Mausoleum of Struggle and Martyrdom
第二次世界大戦中にナチスドイツによって投獄された
ポーランド人達の状況が分かりやすく残してある場所です。
ここは以前はパヴィアク刑務所の別館となっていましたが、
今はワルシャワ蜂起博物館の別館という事になっています。
先日行った時のレポートと共に行き方や内観の写真を残しておきます。
正しい名前を日本語にすると「闘争と殉教の霊廟」となるのですが、
分かりにくいのでここでは旧ゲシュタポ博物館と書くことにします。
旧ゲシュタポ博物館は現在はCentrum Informatyczne Edukacjiという
情報技術教育関連の政府の建物内にあります。
手前の花壇には白赤でポーランド国旗となった花が並んでいました。
ポーランドの花壇は個々に限らずよく白赤になっています😀🇵🇱
中へ入って、左を見ると、
こんなドアがあります。ここが入り口です。
入るとすぐ階段でおりるようになっているのですが、
すぐ左にカーテンで仕切られるようにチケット売り場があります。
人が座っているので、そちらでチケットを購入し進みます。
チケットは大人10złです。
入り口と出口はここで同じです。
では中を見てみましょう。この博物館での説明も少し書きながら紹介します。
ナチスは建物の地下に刑務所を設置しました。
入って右手が二手に分かれています。
右側がそれぞれの部屋になっています。こちらから行ってみます。
そこにいた囚人はパウィアク刑務所から移送されたばかりの人々で、
囚人は残虐な尋問の対象となり、その間拷問され、激しく打ちのめされました。妊婦でさえも拷問されました。
ポーランドの囚人はしばしば、刑務所の壁に文章を削って残しました。
これらの碑文の多くは、個人的なもの、愛国的なもの、宗教的なものでもありました。
1960年代に研究が行われ、1,000以上のテキストが保存されました。
それらの中で最も有名なものは次のものです。
„
Łatwo jest mówić o Polsce
Trudniej dla niej pracować
Jeszcze trudniej umrzeć
A najtrudniej cierpieć ”
It is easy to speak about Poland.
It is harder to work for her.
Even harder to die for her.
And the hardest to suffer for her.
ポーランドについて話すのは簡単です。
*彼女のために働くのは難しい。
彼女のために死ぬことはさらに難しい。
そして彼女のために苦しむのが最も難しい。
*ポーランドPolskaという単語が女性名詞になるので
これをさす時に彼女という表現になります。
翻訳してしまうとなんだかニュアンスが違うように感じてしまいますが
訳すとこうなります。理論的なことから精神的に移るポーランドへの愛国心を
強く感じる言葉だと感じました。
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