さぁ帰るぞ!
とってもなだらかなのですが地味にツライ上り坂でした。帰りは楽チンです。
足に負担が来るほどの傾斜はないのでご安心を!
全く関係ない話ですが、登坂と書いてそのまま「のぼりざか」いう名字の友人がいて
特に珍しいともなんとも思いませんでしたが大人になって「とさか」さんと呼ぶ方の方が
多いようなのでのぼりざかさんは珍しいんだな~と、上り坂をのぼるたびに思います😃
少し下ったところの広場に気になる銅像がありました。
神父さんの銅像もよくありますが、この方は冷戦時代の時に殺されてしまった神父さんだそうです。
カトリックとして共産主義時代に迫害というのでしょうか、よく狙われたのだとか。
この時期、ヨハネパウロ2世も暗殺未遂をされた事件がありました。
ヨハネパウロ2世は襲った人を許しに刑務所まで出向いたり、またこの襲った人はすでに出所していて
普段の生活をしているのだとか。
法王といえど、普通の人といえば人なのかもしれませんがこの国、またカトリック教徒からすれば
限りなく神に近い存在です。「そんな人を手にかけておいて、出所してるの!?暗殺とかされなかったの!?」
と思ってしまいました。バチカンでのトルコ人による犯行でした。
奇跡的にも致命傷をさけられたけども、2回目に再び暗殺未遂があったときは
ナイフで刺された左手に後遺症も残るほどだったのだとか。
来れて良かったヤスナグラ。
ありがとうヤスナグラ。
来る時には何もなかった正面の通りにも沢山の移動販売のお店が並んでいました。
あいにくの天気もあって、賑わっているという程ではありませんでしたが
日曜日にこうしたところで友達と過ごす午後もいいですよね😬
それにしても
ビールビールハンバーガービールビール肉ビールビールビール・・・
正直「これはちょっとどうなの」という状態だそうです。
何でもない場所ならいいのです。公園とか、何でもない広場とかだったらいいのですが
ここはヤスナグラ修道院の目の前。
表参道とは言いませんがそんな感じの場所なのでそんな神聖な場所を目の前にして
ビールをこんなに売るのはカトリックとしては正直良くないよね・・・と主人。
「これがワインならね、まだいいんだけど」
赤ワインであれば、カトリックだとイエスの血ってことでアルコールではありますが
神聖な飲み物としても捉えるのでOKだそうです。
でもビールはちょっと…
「まあでも、もう敬虔な人も少ないしね、それより売り上げになっちゃうんだろうね」
現実的な問題でした。
バベルの塔のようなかわいい噴水発見
しょうがないですね。
金曜日にお肉を食べないとか、日曜日洗濯機まわしちゃいけないとか、
婚前交渉も同棲も駄目とか、カトリックのルールは今の時代には厳しすぎるのが多いので
ちゃんと守っている人達が今の30代以下の人(冷戦時代に生まれた人)でどれ位いるのか。
感覚では本当に少ないです。
自分の知っている人の中でみたら、自分達以外この年代では他にいないですね。
でも、これは宗教というよりもここの文化として尊重したいので
私も出来る限りはルールに則って生活をしています。
信号待ちで見つけた壁画。これはすごい絵だ!!
チェンストホヴァ市庁舎まで戻ってきました。
目の前の青いジャンパーを着た男の子。
ビラ配りの仕事をしていました。こんな小さな男の子が働いているなんて、
レストランのビラでしたがご両親が経営しているのだとせめて思いたいですが
初めて見ました。一生懸命自分から声をかけて渡していました。
しばらく歩いて戻ってきました。
両側の一方通行の道路よりも中央の歩道の方が広くてのんびりできる場所です。
夏の巡礼の時にはここに新年の参拝客のように並ぶのが想像できます。
たまに出てくる古い建物。ヨーロッパの角に建つ建物って
素敵な建物が多い気がします😊
ポーランドの建物には大抵建てた時の年号が入っているのですが、それを探すのが街歩きの
楽しみの一つ。この建物は1903年😳!
メインストリートのつきあたり、最後の所で大きな大きな十字架が置いてありました。
写真でも大きいのが伝わるかと思いますが、実物を見ると石作りというのもあって
重さからの迫力もありました。
ここに少し不格好な銅像が。随分なおじいちゃんの像だな、これは誰かな?と思ったら…
ヨハネパウロ2世でした。見た目から察するに晩年のヨハネパウロ2世のようです。
よく見るヨハネパウロ2世の写真や銅像は少し若い時の物が多いのですぐには分かりませんでした。
晩年の亡くなる直前のヨハネパウロ2世はパーキンソン病にも苦しんでおりました。
病状は悪くなっても入院することなく住み慣れたバチカン宮殿の部屋で過ごし
最期は敗血症ショックにより2005/04/02 21:37(現地時間)84歳で亡くなっています。
wikipediaにはとても分かりやすく彼の一生が書いてあるので100%の信憑性はありませんが
是非時間があったら読んでみてください。
→wikipedia:ヨハネパウロ2世(ローマ教皇)
旧市街はどこを歩いても旧市街っぽくないなぁ…と少し残念でしたが、
ヤスナグラ修道院は行けてよかったです。
チェンストホヴァは「チェンストホヴァ」が目的というよりも「ヤスナグラ」のために
チェンストホヴァに行くという場所でした。
もしかしたら他にも見どころがあるのかもしれません。
日曜日のミサを求めていくとお店が軒並みお休みという事で寂しい雰囲気に
なってしまうので、今度は平日に訪れたいと思います😊
個人旅行でポーランド周遊するとなったときに、ここへ行くべきか?という質問を頂いたとしたら、
もう何度もポーランドに来ていて、ワルシャワ・クラクフ・グダンスク・ヴロツワフ・ザコパネも行ってて
ポズナン・ウッチ・トルンなども行ってたら、是非次はこちらも!とお勧めできます。
もしくは、1か月などのロングホリデーでの周遊だったら通ると思うので寄ってもいいかもしれません。
カトリック教徒の方は是非とも訪れてください!
カトリックの教会が好きな方で、結構な興味がある方にもおすすめですが、それでも場所が場所なので
ポーランドというよりはカトリックだからという理由で行くにはいいと思います。
ただ、一般的には初めてポーランドに来るのにツアーで寄るのはいいですが
個人旅行で初めてのポーランドって事でポーランドに来るのならばここは飛ばしてもいいと思います。
ここに時間を割くなら、クラクフやワルシャワなどの見る所が沢山あるところで最低2泊、出来れば3泊ずつ
してそれぞれの都市を見てまわって欲しいですね😉
ポーランド国内にはここの他にもカトリック教として重要な場所が他にもあるので
これを機にこんな場所もあるということを心のどこかに残しておいてもらえたら嬉しいです。
チェンストホヴァ日記終わり。
<INFORMATION>
●ポーランド語名称 Jasna Góra ヤスナグラ
●住所 ul. o. A. Kordeckiego 2, 42-225 Częstochowa
●公式HP http://jasnagora.pl/
●開閉時間
修道院内の施設に寄りますので詳細は公式HPのこちらご覧ください。
●チケット料金
基本的には無料ですが博物館などは別途チケット料金が必要になります。
:: If you want to email us – please use the form
(メールで問い合わせの場合はリンク先お問い合わせフォームからどうぞ※英語)
:: If you want to book a guide – please use the form on the e-center
(修道院内ガイドを予約の場合にはリンク先フォームからどうぞ※英語)
●最寄り駅 Częstochowa チェンストホヴァ駅(ICインターシティなど)
●行き方アドバイス
多くの方はおそらく周遊ツアーに組み込まれていると思います。
その為バスで連れて行ってもらえればそれが一番ですが、
もし個人的に行く場合には最寄り駅があるのでそこまで電車で行って
駅からヤスナグラ修道院までは約2㎞ですので歩けなくもないですが
Uberやタクシー(ぼったくりにはお気をつけて)で移動するといいと思います。
●地図
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2019/09/07-08
<Częstochowa>ヤスナグラへ行ってきました①
<Częstochowa>ヤスナグラへ行ってきました②
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→ポーランドのホテル探しはトリバゴ