ビャオヴィエジャで2泊し、3日目の帰り。
朝ごはんを食べて昨日の場所で主人は釣り


途轍もない日差しの中、私は日陰を探し求め
主人はバッチリ
日焼けしながら約2時間ほどやって満喫。

暑い…クーラー…
車は最高です 
寄りたい場所があったので早めにビャオヴィエジャを出発
途中「Zającザヨンツ」という地名の場所を通ったのですが、
この地名、ポーランド語で「野兎
」という意味 。
丁度Zającに入る所で気で出来たウサギさんがポーランド国旗
を持って
迎えてくれました

ボチャンの巣はこうして所々でよく見られます
「ボチャーン!キヲツケテー!!」
ボチャンはもうすぐアフリカへ越冬のためポーランドを旅立ちます。

多い所だと、3本連続電柱の上に巣が作られていて上から行き行く人々を
眺めているようにも見えます





















さて、しばらく走らせてナビの言うままに森の中へ進むと
とある場所が見えてきました。

入り口には水色の東屋のようなもの。
ここが目的のGrabarkaです。

中にはどうやら井戸があるみたい?帰りに見てみよう。


可愛い柄のはいった扉を開いて…

「ジングウミタイダネー!」と主人。
主人のジングウはお寺神社全部一緒くたにしている単語ですが
木に囲まれ、石段の上にある雰囲気はどこか日本っぽい感じもします

(そうそう、正教会って十字架ちょっと違うんだよね
)
いつもカトリックで二本の十字しか見ていないので他のを見ると
ワクワクしてくるのですが、これは八端十字架と言います
2本多いですが、上の1本はキリストがはりつけにされた時の罪状を書かれた紙を表し、
下の1本は足台を表しているのがこの八端十字架です。
正教会だけが使うものではないですが、十字架も派によって違います。
十字架の形も奥深いものです
ちなみに罪状文の所のない六端十字架というのもあります。
これはカトリックでもよく見ます。
見るだけで色々分かるのは面白いですね

入り口の門にもちゃんと八端十字が入っていました。

到着!
立派な木の教会です。ここは正教会(ORTHODOXオーソドックス)です。
東方正教会という単語は西方正教会(カトリックとか)じゃない方
という意味なので正しくは正教会のようです。
“奇跡的な場所。
最初の正教会は、1710年に起こった疫病から地域住民を守るために、
1711年頃に建設されました。
1878年に教会は別の村から移されました。
1884〜1895年に改装されましたが、
1990年7月12日から13日の夜間に壊された為、
1991〜1994年に再建されました。”
と入り口に書いてありました

入り口にあったキリル文字。

中を見学しました。
中は撮影禁止なので写真はありませんが、綺麗でした。
雰囲気はカトリックとは全然違って、
なんとなくユダヤ教を感じるような、ドミニカンなような、
キリスト教と言ってもやはり全然違うなと感じるものでした

入り口付近に若い女性がいたのですが、イスラム教のような黒い布で髪を覆っていて
あれ?正教会ってそういうもの?と不思議に思いましたがこれも謎です。
司教(とは言わないようですが)の服装も
カトリックとは違うのできっとシスターも違うのかな、
考えてみれば司教さんに近い格好だった気もします。
ドアノブはギリシャ十字(縦と横の長さが同じ十字架)だなと思って調べてみたら、
このギリシャ十字は正教会(東方正教会やロシア正教会などと呼ばれたりするもの)
でよく使われるものだそうですが、
西方教会(カトリックやプロテスタントなど)でもよく使うそうです。
ちなみによく見る普通の十字架(2本で出来ていて縦が長くて横が短い)
♰はラテン十字と言います。
(なんでカトリックの所にもあるんだろうと不思議に思っていたけど別に使ってもいい物だったのか~)
ここは何に使うのかな?
東屋のようなものでしょうか?これは謎です。
表面に入っている模様が素敵。
宗教関係ではあるけども、
でもこれがこの地域の伝統文様なんですって言われても
納得出来るような模様が色んな所に入っていました
そしてこの場所の驚くところは何といっても十字架の数!

ずらーっと物凄い数の十字架が立っているのです。
木の物が多いですが、どうやらどれも古い物に見えます。

たまに新しい十字架もありますが、
こうした石の古いお墓も中にはあったり。
同じポーランドなのに全然違います。

敷地の外側にもまた別にあるのです。
まるで異国のよう…ズームしているので近くに見えますが実際は
少し離れています。

ここは主人曰く、正教会の人達にとっての重要な場所で、
ただの教会という訳ではないようです。
ポーランドのカトリックにとって重要なチェンストホーヴァみたいなものでしょうか
ポーランドも東(この辺り)に来るとカトリックより正教会
(東方正教会とも言いますが正式には正教会)の方が多いそうです。
ここもチェンストホーヴァのように夏に巡礼に訪れる人がいるのかな?
チェンストホーヴァはポーランドのバチカンと言っても過言ではない位
とてもとても神聖で重要な場所なのですが、
日本からのパッケージツアーだと大体行く所です

私はまだ行ったことがないのですが今年こそは行きたい場所の一つです

この建物、少し離れたら一切見えません。
隠れるようにして建てたのもきっと理由があるのでしょうね
そんな所も、重要な場所というのが感じられる要因の一つですね。
(クリックすると大きくなります)
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沢山の十字架
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立て掛けられるだけ
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特別な人?
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十字架のみ
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お土産屋さん
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大きなものまで
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とっても小さなものから
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古いお墓
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ずらっと並びます
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正面
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外まで続いていました
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竜胆が一輪

ポーランドにもまだまだ知らない所が沢山あるね~と
主人と色々巡る旅。自由に行ける車での旅行もいいですね!

最後に中へ入って見たら水を皆さん汲んでいました。
聖なる水という感じなのか、ただ単にここの水は綺麗なのか、
理由は分かりませんが写真の通り大きなボトルに詰めていく人が
後から後からきていました。
湧き水なのかな・・・?
という事でまた新しい場所を知ることが出来ました。
色んな国の色んな文化を知るのは楽しいですね。
これにてビャオヴィエジャ週末旅行日記は終わりです。
では、また~!
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★<旅行>ビャオヴィエジャ週末旅行1日目2018
★<旅行>ビャオヴィエジャ週末旅行2日目2018
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2017年の初めてのビャオヴィエジャの旅行の日記はこちらから
(こちらの方が詳しく書いてあります。)
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<ビャウォヴィエジャ2017>週末旅行日記1
<ビャウォヴィエジャ2017>週末旅行日記2
<ビャウォヴィエジャ2017>週末旅行日記3(家と教会)
<ビャウォヴィエジャ2017>週末旅行日記4
<ビャウォヴィエジャ2017>週末旅行日記5
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