先日初めて同じアパートに住むとある家族とお茶をしました。
我が家へ招待して、私はシュークリームと抹茶のスコーンを焼きました♪
ここへ引っ越してきてから何故かよく会うご家族で(他の人とはこんなにばったり会うことがなくて)
きっとこれも何か縁があるんだろうとお互いにずっと「お茶しに来なよ」と誘い誘われ、
タイミングがやっとあってお話ができた訳です。
とは言っても、こちらの文化がよく分からないのでどこまで聞いていいのかだったり
そもそも何時に招待すればいいのかだったり分からない事だらけで、
その上でポーランド人の主人も「僕も分からないよ」と言うのでお手上げです
果たしてこれで良かったのか、とりあえずジュースや紅茶、おやつやつまみになるものを用意しました。
2時間ほどの時間でしたが
職業だったり出身はどこなの、とか、
このアパートの住み心地はどうか、ほかの住人との話などを中心に、世間話と
4歳の女の子もいたので一緒に遊びつつ過ごしていました。
シュークリームを喜んでもらえて、
「(そうでしょ~ポーランドのシュークリームより格段に美味しいでしょう~~)」と
心の中で思っていました
ポーランドのシュー生地がエクレアでもそうですが美味しくなくて
自分で簡単に作れることを知ったのでよく焼いています
(Youtubeのおかげです!参考にしているチャンネルを最後に載せておきます)
マグネットでくっつく平たい三角や四角のクリアプラスチックをつなげて
家を作ったり車を作ったりしました。
まだスマホ依存になっていなくて安心しました
新築のアパートなのですが、部屋によってそれぞれ問題があって、
例えば彼らの部屋は端の部屋で、私たちの部屋より一部屋多い間取り。
端は外に面している壁が多いので冬が寒いというのが難点で
日本とは逆で人気がありません。その代わりこうして間取りを変えて売るわけですね。
彼らの家の問題は、
寝室の隙間風が酷くて寒いというのと、換気扇から他の部屋の空気が逆流してくるというもの。
これは我が家も困っていました。
うちには何処かの部屋の魚醤とパクチーの混ざった臭い、
彼らの家は煙草の臭いが入ってくるそうで、とにかく部屋中が臭くなります。
24時間の部屋の換気扇がついているにもかかわらずです。
(ということはこれもたいして機能していないのでは!?
)
キッチンの換気扇はうるさいのにこれをずっとオンにしておかなければなんて、
建物もしくは換気扇を取り付けた業者の責任だと思うのですが、
そんな責任なんてものはこの国には残念ながらほぼ存在しません
しかも音の割には全然吸っていなくて、これはどうなのと思うのですが…これでもいいのを取り付けたので
もうこれで十分吸っているでしょうと言われたらどうしようもありません。
寝室の隙間風については私達の部屋は大丈夫なのですが
彼らの部屋は冬は寒くて大変だそうで
なのにそれもどうにもならないんだそうです。
3重窓なのに
3重窓の意味
うちはすきま風は無いのでヒーターも少しで十分効いて冬も快適です。
しかし何にせよ問題があっても大抵のことは諦めがつくのがすごいと思ってしまいます。
しかし&しかし!!
現実的に確かに何度言っても結局<時間の無駄>というのは日常生活からもうあらゆることで経験済。
どうにかしようとする気持ちが業者側にはなく、裁判も起こせるけど裁判所もにしても時間が年単位で
かかるのでそんなの待っていられないですよね。
何にしても、諦めた方が早いし気持ちが楽となるのです。
それくらい、本当に大変なんです、いろいろと。
日本みたいなハイレベルハイスタンダードで生きてきた身としては耐えがたい事山盛りです。
お腹いっぱいです
しかしこれが外国
わりきるしかない。
新しい建物なので、まずはそれぞれの家が家具やらなにやら全部運び入れて
建物が重くなりますよね。
それで建物にヒビが入ります。
今いろんな所ではいりまくりです。
地下の駐車場も亀裂だらけで怖いです
これも最初の2、3年はそうなるという常識なので、しばらくは直さずそのままだそうです。
新築と言っても、最初は床もキッチンもトイレも家のなかのドアも、
<何もない状態>から鍵を渡されます。
最初に作られてしまって、鍵を渡される=共用費などを払いつつ、不要な壁を壊したり
希望のキッチンの場所、トイレの位置などにするため作られたものをまたすぐ壊して作り直します。
これが普通だそうです。なんたる無駄なことか…。
そして中のデザインは基本的にはデザイナーを雇います。
だからどの家もおしゃれなのかと納得。
日本だと自分でショールームへ行って選んだりその会社の人と選んで
その業者さんが工事までしてくれると思うのですが、
こちらの場合はデザイナーが戸棚、照明、テーブルに椅子に床にと全部デザインしてきます。
提携している家具業者がいて、それでコミッションがあるようです。
どこまでそれどおりに買うかは自分次第なので、デザイン料だけ払って似たものを自分で
ネットや家具屋で買うのはOKです。
購入したら次はそれを設置してくれる業者を探さなくてはなりません。
照明が届いたものが壊れていたり、LEDなのにすぐ切れたり、これまた色々ありました…。
ちょうどコロナ始まりあたりだったので配送から工事からかなり時間がかかりました。
そして1回で綺麗に仕上がることもなく、お願いした通りにしてくれなくて何度もやり直しを
してもらったりね…なぜ相談もなく勝手にやるのかというところですが
「その方がいいと思って」と、これも日本ではありえないことです


引越しについてはいつか書こうと写真も撮ってあるのですが、書きたいことがありすぎて
まとめるのが大変なので先送りにして早2年経とうとしています
2年も経つのにまだ住んでいる感覚としては1年くらいな、それくらい建物として
まだ問題だらけです。一見は綺麗でいいんですけどね、訪れるのと住むのでは全然違います。
このアパートの住民のSNSグループもあったりして、情報共有出来るのはいいことだけど
今は大人でもネットでグループ作るんだなぁと思ったりもしました。
町内会とか回覧板とか、そういうのはないのでその代わりなのかな。
引っ越してきてお隣さんへの挨拶もありません。
若い人が多いからというのもあるかもしれませんけどね、時代が変わっています。
話がそれてしまいました、私が書きたかったことはもう一つあるのです!
世間話をいろいろしているなかで、
子供とカードゲームで遊んでいる時に今までに聞いたことがない動詞を知りました。
「potasować 」ポタソヴァチ
カードをきる(まぜる)という単語です
私がカードを切るなら、
Ja potasuję です
ヤ ポタスイェ
ポタスという単語があるのですが(元素記号K=カリウムのポーランド語)
ポタスを知っていたので、ポタソヴァチはすぐに覚えました
そしてトランプの話になり、トランプは何ていうのと聞くつもりで、
「ハートとかダイヤとかあるカード」と言ったときにそのハートやダイヤすら通じず、
{???}のカードのこと?と聞いたことがない名詞がかえってきて驚き。
ポーランド語のスートの名前が恐ろしく違うのです
ハートはkier キエル
♦ダイヤはKaro カロ
♠スペードはPikピク
♣クローバーはTreflトレフル
…何ということでしょう
全くどこからそんな名前が来たのか予想が付かなくて覚えられません
説明中でもポーランド語で
スペードの事を説明する時に葉っぱと呼んだり(葉っぱはどちらかというとクローバーではと思ったり)
ダイヤは四角と呼んだり(四角には違いないけども)、
例えの感覚も違いすぎて、新しく出会う人達から得る他のポーランド人の
“常識すぎて考えたことがないこと”と言うのは、私には常に新しくて
時に混乱しますが大抵は面白く思います
どうやらスートはフランス語からきているようですが、ナポレオン・ボナパルトの時代の影響でしょうか。
♡はHeart=ポーランド語でSerceセルツェで、もちろん心臓も同じセルツェです。
セルツェだけは通じるけども、まさかダイヤがダイヤモンドで通じないとは…私が無知なだけでしょうか
こんな身近なようで知らなかった単語も新しく知れた貴重なお茶会でした
短い時間ながらまたいろんなことを思った日でもありました
次はお邪魔しにいきます
<シュークリームの作り方>
デリーモのシェフ江口和明さんのYoutubeチャンネルです。