「<旅行記>クラクフ5日間その3カジミエシュ地区へ」の続きです。

シナゴーグの広場はひとけが無く、
少し怖い雰囲気がありましたが、特にこの燭台を見ると毎回感じます。
中心の一本から一列になるように伸びる形の燭台はユダヤ教独特の形です。

パステルカラーの並ぶところにBOOK SHOPの文字を見つけました。
「本屋さん…!気になるけど奥まっててちょっと不安だな…
きっとユダヤ関係だろうしあまり興味はないな…
でも見てみたい。
時間はある…よし行ってみよう!!」
一人短い葛藤をしながら、行動に移しました!
一歩入って見ると意外と普通の中庭という感じ。
入り口には普通の若いお姉さん店員二人がいてちょっと安心。
そしてお店に入って見ると…

あら!ちょっと素敵!
お屋敷のような、かわいい店内です。

ユダヤ人の写真が沢山。
見ていると「あれ、この人もだったの?」という方もいて、
アメリカは特に多いと言われていますが納得の面々でした。
この話は世の中的にタブーに近いのでこれでやめておきましょう 

他にも、歴史著書は勿論、ちょっとしたメモ帳、
ノートやユダヤ教の文字の練習帳や専用ペンなどもありました。
ヘブライ語と同じかと思ったら、少し違うのです。
それをここにあった展示物で知りました。
短い間でしたが、勇気を出して入って見て良かったと思えた
場所の一つでした 
銅像がお墓の前にありました。
お墓はユダヤ人のお墓のようでした。
調べてみると
=Jan Karski ヤン・カルスキ=
“1914年、ウッヂ生まれ。
1939年9月の戦争の発生時に彼はポーランド軍に加わったが、
すぐにソビエトによって捕虜になり、現在のウクライナの収容所に送られた。
カルスキーは脱出し、ポーランドの地下活動に加わる。
地理学と外国語の驚くべき記憶力があったカルスキは宅配業者になり、
抵抗軍とポーランド政府間の秘密の情報を伝えた。
1940年後半
ミッション中カルスキーはゲシュタポに捕らえられ、残酷な拷問を受けた。
強迫の下で彼は自分が秘密を漏らしてしまうことを恐れ、
手首を切ったが病院に送られて、そして逃げ出した。
1942年末
カルスキーはワルシャワのゲットーとイズビカのトランジットキャンプに密かに出入りして
そこでナチス占領下でユダヤ人が苦しんだ恐ろしさを遭遇する。
その後、カルスキーはロンドンに旅行し、
そこでポーランド政府の追放された政府と
アンソニー・エデン外相をはじめとする英国の上級当局に報告書を送付した。
彼はヨーロッパのユダヤ人を殺すためのドイツの計画を見たと警告した。
1943年7月
カルスキーはワシントンへ旅立ち、フランクリンD.ルーズベルト大統領と会い、
同じ警告を与え、行動を求める訴えを起こした。
カルスキは最高のポーランドの市民的および軍事的装飾品を受け取ることに加えて、
イスラエルの名誉市民となり、
ヤド・ヴァシュムの「国家の間の正義」を授与された。
2000年7月、ワシントンDCにて亡くなる。”
テルアビブ大学構内やニューヨークの
ポーランド総領事館の前にも彼の銅像があるそうです。

「あ!ここは噂の!!」
カジミエシュ地区というと、ユダヤ人街として有名ですが、
実際どの辺りがユダヤ人街なのか、そもそもユダヤ人らしさとはという事も
知らなかったのですが、なんとなく「っぽい」というのがここだと思います。
ここの写真をよく見るので、こうしたのが並んでいるのかと思いきや、

おっと現実はここだけの秘密です。 


長いレンガの壁沿いを歩きます。
この辺りはずっと石畳です。
窓から少し墓地が見えました。
恐らく先ほどのヤンカルスキさんの所にあった入り口が
ここにつながるものだったと思います。
さて、次は何処へ行こう?
そうだ、シンガーカフェ探して見よう!と歩き始めます。
シンガーカフェとは、昔のシンガーミシンの台がそのままテーブルとして使われているカフェの事で
このカジミエシュ地区では有名なスポットの一つです。
事前に場所は地図に売っておいたのでgoogle map片手に歩いていると…

あった!ここだ!!本当にミシンだ!!

そとにずらっと並んでいます。
喉も乾いたのでここで休憩することにしました。

店内はとてもおしゃれです。
ちょっとした宮殿の客間のような、アンティークが並び、
おばあ様方が当たり前のようにお茶をしていたり、
レジのある所はバーカウンターになっていてお酒もありました。

「ピアノもテーブルに…
」
ミシン台も斬新ですがこちらもまた斬新ですね!
しかしこれは少し抵抗がある人もいるかもしれませんね… 
(私は習っていましたが、ピアノは大事なものなのでおいていいのは楽譜だけ。
ものを置くことも駄目だったのでなんとなく幼少期の記憶から抵抗があります)

*******************MENU*******************
エスプレッソ 6.5zł
カプチーノ 7.5zł
ラテ 8.5zł
紅茶(ブラックティー) 6zł
ホットチョコレート 8zł
レモネード 10zł
********************************************
などなど。カード払いもOKでした 
今気付きましたがWi-Fiも飛んでいるようです 

天気も良かったので外の席で。
3月という事もありまだ肌寒い季節。
観光シーズンでもなかったせいか
空いていたのでのんびりできました。

シンガーカフェのエントランス
場所はこんなところにあります。
角がカフェです。
地図は最後まとめて載せてありますので参考にしてください 
長いので分けます。
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