<Częstochowa>ヤスナグラへ行ってきました①の続きです。
見つけた階段を上って、中へ進んでみると奥には広い部屋が広がっていました。
ちょっとした歴史博物館のような場所のようです。
古い旗が並んでいて一つ一つ違う柄を見比べるのが楽しい場所です👀
こちらの茶色の旗には1913rの文字が見えます(rはrok(年)の意味です)。
1913年!古い!すごい!👀
一番奥にはイエスの像と、黒のマリアの絵が展示されてしました。
他の教会や実際ここにある本物もそうですがこの絵の上に重ねるように金の装飾がつくのですが
これはプレーンな大元の絵です。
Obraz Matka Boskiej(オブラス マトカ ボスキエィ)
これは説明用のレプリカだと思いますが、黒のマリアの絵です。
右頬に傷があるのも特徴で、イースター(イエス復活の日)には
涙を流すとかこの傷から血が流れるとか流れないとか・・・🧐
黒い聖母とも呼ばれるこの絵ですが、そういえばチェンストホヴァといえば
夏休みの間に全国から歩いてチェンストホヴァのここへ向かう巡礼と呼ばれるものがあります。
大体は学生までの若い人がやるものだそうですが、
友人は歩いて行ったよ~と言っていました。夏で暑くて靴擦れして大変だったよ~と。
個人で歩く人もいれば、100人単位のグループで歩いて向かう人達もいてこの夏も
うちの前の通りを警察が片側車線とめてまで物凄い音楽をかけながらマイクを使って
なにか掛け声をかけながら歩いていくのを見ました。
(すごい音だったので何事かと見に出たらそれだったのです😜)
てっきり厳かな感じで歩くのかと思いきや、楽しい遠足のような雰囲気でした。
私がこの話を聞いて驚いたのは、「1週間とかかけて歩いて向かうのに、みんなホテルとかはどうしてるの?」
と田舎の人ほど経済格差が激しくとても貧しい上に途中畑のみのドーンとしたところを
歩いていたらスーパーは勿論宿泊出来るような建物すらないからです。
しかしその心配はなく、「途中途中で誰かが家に泊めてくれるから大丈夫なんだよ」と👀
「え?!知らない人が!?そうなの!?」とびっくりしましたが、
でもふと思い返せば日本でもきっと昔なら、知らない人でも同じ目的や同じ信仰があって若者が困っていたら
(ましてこのような有名なイベントだったら)どこにいても受け入れてくれたかな、と思いました。
四国巡礼なんかだとどうなんでしょうね?今はきっと気軽に泊まれる宿が沢山ありそうですが
昔は一般のお宅でも受け入れてくれていたのでしょうか。
そんなイベントがポーランドにもあるというお話🙂
この木の部屋は入れませんでしたが入り口がかっこよかったので📷
木と白い石の組み合わせもいいですね。
気付けばこの空間は先ほどの本物の黒のマリアの絵があったカプリツァの上だったのです。
上からも眺められるし、かつ素敵なステンドグラスや絵も沢山あって、ここは入ってよかったです。
(勿論座っている人達は祈っているので、とても静かな空間でした。)
外に出て、あとは何があるのかな~と散策。
このヤスナグラ修道院、ここだけでちょっとした小さな町のような雰囲気です。
このあたりだけ見るとクラクフのヴァヴェル城内のようでした🙂
ARSENAL アーセナル(武器・兵器)博物館
ここはその昔スウェーデン軍に侵攻されたことがある場所だそうです。
他にも大砲が外にも置いてありました。
「法王の部屋」もありました😲!
そう頻繁に来るものでもないと思いますが、名前だけなのか本当に訪れた時だけ開くような
特別なお部屋なのか…🧐
とりあえず内部をぐるっと歩いて、救護室があったり、トイレがあったり、ラジオ局があったり。
ヤスナグラからは生中継があったりラジオ局があったり、情報発信の積極性と神聖な場所との
ギャップを感じます。なんとなく神聖な場所はひっそりしているイメージでした😆
「あ!聖水がある!」「聖水って飲んでもいいんだ😳」
聖水を家に持って帰って、聖水置き場がある人(ほとんどいませんがうちには使ってないけどもあります)
がいればそこにいれて使ったり、あとは何に使うんだろう?
以前何かの祝日の時に必要だけど聖水ってどこで手に入れるんだろう?と思い
主人に聞いたら教会で購入出来るそうです。
最初に入ってきた広場に戻ってきました。これからまっすぐ(半地下?)行くか、上にあがるか。
下は確かお店かカフェか何か主人が興味なさそうな場所だと思ったので
右側の階段で上がることにしました。
日時計の数字の書き方が面白い🙂🙃
あがってくると、これまた色々行くところがあるのが分かったのですが
どこも行列だったので空いている所を歩きました。
ここは来る時に真正面に見えたところで、外でミサがある時にカトリック教での
偉い人達が座る高台です。
目の前は公園のようになっていて(右側にもちゃんとした公園があるのですが)
中は入れませんでしたがきっとクリスマスやイースターは物凄い人が集まるんだろうなー
と思いました。ワルシャワですら旧市街の所の聖アンナ教会の周りは人で埋まりますからね😳
ここにも黒のマリアの絵発見。
おそらくここに入る為の行列がさっき諦めた所だと思います。
行ってみたかったけどもさっきのミサと人ごみに疲れてしまって断念。時差ぼけも辛い😢
外を歩くのは気持ちがいいです🙂
この日は冬にも使う完全防水のソフトシェルジャケットを
来ていたのですが、それでも風が吹くと寒い位でした。
夏はあんなに暑かったのに9月に入るとぐっと寒くなるポーランド。
ヨハネパウロ2世の像の周りには沢山のランプとお花が供えられていました。
天気がよければ下の緑の広場もぐるっとお散歩したかったです。
しかしこの日は雨もぱらつき、風も冷たくて寒かったのでそこまでいく元気がありませんでした。
晴れていれば気持ちがよかっただろうなぁ♪
ちょっとしたお城のような修道院。
なんとなくハリーポッターみたいと思ったり。😍
映画のロケ地になっていそうな場所もありました。
この下の道へいけるのか、プライベートエリアなのか分かりませんでしたが
これだけ人がいて歩いている人はいなかったので多分プライベートエリア。
渡り廊下ってやっぱり素敵😊
スウェーデン軍の大砲が展示されていました。
子供たちが楽しそうにしていたので遠目でだけ😉
裏側にあたるこちら側はどうやら観光バスがとまるところがあって
団体客が通るからなのか各国の国旗がずらっと並んでいて、とてもウェルカム。
初めて「しっかり観光地になってるところなんだな~」と感じました。
建物の隙間から。ここからの景色が街っぽくていいな~と思ったのです😍
<ヤスナグラ修道院ギャラリー(クリックすると大きくなります)>
ぐるっと一周してきてそろそろいい時間なのでワルシャワへ帰ることに。
朝来たときにはとにかくミサに間に合わなければ!と走ってたので気付かなかったけども、
いくつか門があって、それぞれ違う形をしていました。
名前が分かりませんでしたが2000年を記念の文字が入った門
悲しみ(痛み)の聖母マリアの門(Brama Matki Boskiej Bolesnej)
ルボミルスキ門(brama Lubomirskich)
ということでここで修道院を出ました。
少し下って表へ。白赤のポーランドの国旗と、白水色のマリアの旗が出ていました。
最初は間に合わないからここでいいんじゃない?と思ったのですが
中のミサに出れてきっと主人は嬉しかったに違いない。果たしてここでミサがあったのかもわかりませんが😅
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