ワルシャワ旧市街の近くにはオペラ劇場があります。
ポーランド語ではTeatr wielki「大劇場」と呼ばれますが、
その名のとおりとても大きなステージのある劇場です。
一度だけオペラを見に行ったことがあるのですが、
映画で見るようなバルコニー席にレッドカーペットなど観客側の素晴らしさは勿論、
ステージの広さといったらびっくりでした。
とてもとても奥行きがあるのです。
他にもご覧になったお客様の中には「こんなに広いステージは初めて見たわ!」
とおっしゃる方もいました 🙂
さてそんなオペラ大劇場ですが、
その中に博物館があります。こちらではその博物館を紹介します。
<歴史>
1957年、アーノルドシフマンが先導し作られました。
★アーノルドシフマン…
Arnold Szyfman(1811年11月23日Ulanów 生まれ- 1967年1月11日、ワルシャワ没)は、ポーランドの演劇監督と舞台監督。
ワルシャワのポーランド劇場の創設者。
彼は1913年にジグムント・クラシンスキーの戯曲「イリディオン」と共に開かれたワルシャワのポルスキ劇場(Teatr Polski)の建設を監督。
ヨーロッパで最も美しい劇場のひとつで、回転ステージと最新の照明が装備され、1913-1939年はシフマンの経営下にあった。
(ただし、第一次世界大戦のロシアでの2年間の拘禁を除く)
シフマンは1945年にポルスキ劇場の経営を再開し、1949年に共産主義当局によって解雇され、
1955年から1957年の間に最終的に戻ることが出来た。
彼はまた、他のワルシャワ劇場や企業のマネージャーでもあった。
ポルスキ劇場では、彼は最高のアーティストを雇い、22のシェイクスピアの演劇を含む多くの作品を自分自身で指揮した。
<受賞歴>
1925年 Officer’s Cross of the Order of the Restitution of Poland; French Legion of Honor Cavalier’s Cross; Corona d’Italia Officer’s Cross
1946年 Golden Cross of Merit
1959年 Order of the Banner of Labor, 1st class
–wikipediaより引用-
博物館には
ポーランド全土からの記念品が展示されています。
もともと、博物館はワルシャワ歴史博物館の劇場として機能し、
教授エウゲニウシュ・シュヴァンコフスキ(Eugeniusz Szwankowski)が指揮していました。
1965年(戦後ですね)に博物館は新しく再オープンされたTeatr Wielki(オペラ大劇場)の建物に移されました。
博物館は、第2次世界大戦で生き残ったものに加え展示品の収集と処理に専念しました。
次に、Józef Szczublewskiのリーダーシップの下でその後はエヴァ・マコマスカが、
劇場では学業を続けることに加えて、展示プログラムを開発しました。
まもなく、この機関はポーランドの演劇研究の中心地となり、
展覧会の開催、教育キャンペーン、新しいアイテムの獲得などが含まれるようになりました。
<コレクション>
シアターミュージアムのコレクションは、1800年から現在までの劇場の歴史の
ほぼすべての期間を示す約20万点の作品と文書で構成されています。
博物館には有名なオペラ芸術家(エドワードとヤン・レゼック、アダム・ディジュール、ヤン・キープラ、ワンダ・ヴェルミンスカ、ボグダン・パロッキー)ドラマ(ウォーシエック・ボグスワフスキー、アロジョ・ゼオフスキー、ヘレナ・モルゼイエスカ、ウィンチェン・ラパッキー、ボレスヴォワとジャジー・レスツィンスキー、マリア・ダルエバ、タデウシュ ウォムニツキ)バレエ(MichałKulesza、Feliks Parnell、WojciechWiesiołłowski)文学キャバレー(Marian Hemar、FryderykJárosy)、ステージデザイナー(Wincenty Drabik、Karol Frycz、Andrzej、Zbigniew Pronaszek、Władysławジャン・コシンスキー、テレサ・ロズコフスカ、マリアン・コウォジジエ、アンドレゼ・クレーツ・マジェウスキー)有名な監督(タデュズ・ポウリコフスキー、アーノルド・シュジフマン)の3人が参加した。
美術館は、絵画、彫刻、グラフィックス、図画、多数の写真、風景(デザイン、模型、衣装、小道具)、書類、芸術家の書簡、写本、古い版画、紙幣、ポスター、プログラム、貴重なスコアとレコーディングの図書館があります。
★いつ見ることができるのか?★
劇場博物館の展示は、全ショーの観客全員に公開されています。
・・・という事は、博物館だけ見ることは出来ないのでしょうか?
実はこの写真を撮った日、時間的には営業時間内。しかし鍵がかかっていて、
気付いた受付の人が開けてくれたのですが「今日はお休みよ」と教えてくれました。
確かにこの日ショーは何もない日でした。
その時気付かなかったのですがだから入れなかったのかな!?
確証が持てないので問い合わせ中です 🙂
<INFORMATION>
●ポーランド語名称 MUZEUM TEATRALNE(劇場博物館)
またはTeatr narodowy(国立劇場)、Teatr Wielki(大劇場)とも呼びます。
●住所 Plac Teatralny 1, 00-950 Warszawa
●公式HP http://teatrwielki.pl/dzialalnosc/muzeum-teatralne/
●Facebook ページもあります:https://web.facebook.com/operanarodowa/
●開閉時間 火~金 10:00-14:00(短いので注意!)
●チケット料金 どうやらオペラを見る人のみ見られる・・・?(確認中)
●最寄り駅 Pl.teatralny(バス)
●行き方アドバイス
最寄り駅は↑ですが、観光でよく使う中央駅も通る175番・128番バスの終点Pl.Piłsudskiegoで降りて、
そこから歩いても近いのでこちらの方が観光中では分かりやすいと思います。
オペラ劇場の裏側を通っていくようになります。
●地図