ポーランドはハロウィン文化はなく、この時期はお盆になります。
年々外国からの影響で仮装したりハロウィンパーティーが行われたり
(コロナでも関係ないのがアレなとところですが・・・)
外国のお店がどんどんオープンするとそうしたグッズもたくさん販売されるので
文化はどんどん混ざっていきますね。
私自身もディズニーランドの影響からだと思うのですが、確か2000年のハロウィングッズが
最高だったと覚えているのでそのあたりから毎年オレンジ
と黒のコントラストに
心を奪われています。1年で1番好きな日です。
ポーランドのお盆がちょうどこのあたり。
おばけな雰囲気は似ているのですが10月31日ではなく
正確には11月1日、2日で、1日は祝日になります。
ポーランド語では
Wszystkich Świętych フシストキフ(すべての)シュフェンティフ(聖なるものの)
または
Święto Zmarłych シュフェント(聖なる)ズマルウィフ(亡くなったもの)
と呼ぶ日で、私は後者派なのですが呼び方の違いはあまりわかりません。
11月1日はカトリックだけでなくプロテスタントの人たちにも同じ意味合いの日
らしいのですが、この日の意味合いが少し違います。
主人から聞いた話だと、1日よりも2日のほうが重要で、なぜかというと
1日は全体の一般的な亡くなったものすべて、家族とか関係なく全部に祈る日な感じで
この世に来ているとかも関係なく抽象的な死者の日として一般的に全体を祈る日で、
2日は亡くなったものが天へ戻ることへ祈る日なので、もう少し対象が具体的で
お墓参りする相手がいるので、基本的には家族とか知人友人など自分が知っている人だと
思いますがその方々への天へのお祈りを捧げる日だそうです

イースターやクリスマスの場合は2日目の方が重要性が下がりますが、
この死者の日に関しては2日目のほうが重要です。
とは言っても、祝日は11月1日のみなのでこの日前後は多くの方がお墓参りに行きます。
現地情報としては、このお盆の渋滞が毎年とんでもないので
その日だけ通行止めになったり、一方通行になったり、専用バスが走ったりと
様々な対策がとられています
出店なんかも出たりして、ハロウィンじゃないけどもちょっとしたお祭りのような
こうお店が並んでいると夏祭りっぽくて日本人としてはそんな気分にもなります
今はコロナもありますし、人混みは避けることが最適解だと思います。
なので少し早いですが10月30日の夕方に先に少し準備しに行きました。
今日はその時の写真を残しておこうと思います。
いつもより多い墓地の入口に広がるお花屋さん。
写っているのは造花がほとんど。長い間きれいに保てるように作られた平たい置物です。
(お墓が平面で大きいので、その上をいかに飾るかということになります)
生花も一部必要なので、大きな菊を買いました。1本8zl。
「タカイヨネー」と主人
その場で買えるという利便性を買ったと思えば、先に準備していなかった自分たちが悪いのですし
個人的には日本と比べてポーランドは生花がとっても安いと思うので
こんなぼんぼりのきれいなのが1本240円と思えば、相場を知らないのですがそれくらいはするでしょと
私にとっては納得プライス。
「何本?」
「3本ください」
「OK」
・・・って言ったのに選んでいるときに
「4本?」って聞いてくるお店の人は商売上手だなーと思いました
しかしすでにクレイジープライスだからなーと言っていた主人から
多分後で愚痴がこぼれそうだと思ったので店員さんには乗らずに3本で
忌み数とかあったら3じゃなくて4のほうがいいのかとかも聞いたのですが
それはないようなので(13はどうしても避けますけどね
)3でもいいならじゃあ3で。
私がなんとなく4の方が嫌だという日本人感覚
重くて両手で持っていないと茎が折れてしまいそうなぐらいボリューミーで
お墓の花さしも華やかになりました。

まだ早いのにみんな同じことを考えていたのかすでに多くのランプが置かれていて
きれいでした。電灯などもないので本当にランプのみです。

ランプの種類も様々、置かれる花も様々です。
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