久しぶりにマイダネク収容所へ行く機会があったので
こちらの最新情報として、また春のマイダネク収容所はどんな景色が見られるかという情報としても
併せてここに残しておこうと思います😀
いつもながら写真多めで詳しく書いていこうと思います😬
前回ルブリンのマイダネク収容所を訪れたのは2015年の1月の真冬、
(記事はこちらからどうぞ→ルブリン同行ガイドしました!<その1>マイダネクへ)
2019年4月下旬。
ルブリン自体に行くのも約4年半ぶりでした。
前回は早朝のTLKで行きましたが
今回はICにて9:20ワルシャワ中央駅(Warszawa Centralny)発
12:18ルブリン中央駅(Lublin Gł.)で行きました。
1等車で59złでした。6人シートの部屋タイプです。
★ポーランドの長距離電車IC・TLK車内はこちらの記事をご参照ください★
2019年春現在、工事中でワルシャワから行くには遠回りになっています。
実際の距離はそんなに遠くないのですが片道3時間🙄という電車の旅でした。
しかし車内ではお喋りしていたらあっという間😁
ルブリン到着です。DWORZEC(ドヴォジェツ)と書いてありますが、
これは地名ではなく「電車の駅」という意味です。
トラムの駅やバスの駅(バス停)なんかは英語のステーションに近いStacja(スタツィア)を使うのですが
ワルシャワ中央駅の事を「Dw.Centralny」と書いてあるのは「Dworzec Centralny」の略で中央駅という意味です。
ルブリンも他の都市同様中央駅はワルシャワと違って「Lublin Główny(グゥヴニィ)」と言います。
Główny/a は「Gł.」と略されます。
ワルシャワもWarszawa Głównaはあったのですが今は移動して新しい所に中央駅が出来、
建物は現在看板も残しつつ鉄道博物館になっています。
(鉄道博物館の詳細はこちらからどうぞ😊)
名前は残し新しい方をWarszawa Centralna ,Dw.Centralnyなど別の名前で呼ばれています。
最近はワルシャワ中央駅に「スタニスワフ・モニュシュコ駅」という名前もつきました 🙂
(詳しくはこちらからどうぞ😊)
駅前にはツーリストマップがあります。
駅でトイレを済まし(2.50zł)、券売機で切符を買ってバスに乗ります。
マイダネク収容所へ行くバスは、以前と違う場所で目の前のバス停発でした。
「Dw.Gł PKP02」バス停から「Majdanek01」までおよそ15分。
161番バスのFelin行きで行く事が出来ます。
電光掲示板もあるので(写真には文字が映りませんでした😂)待ち時間も分かって安心です。
緑爽やかな季節。以前来たのが真っ白な真冬の景色だったので
別の場所の様に感じました🙂
バス停は入り口すぐ近くにあるので入り口へも迷いません。
マイダネク収容所も入場料などはかからず、無料なのでそのまま入っていくことが出来ます。
最初の建物はインフォメーションセンターです。
中にはガイドを頼む場所だったり、地図を買う事が出来ます。(日本語はありません)
しおりになるようなカードが置いてあり、無料でもらえました🙂
中にはパネルの展示物が少しと半分はグループで来た生徒さん達が勉強する場所となっていました。
建物を後にし、まわり方は自由ですがまずはバスからも見えた石のモニュメントの方へ。
緑の芝生がとても綺麗です。
マイダネク収容所もかなり広いです。
結構歩きますので歩きやすい靴&服装で!
日よけになるようなものも外にはないので夏場は帽子も忘れずに。
モニュメントに行くまでにあった展示品のポスターがとても興味深かったです。
ポーランド語が読めないとポスターの意味が分からないかもしれませんが
一つ一つから「ポーランド人の強い意志」と「この場所であったこの事実を忘れない」という
メッセージとして伝わってきます。
マイダネク記念碑
(まぐさ石(lintelリンテル)=古代の建築で2つの支柱の上に水平に渡されたブロック)
この複雑な形はどちらも
「破壊的な侵略」の中で、
「突然の解放」の可能性を信じた人々を
「窒息死させ、破砕された人体のブロック」
を抽象的に象徴したものだそうです。
ユダヤ人は石がお線香のような役目をするそうです。
この細かくしかし綺麗に並んでおかれた石はユダヤ文化を表しているように思います。
道に沿ってバラクへ向かいます。
見ての通り最初のバラクまでも結構な距離があります。
最初に見えてくるバラクはガス室。が、この日非常に残念なことに工事中でした。
ここにはアウシュビッツではもう残っておらず見られないという青いチクロンBの跡が
見られます。
2015年冬に訪れた時の写真を貼っておきます。
マイダネク敷地内のバラクは全部ではないですが、展示室になっていて
それぞれ一つずつ説明が分かりやすく書いてあるので是非入ってみてください。
あるバラクでは現代アートとして飾られていた暗い部屋の中でのランプと色んな国の言葉が
書いてあった本の部屋がありました。
写真では明るく映っていますが、実際はランプ以外は見えない位に真っ暗で
うめき声のような声が流れていて、とても怖かったです😱
敷地内にある別の博物館内にある展示物
ギャラリー(クリックすると大きくなります↓)
つづく↓2へ