいんだ!」と気づいて
ちょうどあったおグレーの合皮と合わせてバッグにすることにしました。

底とからだ側に合皮をあわせれば、すれても大丈夫。
毛が禿げてしまうことが悲しいですからね、極力すれないように。

形は持っていないバケツ形にして、ポイポイ入れる用に。
ということで丸底です。
底の部分はペットボトルなど重いものを入れても沈まないように
プラスチックの板を丸く切って布を貼って敷いてあります。
たしかこの板はお寿司を頼んだ時の器です
薄過ぎず、厚過ぎず、大きなハサミなら切れるくらいの丈夫さがあって
仕切りや中敷きにちょうどいいのでとってあったのです
さて、上はどうやって閉じようかと悩みました。
マグネットで止める?
巾着はなんだかもたついてしまって変。
「ただ折るだけでもいいのでは?」と折ってみて、
合皮が表に出てくるけど、それも悪くないことに気づきました。
「この部分に何か飾りの金具のようなものがあればなぁ…」
「でもそんなものはない
」
うーんどう飾ればいいのかな。
そこでふと、「使ってないビジューある!」と思い出して、置いてみました。
これが良さそう️!

花のように真ん中に大きくワンポイントにするか、
散りばめるか、
色はどうするかで一晩悩みました。
でもそんな悩んでいる時間も楽しいもの
そして最終的に濃いめの色のビジューを使って
散りばめて縫い付けることに。
最初はボンドで固定して、これがどれくらい強いのかわからなかったので
これだけでもいいかなと思ったのですが、やっぱりそんなに強くなさそうだし
縫い付けないと心配な私は結局全部縫い付けることにしました。
引っ掛けても取れない安心さがあれば遠慮なく使えます

一つずつ縫い付けて完成しました!
Dカンもつけてあるのでこれでショルダーバッグの完成です!

冬はビジューが宝石のようで、クリスマスシーズンの華やかさにも合っていて
とても似合う季節だと思うのです
カジュアルにお出かけするバッグを作る予定でしたが、これはちょっとおしゃれした時にも
合うのではと、予想外に可愛くできたのでとても満足しました
自己満足のアップサイクルです
こうしてまた捨てて片付けなくてはならないはずだったものを救ってしまい
ものの数としては±0となってしまいましたが
使わないものが欲しいものとなって生まれ変わったのでよしとしましょう