2022年7月某日
世はバカンスシーズン真っ盛りのポーランドです。
バカンスという言葉が聞き慣れませんが、夏休みですね。
ポーランド語では「Wakacjeヴァカツィエ」といいますのでバカンスという言葉に
慣れてきたこの頃です。
毎年我が家は特にバカンスはなく、いつも変わらぬ日々なのですが
日本から帰ってきたので今度はポーランドだ!と主人がはりきっていて計画を
たてていてくれたので早速まずはその第一弾として日帰りではありますが
初めての場所へ行ってきたので残しておこうと思います。
旅行記風にいつもながら写真と一緒に楽しんでいただければ幸いです。
写真、文ともに多いので時間があるときにゆっくり見て下さい
では行きましょう!

10時頃スタート!すぐに高速に乗って、約1時間の距離です。
天気もよく、気温は26℃くらいだったかな?
事前に場所をgoogle mapで調べてみたら、「多分ワジェンキ公園みたいなところ」という感想。
虫除け対策はしなくては。
もしかしたら日陰は寒いかも、なんておもってストールを持っていきましたが、
しかしポーランドというのは同時に
日陰がないところのほうが多いかも、となると暑くて干からびる可能性というのもあるので
暑さ対策で日本から買ってきたハンディ扇風機、そしてサングラス、帽子も持っていきました。

ポーランドの高速道路というのはほとんどのところで無料で、有料区間は通ったことがないのですが
どこか一部は有料の所があるそうです。
サービスエリアというのは基本的にはなく、途中にガソリンスタンドとマクドナルドまたはケンタッキーが
ある、というところがたまにあります。
たまに↑写真のように、林の間を抜けている区間だと動物が渡るための森の橋もあります


道路走っていて出会う可能性のある動物といえば、
鹿
、キツネ、うさぎ、ハリネズミ、イノシシ、それからムースでしょうか。
犬、猫、熊というのは意外といません
(熊は山がないからまずいないのかな?南に行けばいるかも)
「え?こっち?本当に?」なんて言いながら到着!

今回の目的地最初の場所は公園「Park w Arkadii」です。
「アルカディア公園」地図だとロマンティック公園(Park w Romantyczny)とも書いてありますが
アルカディアという地名のところにある公園ということで特別な名前はありません
ここと、この後に行く5kmほど離れた宮殿はセットのようでチケットもセット料金も設定されていました。
しかし月曜日はすべて無料になります。
多くは月曜日は博物館や宮殿は休館となるのですが、ここは開いているようです

「アルカディアなんてたいそうな名前だなぁ
」なんて思いつつ、
ヨーロッパでは多分なんてことない、誰も気にすることのない名前。
アルカディアはギリシャ神話でいうところの理想郷。
ワルシャワで言えば一番大きいショッピングモールですね
(何でもあって好き
)
ポーランド人の名前にも男性だと「アルカディウシュ」、
女性だと「アルカディア」(この2つの名前は対ではありませんが)という名前もあります。
主人はこれまでにアルカディアという名前には出会ったことがないそうなので
珍しいかもしれませんが名前の誕生日は3日分あったので今どきの名前ではなさそう。
古い名前なのかな?




そんなアルカディア公園、お昼ころに着きましたが木がたくさんあるおかげで涼しい。
そして遺跡のような、たくさんの趣のある古い建物があちこちにありました。


家にスペードのマークが入った建物。
(デュースの家かな?なんて思ったり
わかる人だけわかって貰えれば
)
そして
なんだかまたいい建物があると足を止めた次の建物。

左にはカフェの看板が出ているけども、これがカフェ…?
 |
正面に見えてきたのは水場でしょうか。
いいですね〜
こうしたものは正直見飽きているほど
ヨーロッパだとどこにで
もあるのですが、
が!
やっぱり実際行って、
自分の目でその場で見てみると
「 いい。素敵 」って
なります |
この小さな空間だけでも、遠くから見たり、近くでレリーフを見たり、花を見たりと
外国にいる気分でした
(ここもすでに充分外国ではあるのですが
)
壁が剥がれて少しレンガが見えている具合がいいですね

右側に進んでみるとこちらはこちらでまた小さな空間ではありますが
「いいですね〜」が止まらない空間。

ここはなんだったんだろう?という不思議な空間ですが、格子付きの窓があったり

アーチを見上げれば下にもモチーフがついていて凝った作りです。
おしゃれですねぇ〜いいですねぇ〜〜

屋根が崩れたのかもともとないのか、わかりませんが苔が生え始めていて
そんな経年を感じる高い場所、こんなレンガまるみえにまでなっている(もともとこうなのかもしれませんが)
のに、壁から顔のレリーフはしっかり残っている。
青空と緑のコントラストもきれいで、10歩もあれば通り過ぎることができる小さな空間ですが
人もいなかったのでじっくり楽しむことができました

看板が少し離れたところにあって、この場所は「The High Priest’s Shrine」
ハイプリーストなんて、なんてかっこいい響きなんでしょうか
ハイプリーストって!
大神官の祠、神社という訳が正しいかわかりませんがその辺の神官レベルではないというあたり、
かっこいいですね〜
だからこその凝った作りなのでしょうか。
ここはウォヴィチ村が近いのですがそこから持ってきたものもあるということで
ウォヴィチにも大きくていい教会があるのですが関係があるのですね

左側のアーチを進むとカフェがありました。
店員さんはだいぶリラックスな服装で外の椅子でのんびりスマホをいじっていましたが
日本だったら場所に合わせて色々つくったり制服があったりしますが
そうしたものはない(気にしない)というのがこちらですね
また少し歩くといい雰囲気な建物。



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ここはなんだろう?と見てみましたが
Burgraveの意味がわからず
調べてみたのですが難しい。色々出てきて、時代が違うけども
12〜13世紀のドイツの城主のような訳が
一番しっくりくるような少なくとも偉い人の家だったようです |

ベンチがまたいい場所にあっていい景色です。
ポーランドのいいところは公園にたくさんベンチがあるところで
どこででも休める場所があるところだと思います
長いので一旦分けます。
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