先日友達が行ってみたいということでPoleMokotowskaポーレモコトフスカという公園の端っこの方にある
アメリカンなお店Jeff’sに行った日の事です。
私は実はもう何年も前に一度来たことがあって、その時はお肉がたらふく食べたいと
ステーキを主人と一緒に頼んで食べたのですが
決してグルメではない私の舌ですら「こんなまずいステーキ食べたことない!」と怒りたくなるほど
なんだこれ!?な味のしないゴムのようなただ固い肉が出てきて
心の中ではもう行かないと決めていたところでした。
しかし、このお店自体はgooglemap上の評判をみると悪くないようで
いつみても人がいる印象。
どうしてだろうと思ったのですが、今回しばらくぶりに行く機会が訪れたので
「前回はたまたまだったのかもしれない」と、
一度で決めつけるのも良くないですしね。
再度挑戦することにしました。
お店の雰囲気はとてもいいのです。
おしゃれな作りで、アメリカで実際こうした作りのお店が実際普通にあるのかわかりませんが
(私が訪れたことのあるシアトル、ラスベガス、サンフランシスコでは見ませんでした)
思い描くクラシックアメリカンな内装のお店です。
そして今回はバーガーにしてみようと、ついでに焼き加減を選べるということで
いつも焼き加減聞いてくるくらいのお店のレベルならばミディアムレアと答えているので
うっかり何も考えずに今回もミディアムレアで頼みました。
冬の紅茶
実際食べてみた感想は、ジューシーとかはないですが雰囲気と友達との楽しいおしゃべりしながら
ということでそれなりに普通に食べておなかいっぱいという記憶。
とにかくボリューミーだったので食べきるのが大変でした。
ポテトはポーランドのポテトって基本どこで食べてもちゃんとじゃがいもの味がして美味しいのですが、
この日はあまり味がしなくてケチャップにつけて食べました。
ボリューミーなチーズバーガー
紅茶と合わせて1900円弱でした。
・・・・・・・
そして数時間後。
バーガーを食べたのが14時頃。
そして事が起こったのが20時頃です。
我が家は夜落ち着いた頃にスーパーへ行くので20時頃車でスーパーへ行ったのです。
入って、5分ほどした頃、突然お腹が痛い。
でも、きっと突然動いたからかななんてすぐ治まるのを期待したのですが
どうも様子がおかしい。
どんどんお腹が痛くなり、
血の気が引いていくのが自分でも分かり悪寒もしてきて
冷や汗というのか脂汗というのか
汗をかいてくるのも分かりました。
ポーランドに限ったことではないかもしれませんが、基本的にトイレというものは
どこにでもあるわけではありません。
スーパーも例外ではなくトイレは基本なく、またまわりに何があるわけでもないので
それを分かっていた私は絶望でした。
「今すぐ帰るにしてもこの状態で5分も意識が保つ気がしない」
痛さのあまり立っているのも辛く、しかし突然我慢も出来なくなっても困るので
「とりあえずまずは外に行かなくては」と外を目指して歩くのですが
お腹の痛さと意識が飛びそうなのとでゆっくりしか歩けず
一度座り込んで様子をみようかとも一瞬考えましたが
止まったらもう起き上がれないと思い
主人に伝えて出口を目指してゆっくり歩いていました。
主人がたまたま従業員さんを見つけることが出来て(※店内に従業員がいるとは限らない)
さらにトイレはあるから貸してくれるということで(※基本的にはトイレは貸出していない)
鍵つきのドアから入れてくれてトイレに入ることが出来ました。
しばらく苦しみました・・・
ポーランドに来てから食中毒経験が3回もある私は、
「もうこれがもし今までになったサルモネラ系ならば
とりあえず痛くて辛いけどとにかく出せるだけ上からも下からもだして、
次に震えが来るから…」など、今後どうなるかは分かっていたので
(それもどうなのというところですが😂辛い経験はあとの経験を楽にしてくれますね😇)
それを覚悟しつつ、
座っても足がつかない位置の高い便器に座り😂
幸い誰でも使えるようになのか肘置きのようなつかめるものが両脇にはあったので
そこにつっぷしながら半分意識飛ばしながら、深呼吸を繰り返し
20分ほどでしょうか、耐えました。
幸い嘔吐はなく、気持ち悪さというよりはとにかく痛みがあって、
吐いてしまった方が楽かと思ったのですが吐かずに済むならその方がいい。
食中毒のときのようなただの水のような下痢が続くというわけではなく、
そんなに量も出なかったのでなんとか落ち着いて、
その間に買い物を済ませてくれていた主人と落ち着いている間にすぐ帰り、
家でまたお腹が痛くなったので
家でしばらく今度は安心しながらも痛みと戦って
早めに寝ました。
夜中もお腹は痛くなることなくゆっくり寝ることが出来ました。
・・・・・・
今回はこれだけで済んで良かったのですが、後から主人から聞いた話では
従業員のかたからも「奥さん顔が真っ白だったけど…中で音もしないんだけど大丈夫かしら」と
心配をしてもらっていたそうで、主人が何度か見に来てくれていたのですが
半分意識飛んでいました😇
腹痛ってほんとうにやだ😇
休憩室のトイレを占領してしまって申し訳なかったですが、
快く貸してくれてLidlというドイツ系のスーパーなのですが
あの日いた従業員さんにありがとうの気持ちでいっぱいです。
ちょいちょいお腹を壊す私ですが、今回の痛さ、悪寒からの脂汗具合の進行が普段のお腹壊すのとは
段違いで異常だったのでまたサルモネラかと思ったのですが
一晩で済んだことが本当によかったです。
・・・・・・
主人が他にあのレストランへ行ったことのある同僚に話をしてみても
「あんなところ行っちゃダメだよ」
「あそこが作れるのは◯◯まぜたようなものだけだよ!(うんちみたいな言葉だと思って下さい)」
とまわりの評判は良くないことが分かったので、
いつも混んでいるように見えるのは
“あの辺にはあれしかお店がないからいくところがないからしょうがなくじゃない?”と
いう意見が多くそれに納得しました。
ちなみに一緒に行ったポーランド人の友人は何もなく平気だったようなので
胃腸の作りの違いだと思います。
私が弱いのか、こちらの人がそもそも強いのか、
私は後者の方だと思うのですが(ピロリ菌があるのも当たり前というところだし…)
私自身も色々食べられなくなったりすぐお腹を壊すようになってしまったり、
年齢もあるのでしょうけど体もより弱っているようなので(まだ30代ではありますが)
今後はもう外食ではよっぽどいいお店じゃない限りは少しの生の肉も食べないように
しようと思います。
観光でポーランドに来て、バーガーやステーキ、もしくはタルタルなどの
生肉を食べようと考えている方、どうかお気をつけて!
お店は一切責任はとってくれませんし、まわりの人もそんなに心配してくれません。
(よくあることなので食中毒だとしても病院に行くなんてことはまず考えません😇)
小さい頃はよくスーパーにいくとお腹が痛くなる子供だったのですが、
外でお腹が痛くなるというのはトラウマに近く私にとっては恐怖で、
そのトラウマが思い起こされるような、痛みもでしたが恐怖の方が未だに残っています。
今回は本当に主人がいてくれてよかったと、初めてこんなに感謝したかもしれないと思うほど
恐怖から救ってくれた出来事でした。
今はもう元気です。ご飯も普通に食べています、が
しばらくはお腹が痛くなるのが
怖いので量は減らしています😇
ということで生肉にあたった日記でした。
こわかったよー😭