
今年の死者の日前後の日記を残しておこうと思います。
毎年11月1日はポーランドは祝日で、「Wszystkich Świętych」とか
「Święto Zmarłych」とか言い方は色々あるのですが、
お墓参りをする日があります。
私はわかりやすい「Święto Zmarłych」(シフェント ズマルウィフ)から
「死者の日」と呼んでいます
今年も特別ルートバスが出て、それぞれの墓地へ一本でいけるようになっていました。

今年は少し早めに、ということはせず前日(10月31日)と当日(11月1日)とで
一気にやったので少し忙しかったのですが
昼間と夜と両方お墓にいたのでその写真を
お墓は2箇所行く必要があって、まずはワルシャワの大きな墓地から。
ヨーロッパ一広い墓地「Cmentarz Bródnowski」ツメンタシュ ブルドノフスキ
ずいぶん前に書いた記事ですが、まさにこのヨーロッパ一広いと言われている
墓地に行くべきお墓があるので昼間の写真はブルドノの墓地です。
ブルドノへはバスで行ったのですが、すごい濃霧で

ご覧ください
!!
これはセントラルなのですがあるはずのものがすっかり消えてしまっています
!!

ポーランドでこれくらいの濃霧は普通なのですが、
写真を撮っていたら主人に「ただの霧じゃん」って笑われました
私にとってはいつになっても慣れず、文化科学宮殿が根元から見えなくなるくらいの
濃霧となると写真をとらずにはいられません
写真の内容が前後してしまいますが明るいうちに行った11月1日当日のブルドノ墓地での
様子から。
親戚一同でグループで来ている人もいれば、若いカップル、わんちゃんと一緒の人、
ご年配夫婦。いろんな人であふれていますが、
ここでは外国語を聞くことがなかったので素のポーランドを感じることが出来ました。
お墓までの道は必須用品の出店がたくさんでています。

お墓の周辺ではたくさんのお花やこうしたキャンドルを売っている人がいます。
小さいものはこのお店だと240円~(×30円してください
)
形も大きさも色々あります。
とある今年キャンドルを売っていた人のはなしによると2日間で20万円の利益だったそうです

このキャンドルの原価っていくらなんだろう
重いし嵩張るし運ぶのも大変だと思うのですが、結構売れるもんなんだな~とびっくりでした


菊がたくさん。

広い広いブルドノ墓地。
広大な敷地を歩いているうちに「ここはもしや筑波大では?」と思うほどなんだか似ている気がしたのですが
気のせいですね

右へ左へ、おばあちゃんのお墓を探します。

進んで進んで。

時には落ち葉でいっぱいのいい雰囲気なところだったり

ここはどこだってなったり(※番地がついているのでなりません
)

「おぉ~この人はマリア建ててる~!」とかすごいお墓探しが楽しかったり。

祈りが込められたランプをお墓の上に置くのがポーランドのお参りです。
(この写真は前日に掃除にいった時の写真なのでキャンドルが一つですが当日は花と合わせていっぱいでした)

最近はマッチでもチャッカマンでもなく、エレクトロニックアークライターというものが
あって、これは便利です。充電は必要ですが、ゴミもでず、低い所のろうそくの芯にも
熱くなくつけることが出来て活躍しました
これは貰い物なのですが、初めて見て、日本では普通なのかと検索してみたら
まっさきに仏壇と一緒の写真で販売されているのがたくさんあったので
今時はもう皆さん当たり前にこれをお持ちなんでしょうか

お墓といえばのまんまるに植えられた菊の一種。
小さくて白と紫と黄色がよくありますが、これは白の中に黄色が少しあって可愛かったです。

どこまでも、どこまでもお墓が並んでいます。
不気味さよりも綺麗だな~と思ってしまうわたし。
そしていろんな名前が見れるのも好きです。
ポーランド人の名字はとても多いので「そんな名字もあるんだ!」と面白いです。
ご近所さんにしめじさん、魚さん、袖さんなどがいましたが、
直訳したら「それは名字でいいの?
」と
思ってしまうほどかわいい名字がたくさんあるのです
ちなみにポーランドで一番多いとされる名字がコヴァルスキ、名前はヤン(男性の場合)と言われていますが
下の名前は種類が少ないので(聖人の名前で基本決まるので限られています)
ヤンはいっぱいあった気がしますが
コヴァルスキさんはあんまりいないな~と思いながら見て歩いていました
日本の祖父母の墓地だと同じ名字がかたまって住んでいる場所だったので
みんな同じ名字で、日本だとそういえば名字しか書かないですよね。なのでどれだっけと
場所を覚えるのが小さい頃は大変だったな~なんてことも思い出しました。
家紋がついていたので、それで見分けていましたね

お墓のスタイルも様々。

ちょいちょいこうしてふたが落ちている(割れている)お墓もあったのですが
これは子供は怖いんじゃないかと思いました
この上のふたをどかして、あの下の所にまさに棺桶がまるごと埋めてあるのです。
縦に深く3階建てのように3人までいれられるらしいですよ
まさかそんな深く掘っているなんて知らなかったので初めて聞いたときはびっくりしました。

古いタイプのお墓はまさにホーンテッドマンションのようです。

こちらはかなり壊れて散らばってしまっているけど直すこともないのか
そのままのお墓。しかしいい雰囲気と思ってしまう…

一番古いお墓を探していたのですが、
この日見ていた中で最古だったのがこちらのお墓!
なんと1902年に亡くなった方が最初のお墓でした。すごい。世界大戦も生き延びているお墓。
そんなお墓がたくさんあるのがこの古くて広いブルドノの墓地です。

大きな墓地だと墓地の中に教会があって、基本的にはそこでお別れのミサが行われます。
教会で洗礼に始まり(1歳頃)、結婚式をし、そしてお葬式も教会。
毎週日曜日のミサ、祝日も特別なミサがあります。
同じと頃にずっと住んでいれば、すべて同じ教会でやることになるので
「教会って人生のうちで特別な場所だな~」と思います。
家族でお墓参りって社会人になってからあまりした覚えがなかったので
子供の頃の記憶の方が強いのですが、代わりにポーランドでこうして主人のお墓参りに
行くと、
外国へきても、ポーランドでもお盆にとても似たこの文化があって
よかったと少し嬉しい気持ちになる日でした。
ここからは日付が前後してしまうのですが前日(10月31日)の夕方です。
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