ポーランドのスタンダード。
それはクーラーがないということ。
それは網戸がないということ。
夏の日が長いということ。
それは夜がいつまでも暑いということ。

某詩のような始まりになってしまいました。
「生きる」谷川俊太郎を思い出しました
小学校の時の卒業式で覚えさせられた記憶があります。
ポーランドの夏というのは日が長いので、
湿気がないのはいいのですが、ただ22時を過ぎてもまだ暑いのです。
それから冷えていっても一番寒いと思うのは朝方。
しかし朝といっても日の出は4時半頃。
やっと涼しくなってきたと思ったらまた日がのぼってきてしまうので
日当たりのいい部屋だと起きる前から部屋が暑くなってきます。

こちらの窓はこうして上が開きます。
ポーランドに限らないと思うのですがEUはどこも同じかな?
窓のノブを上までぐるっと回すとこうして上が開くようになります。
横にすれば普通に開きます。
でも窓は手前に開くので窓の前に何か置いてあると
あけられない難があります。
上があくと、雨が降っていても雨は入ってこず
空気の交換ができるのがいいところです。

この日は暑い日。
最高気温は35℃。
ポーランドでも近年はこの温度にまであがるようになりました。
ポーランドは基本的にクーラーがありません。
ホテルでもないところがあります。郊外や地方は特に多いです。
(冷蔵庫がないのが普通なのもついでにお伝えしておきます。)
これは観光で来る方は夏に来る場合、安いホテルに泊まる時には要確認です。
夜が暑いことはよっぽど暑い日が続かない限りは日本よりはマシで涼しく感じるかも
しれませんが、メルキュールやノボテルクラスならばクーラーは普通についています。
ただ地方だとないかもしれないので、冷房と冷蔵庫の確認はぜひしてください。
ポーランドのホテル事情は日本と全然違うので、
アメニティはハンドソープだけはあるくらいで、アメニティは基本ないもの。
ティッシュもなければゴミ箱も部屋になかったりします。(洗面所には大抵あります。)
ケトルはあることが多いですが、ただコップがきれいかどうかは謎です。
水道水もそのままは飲まない方がいいことが多いので、必ず沸かして。

話がそれてしまいました。
そう、ここは今ホテルにいます。山間部のホテルです。
暑い日というのはもう窓をあけるしかありません。
でも網戸というものがないので(そもそも戸じゃない)虫は入り放題です。
蜂、蚊はもちろん小さなのも沢山。
夜は電気のあるところに集まるので、天井に沢山
ぁぁぁぁぁあ
こんな時のためのレースカーテンかと思いたいですが、
確かに無いよりは何倍もマシですが
上も横も下もあいているので入ってきてしまいます。
蚊取り線香や虫コナーズなんかもキャンドル方式だったりして
無くはないのかもしれないけど
そうしたものは屋外用が一般的。
虫は入ってきてもなんともないのが普通な気がします。

私は刺さないとしてもブーーーンと部屋のどこかで飛んでいる音や、
プーンと耳元を飛ぶ小さな虫の羽の音がとても嫌なので
どうやって寝ようか、いや寝られません
それで日の出とともに我慢できず起きて書いています。

ワルシャワの家は年中日陰なので夏も涼しく市内なので虫も少なくで
快適なのですが、地方、まして山も山に来てしまっているので
「そういえば(こういうところは)こうだった」というのを改めて実感し、
あれやこれも持ってくればよかったと後悔しています。が後の祭り
この夏、またあつい闘いが始まります。
あぁとにかく網戸さえあればいいのに!
(山間部のホテルにて。)
※ちなみに一般家庭ならば貼る網戸やマグネットの網はあります。
その昔住んでいた家で貼った時の日記があるので
どんなのを貼ったのか見てみてください
網を張りました!&クロシェランチョンマット完成!