※これは2016/05/26(木)に書かれたものです
ずっと行きたかったŁowicz(ウォヴィチ)!
主人の親戚が住んでいて、
この度「聖体節もちょうどあるし来なよ~!」とお誘いを受け、
行ってきました 🙂
ウォヴィチの場所はこのあたり。
Sochaczew(ソハチェフ)の★はショパンの生家ジェラゾヴァヴォラという村が
あるところです。
ウォヴィチ自体は正直、
普段の観光ではわざわざ行くところではないのですが
この日、ウォヴィチの聖体節だけは特別です。
ウォヴィチでしか見られないイベントがあります。
その為全国から人が集まるのは勿論海外からも来る方もいるそうです。
という事でウォヴィチの聖体節を紹介します 🙂
その前に。
そもそも聖体節とは何か。
*「最後の晩餐」でイエスは「パンは私の体、ワインは私の血と思って喫しなさい」と述べ、
弟子達にパンと赤ワインを少しずつ与えまし た。
キリスト教ではこれにちなみイエス・キリストと一致し、霊魂の糧とするため、
パン(聖餅)とワインを喫する儀式をイエスの体「聖体」の受容=聖体 拝領としています。
聖体拝領自体は日常的に行われますが、特に意義を強調するため、
1264年に教皇庁が聖体節を制定しました。
復活祭から50日目の日曜 日(聖霊降臨日)の次の木曜日と定められており、
復活祭が移動祝日(春分後の初満月後の日曜)のため合わせて毎年移動します。
ポーランドでは、満9才で始 めて聖体拝領が可能となるため、
この時期に女の子は白のドレス、男の子はダーク・スーツを着て教会で初拝領を受け、
家庭でお祝いすることが多いです。
引用:政府観光局公式サイト
物凄く簡単に言うと、
まず生まれて1歳くらいにカトリックになる儀式をします。
その次の七五三みたいなものがこれです。
この後さらに15歳あたりでカトリックネームという普段は使わないけれども名前を与えられ、
18歳で成人、この頃になるとゴッドマザー・ファザー(他人の親代わりのようなもの)になり、
そして結婚。
そして死。
という教会で行う人生の節目を祝うものの一つです。
公式サイトには“女の子は白のドレス、男の子はダーク・スーツを着て教会で初拝領を受け”
とありますがダークスーツの男の子は見ませんでした。
しかしこれに向かう若い女の子は親戚含め白いワンピースを着ている人が多かったです。
道端のお土産を売るおばあちゃんたち。
物を売るのはなぜかおばあちゃんが多い不思議。
現在の一般的な聖体節のイベントとしては、
その地域の教会を歩いて周って
それぞれのポイントで小さなミサをして戻ってくるという、
知らない人が見たら謎の行進をするのがこの聖体節。
ウォヴィチではその行進がどのようになるのか…♪
広場中央に大きな教会があり、
広場には小さなツーリストインフォメーションもあります。
どうやらこの教会がスタートだそう。
ちょうどミサが始まったので出ました。
と言っても入りきれないので外で。
かわいいお姉さん!小さい子と大人は多く見ましたが
年頃の女の子はあんまり着ないそうです。
(親戚も今年はもう着ないって着ていなかった)
とにかく可愛い!美しい!の連続なので
ウォヴィチの伝統の民族衣装は勿論、
このお祭りの人の多さ、街の雰囲気をご覧ください。
中からぞろぞろと人が出てきます。
それと同時にみんなが一斉に中央のカテドラル
(Bazylika katedralna Wniebowzięcia Najświętszej Maryi Panny i św. Mikołaja w Łowiczu)へ。
カテドラルの内部については後程書きます。
沢山出てきた!!
ここがどうやら本当のスタート?
ここから市内の教会を約2時間かけて歩いてまわります。
2時間中教会に止まってはミサをし、
また歩いて、止まってはミサをするので歩きっぱなしと言うわけではないようです。
カメラ小僧も沢山います。
数名でしたが、グイグイ出てきて妨害して撮る人達も。
「あなたの国の友達いるね!」
「違うよ!あれは●国人!」
「えぇ~どうやって見分けるの~」と
親戚といつもの会話が始まりました 😛
ここまでが始まり。
ここからどこか違うところへ行ってしまうのでついていかず、
私たちはカテドラルの中へ。
内部は後程!
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***2時間後***
戻ってきました!
本来ならば全部ついて歩いていくのですが、
主人に馴染みのない教会というのと、
親戚も年配の方々が長く歩けないので一緒に待っていました。
教会は基本的には家の近くの所が行きつけの教会となります。
先頭はウォヴィチの学校や政府関係?
そして来ました!!!
可愛い~~!!
気になる事を色々聞いてみました。
★まずこの衣装は代々持っている物を使うけども、多くはレンタルだそうです。
そして髪型はおさげ、
赤い大きなリボン
赤いリップ
バンダナ
編み上げブーツ
が女性の伝統様式です。
つづく