春は花が咲き始めて目にも楽しい季節ですね。
ガーデニングをしている人は冬に仕込んだ種から芽が出始めるのを
今か今かと楽しみになる時期でもあると思います。
道端でもいろんな花が咲き始めていますが、
ポーランドの春を感じる花は何だと思いますか?
色々ありますが、その中でもポーランドでの身近な花の一つに
「クロッカス」があります。
クロッカスはポーランド語でも似ていて「Krokusy クロクシィ」といいます。
クロッカスは例えるとタンポポがちょこんと咲いているかのように
近くの公園で芝生の真ん中にちょこんと毎年芽を出して
白や黄色、紫などの綺麗な花を咲かせています。
今ポーランドにいないので去年の3月の写真を引っ張り出してきましたが
トラム沿いの小さな緑地帯のところでもポコポコと出ていてとても可愛いです。
この春のクロッカスといえば有名なのがタトラ山脈。
Fot. blickpixel / Pixabayxxx
ポーランドは平野でほぼ山がないのですが南のスロバキアとの国境の方に行くと
山脈があります。タトラ山脈というものですがこの辺りには
クロッカスの丘と呼ばれる一面クロッカスになる場所があります。
運が良ければ写真のようにとても綺麗で観光にも人気のスポットです。
今年はおそらく観光規制がかかっているかと思いますが、
それでも自然はいつものように、きっときれいな花を咲かせていることでしょう。
写真を見ているだけでも癒されます。
いつ咲いているかは事前にしっかり調べておかないと、桜と同様ナイスタイミングで満開が
見られるのは難しいところですが、いい天気の中で満開のクロッカスの絨毯を
一度は見てみたいですね
ついでに少しポーランド語の勉強をしましょう!
「春」はポーランド語で「Wiosna ヴィオスナ」といいます。
英語のspringとはかすりもしない全然違う単語なので覚えにくいですが、
私の覚えた方法としては、
まず🌸桜のことをポーランド語で「Wiśnia ヴィシニャ」というのですが
これはもとはチェリーという単語です。ジャムやチョコレートの味、それから
ワインやウォッカの味でもよく見かけますのでヴィシニャは覚えておくと◎です。
桜=Wiśnia→桜の季節だから春=Wiosna と同じWから始まり何となく似ている単語なので
春は桜から覚えると楽な気がします。
(ちなみに夏はLato,秋はJesień,冬はZimaとこれまた全然違います)
しかし例えば「春が大好きです」を訳すと
「Kocham wiosnę コハム ヴィオスネゥン」と
ヴィオスナの形が変わります。
名詞もそれぞれ活用するのがポーランド語。あぁ難しい…。
ちなみにコハムの部分は英語でいう「(I) love」で、
主語はあくまでも「私」の場合の「愛している」の活用ですので、
主語が変わるとコハムでもなくなります。
ポーランド語も日本語と似ていていちいち「私は」と主張しません。
英語はいちいちIなど主語をつけてから動詞ですが、
ポーランド語は動詞の活用が主語によって違うので
動詞を聞けば主語が何かわかります。
(日本語は主語も言わないのに動詞も活用しない、さらにリアクションも小さいので
いかに文章の前後と空気を読むかが難しい言語です)
“Kocham wiosnę🌸”
手帳の4月の最初のページやちょっとしたロゴに
どうでしょう♪
私も4月のところに書こう~♪
ポカポカな春は気持ちがいいですね
ついでに余裕がある方はこちらも一緒に。
「花」は「Kwiaty クフィアティ」 といいます。
「4月」は「Kwiecień クフィエチェン」 です。
似ていますよね
きっと花が咲き始めるから花と似た単語なんだろうと思います。
(他の月でもそういったのがあるのですのでこれまた追々♪)
私はいつもKwiatyにひっぱられてWiosnaのWが出てこないのですが
桜のWを思いだしてWiosnaもすぐ出てくるように改めて頭に定着させようと思います!