今年もやって来ました!脂の木曜日Tłusty Czwartek!
トゥウスティ チュファルテック と読みます。
Tłusty が脂っこいとか、脂肪分の多いという意味で、
Czwartek は曜日の木曜日です😀
<曜日を表すポーランド語についてはこちらの記事からどうぞ♪>
解説しましょう「脂の木曜日」🍩
脂の木曜日がくる・・・これはつまりもうすぐイースターがくるという事。
正直私も「もうTłusty Czwartek!?」と思いました。
何故かと言うと、この行事はイースターから数えて日にちが設定されるからです。
イースターも毎年日付が変わるのですが、今年は4月4日で早めなのです。
イースターは1年で一番重要な日です。
何と言っても亡くなったはずのイエスが生き返る奇跡の日ですからね✞
その復活の日の前の日曜日を除いた40日間は、
その昔イエスが宗教活動を始める前に40日の間、砂漠で断食していた事にならって
「贅沢しないで過ごそう」「節制しよう」という期間になるのです。
その40日前というのが「灰の水曜日」=Środa popielcowa
シロダ(水曜日)ポピエルツォヴァ(灰の)という断食デーがあります。
2021年の今年は2月17日。
この断食前に「思いっきり贅沢なものを食べておこう!」というのが
1週前の木曜日、今年でいう2月11日の「脂の木曜日」なのです。
その昔は卵もバターも牛乳も砂糖も贅沢品だったそうなのでPączekを食べたのですね🍩
ついでにポーランドではFaworki ファボルキというお菓子も食べます。
こちらも揚げ菓子です。
ここで、ふと疑問。
何故断食前日ではなく、1週間前の木曜日なのか。
理由は分かりませんが、恐らく昔の人は断食に備えて少しずつ体を慣らすために
1週間かけて食料を減らしていったのかもしれませんね🤓
そんな断食も、今はしません。
(物凄く敬虔なご老人も周りに沢山いますが断食までは聞いたことないです)
本来ならば継続するものだそうですが、もう時代が違うのとカトリックでも
イスラム教徒のようにそこまではしないようで、
この「灰の水曜日」だけ贅沢をしないようにとなっています。
お肉を食べないのは勿論(毎週金曜日は食べませんからね)、
量も少なめになります。
主人の場合だと朝食なし、昼食はカイゼルカ2個、夜もカイゼルカ1つ程度です。
カイゼルカは丸いただのパンなのですが、私の場合は1個でお腹いっぱいになりますけども
主人は普段3つ4つ食べるので足らないだろうな~と思います。
なので「灰の水曜日」は早く寝ます。
(私は普通に食べて過ごしますよ🤭)
前置きが長くなってしまいましたが今年の買ってきたポンチュキ、いや
ポンチュクフはこちらです!
8ポンチュクフ!
<ポーランド語のややこしい数え方>
1pączekポンチェック、2~4pączkiポンチュキ、5~pączkówポンチュクフ・・・
そして、これも大好物のファボルキ、いやファボルクフだ~!
<ポーランド語のややこしい数え方2>
1faworekファヴォレック、2~4faworki ファヴォルキ、5~faworkówファボルクフ・・・
どこも-7℃の中でも長蛇の列でとんでもなかった中、お菓子やさんは並んでなかったので
そこで買ってきてくれました。いつもの台紙&包装紙のみです。
何故並んでいなかったかと言うと値段が安くなってないからだと思われます😜
この日ばかりはみんなダース買いも当たり前なので、スーパーならば一つ20円ほどで
買えたりもするのですが、それでも平均は大体30円(1zł前後)でしょうか🤔
そんな安くなる日でもこのお菓子やさんは一つ70円位かな?だったので
比べると高いけども、こんな寒い中何時間も待つよりも全然いいという事で😉
それにね・・・味や質はやはり値段に比例すると私は思うのでかえって安心です😬
それでは
世間話と一緒にポンチュクフとファヴォルクフの画像をお楽しみください♪
-甘いスイーツにはブラックティーで
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