2020年8月某日の事です。
先日行ったBar Mlecznyがとても美味しくてお店も綺麗だったので
紹介しようと思います。
Bar Mleczny(バル ムレチュニィ) とは、ポーランドの昔からある大衆食堂です。
今までは、以前にも書いたことがあるのですが(以前のBar Mleczny記事はこちら)
昔ながらの所はもともとの性質と言うか労働者への低価格でお腹をいっぱいにする
レストランというもので残っており、
嫌な言葉に聞こえてしまうかもしれませんが美味しさや清潔さは二の次三の次が多い
所が多い気がします。
それを気にしてしまう所がすでに文化の違う所で育ってしまったと気付かされるところ
ホームレスの方々も沢山来ます。ファミリー用もあり、子供にいたずらされることもあります。
テーブルの食べ物を取られてしまった、荷物をいたずらされたという話も聞いたことがあります
私が以前友人に連れられて行った時はホームレスの人がいて臭いが強くて
正直それどころじゃなかったという思い出があります…

しかしここ数年、観光地のあるセントラル周辺から始まり
リノベーション工事された綺麗な所が増えてきました 
そうしたところは大抵英語表記もあり、店内も比較的綺麗で明るく、明らかに雰囲気が違います。
違うと言ってももともとのBar Mlecznyを知らないと違うも何も分からないものですが
本当に違うのです
昔ながらのはまさに共産圏時代の雰囲気で、まず店内が暗く古い所が多いです。
店内清潔さ、お皿やコップの清潔さ、店員さんの丁寧さ、食べ物のそもそもの質などは
直面すると悲しくなると思う事が多いと思います。

先日立ち寄ったBar Mlecznyが今まで行った中で一番
「ここはBar Mlecznyっぽくないな~!これは通いたい!」と
思うようないい所だったので紹介がてらに残しておこうと思います 

「Prasowy」warszawski BAR MLECZNY OD 1954r.
「プラソヴィ」というところです
warszawski ワルシャワの
BAR MLECZNY バル ムレチュニィ
OD 1954r. 1954年~
という意味です
まさに戦後ワルシャワが復興始めた辺りですね。

中は広くて、綺麗!
そしてバルムレチュニィなのにモニターがある(!)とびっくりしました。

壁やモニターに色々メニューが書いてありました。
壁はポーランド語のみですが、モニターに書いてあるメニューは英語表記もありました。

朝ごはんメニューもあり、朝ごはんセットがまた安い!
9.99zł+1zł(ドリンク)!今だと300円ちょっとでしょうか。
まだ時間内だったので朝ごはんセットにしました。

写真が暗く映ってしまっていますが、実際は明るく綺麗でした。
(この椅子の色いいな~♪と家の椅子を塗り替えようか考え始めました
)
壁にはアート。一部の単語が分からなかったので主人に聞いた所、
その単語はいい言葉じゃないから覚えなくていいよと言われました。
外国語によくある、行ってはいけない言葉、下品な言葉の部類のようです。
それでも普通に使っている人もテレビでよくいたり(ピー音が入りますが)
下品で引くほどだけども、でも使うの?という謎の言葉の価値観というものがありますね。
でも住んでいると、そういう言葉を平気で使う人はどういったタイプなのかが
分かってきます。何とも言えませんが、同じには見られたくないので
私はその単語もまた意味は分かるけど使わないようにしよう、と一つまた勉強になりました

セットが出来るまで席で待ちます。
紅茶とパン(これはカイゼルカという最も庶民的なパンです)とバター。

このバターが、一つにつき一つついてきていたのですが、この量わかるでしょうか
一つにこんなにぬるかいっ!!って思う程のたっぷりです。
バターは好きですがそれにしても多いのでいつもこうして出てくるバターは半分で十分。

待っている間はレシートに番号が書いてあるので、モニターを見ながら待ちます。
待っている人が赤、出来ると緑の方へ表示されます。
マクドナルドのようですね!
直感的に分かりやすいです

そして出来ました~!
左がZestaw śniadaniowy – Warszawski ワルシャワ朝ごはんセット という名前で
右がZestaw śniadaniowy – Zbilansowany バランス朝ごはんセット です。

主人はワルシャワセット。
ソーセージを一口貰いましたがいつもの味!ジューシーで美味しい!!
何もつけなくても美味しいですがケチャップもついてきています。

私はバランスセット。
左のマッシュポテトのように見えるものはカッテージチーズとラディッシュです。
これがポーランドの朝ごはんでは定番で、コテージとかに泊まると朝ごはんでは必ず出てくるような
メニューです。ここにガーリック味だったりブラックペッパーだったりで美味しいのです。
そしてベーコンたっぷりのスクランブルエッグ。
パンも小さく見えるかもしれませんがあれ1つ食べるだけでも結構お腹いっぱいになります。
そこにこれだけ(これも十分に量があります!)のメインディッシュがついて11złは
安いですね~。朝ごはんだからと言う値段設定もありますが、
ポーランド生活の一番のいい所はとにかく食費が安くすむところです
日本のようにはいきませんが、パンとチーズとハムと野菜とフルーツとヨーグルトが安いので
食費をかけなければ自然と健康になるような、そんな感じがします。
(勿論お菓子や安いからってビールばかり飲んでいたりしては駄目ですけどね
)

外にも席があって、この日の朝は少し寒くて(もうワルシャワは肌寒いのです~!)
中にしました。大きな窓があるのもいいですよね
結局食べきれず主人にあげて、のんびり紅茶を飲んでゆっくりしました。
店内が広く、朝早い訳でもなかったのですが人も少なくて
ソーシャルディスタンスというのも十分に他の席の方と取れたので安心でした。
ちなみに今は屋内に入る時はマスクが必要ですが、外を歩くときは必須では
なくなりました。

トレーや食器は自分で返します。
といっても置くだけなので難しいことはありません。
トイレがないバルムレチュニィもありますが、ここはお店がとても広くて
トイレも一つしかなかったのですが、がしかし広かったです。
そしてそんなトイレに昔のポーランドの生活が垣間見れたので
ちょっとご紹介します。
※トイレの画像が出ますのでお食事中の方ここでいったんストップしてください。
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なんと水を流すのがこのタイプだったのです!!!
トイレ自体はとても広くて、全部写すために離れて撮ったのですがこのタイプを
ポーランドで見たのは多分初めて。以前スイスかどこか旅行で行った時に見て
「これを引っ張ればいいの?これ引っ張っていいの・・・?」と
トイレで一人で悩んだ記憶があります
なにもこんな高い所に置かなくても、と思ったりもするのですが水の勢いを
出す為とか、何か理由があるのでしょうか
トイレットペーパーはここに入ってなかったのですが、隣においてあったので
助かりました。
外国のトイレはまずトイレットペーパーがあるかを先に確認してから!が安心です
ブログに載せるつもりで撮ったわけではなく、主人に「ここのトイレこんなのだったよ!」と
見せたくて撮ったのですが「おぉ~懐かしいね~まだ古いのが残っているんだね~
」と
言っていました
ちなみにですが、ポーランドのトイレはよっぽどな所や壊れていない限りは
トイレットペーパー流せますので観光で今後来る方はいつも通り流して大丈夫です。
何故かゴミ箱に捨てる人がいるせいで流さない人が増えて観光地のトイレは臭いが気になる所が
多いのですが、流せない所は流さないでくださいって図入りで書いてあるので
(山の方とかたまにあるかも?)普段は流してください。
女性用のトイレで便座が上がっている事がよくありますが、家以外のトイレでは座りたくないという人が
多いそうです。私はこれにしばらく慣れなくてびっくりしましたが男性が入っていたという
訳ではないようなので
ご安心ください

この「Prasowy」のHP見ていたら、他にもワルシャワでよく見る綺麗なBar Mlecznyがあるのですが
同系列でした。どうりで綺麗なわけだ!
一番右の牛さんマークのバルムレチュニィをワルシャワだと色んな所で見かけると思います。
同様に綺麗で店員さんも若くて英語が通じる人も多いバルムレチュニィです。
他の地方でバルムレチュニィに行った事が無いのできっと地方色もあると思います。
ワルシャワだとがっつり共産圏かNEWなバルムレチュニィですね
ということで、機会があればまた食べに行こうと思えるバルムレチュニィでした♪
Prasowyプラソヴィの詳細も書いておきます。

<INFORMATION>
●ポーランド語名称 「Prasowy」warszawski BAR MLECZNY OD 1954r.
または、 簡単にBar Prasowy バル プラソヴィ
●住所 Warszawa, ul. Marszałkowska 10 / 16
●公式HP
https://mlecznebary.pl/pl/places/prasowy(英語版もあります)
●開閉時間 9:00~19:00
●最寄り駅
Pl. Unii Lubelskiej 05
●行き方アドバイス
トラムで 「Pl. Unii Lubelskiej 」プラツ ウニイ ルベルスキエイ
に行くと歩いてすぐに行けます。
大通り沿いなので行きやすい所です。
入り口はマルシャウコフスカ通りに面しています。
●地図