某日。
瓶に溜まった沢山のグロシュコインを見て私は思いました。
(綺麗にしたい…)
グロシュとはズオティの下の通貨で、
100グロシュで1ズオティになります。
Groszと書き、短縮でgrです。
ただこのグロシュ、そもそもあまり使いません。
勿論値段には3.99(3ズオティ99グロシュ)みたいにいつもあるのですが
ジャラジャラさせておくにはそこまで出番がないものです。
そしてこのコロナもあって、
そもそもお金というのは色んな人の手に渡っているので
雑菌がとんでもないことが気になってしょうがありません。
しかし1グロシュを拾うと幸運が訪れるといった、所謂1セントコインと同じなのですが
そんなのもあって、落ちているものも拾ってしまいます😆
そんなこんなで集まってしまったコインですが、
再度触れるのにも躊躇われる…
ので、そこで少なくとも綺麗にしておけば次触るときに気が楽!ということで
綺麗にしようと思ったのです🙂
ついでに、見た目も綺麗に…
その昔ケチャップで10円玉が綺麗になるのを
子供の頃に試して面白かったのを思い出しました🤩
そしてふと冷蔵庫にあるピクルスを見て
「要は酢酸ならいいんだよね?」
と思い早速少量から試してみました。
するとどうでしょうか!
あっという間に綺麗になりました😆
これは楽しい🤩
ということで、綺麗になることは分かったのですが例外がありました。
これは綺麗になるどころか、かえって黒ずんでしまったのです。
デザインもいつもの20グロシュと違います。
そう、これは昔(といっても1992年ですが)のコイン。
ポーランドは1995年1月1日にデノミが実施され、旧10,000zł(PLZ)が新1zł(PLN)に切り下げられ
価値が変わったと同時に色々素材なんかも良いものへと変わったのですが
その頃の古い方のコインです。
「ズオティなのになんでPL“N”なの」と思っている人も多いと思うのですが、
もとはPL“Z”だったのですが、
新しくなったのでNOWY(NEWの意味)の“N”になったのです😊
ということで、残りはもう瓶ごと(勿論先に一度石鹸で洗って大きな汚れは落として)
このピクルスの汁をいれて放置してまるごと綺麗にしました😆
そして長年ポーランド人の間でもこのグロシュどうするんだ問題があって
実際グロシュは随分前からもう廃止するんだ!という方へ進んでいますが
少しずつ回収しているのかな、どうなんだろう?
そして持っているものは…と悩ませていたところに、確か先月だったと思うのですが
ついにNBP(日銀ならぬポーランド銀行)が両替用のATMを設置したそうです。
確か2000枚?2000zł?普通はまずいないだろうというような数だったと思うのですが
一度にグロシュを一気に紙幣へ替えてくれるようになりました。
(むしろ今まで出来なかったのかと謎なのですが、国それぞれですね😀)
綺麗になったこのグロシュが紙幣になるほどはないかもしれませんが
(紙幣って言ってたけどコインにもしてくれる・・・よね?きっと)
家中の重い貯金箱を集めて両替に行きたいと思います。
今は毎日ATMが混んでて並んでいるそうなのでしばらく待ちます😗
<おまけ>
古いマッチが沢山出てきたので捨てる前に記念に。
マッチはポーランド語で「ZAPAŁKI」ザパウキ
驚きなのが、これは主人だけかもしれませんが使ったマッチを捨てずに
箱に戻すという…
火のものなんて水につけないと不安で仕方がないのですが、こちらではそういう教育は
ないのか、マッチ自体まだ使うことも多いのですが主人が知らぬうちにこうして中に
放置するので毎度見つけるたびにヒヤヒヤしてしまいます😂
使用済みはすべて捨てて、未使用を一つにまとめて、マッチの箱が減りました。
使おうとしてあけたのにほとんど使用済みでなかなか見つからないなんて
そうしておく意味が私には理解不能です😂
かわいいBLACK CATと書いてある黒猫ちゃんにまとめました😊
おしまい