2日目の昼間
今日はついにバイソンを見るぞ!ってことでまずは森の入り口がある所へ。
入り口はいくつかありますがこちらが公園へと続く入り口の一つです 🙂
しばらく中まで進んでいくと、正面入り口につながり、お土産屋さんが現れます。
ヨーロッパバイソンのぬいぐるみなんて、なかなかないですよね 😀
どれもとても可愛いです。
ちなみに正面の入り口はこんなところです 🙂
ちいさなインフォメーションセンターもあります。
観光コースが色々あるようで、これなんかは
「野生のバイソンを見よう!スタートは3:30am~
19時頃のスタートでは梟やビーバー!」
とのことで、夜森に入るのは少し怖いですが、ガイドさんもつくので
ヨーロッパで野生動物を見たい人にはいいかもしれませんね 😀
森の方へ行くには、色んなツアーがあるのですが私たちが参加したかったのは3時間のツアー。
時間、人数制限があるので、取り合えず予約をと電話をしたのですが、
なんと電話の先は左の写真の奥に写っているこの建物。
「目の前がオフィスだったのか!」と後で気付いて笑っていました 😀
結局この日のツアーは16時からのもの(しかもポーランド語のみ)しか空いておらず、
ポーランド語でもいいけども、という事は終わるのが19時、
しかし夕方は先生方とまた会ってご飯を食べたいと思っていたので
翌日の朝一のツアーを予約しました。
もしビャウォヴィエジャのツアーに英語のグループで参加をしたいと
考えている方がこの日記を読んでいらしたら、
早めに予約するのを強くお勧めします!(夏のシーズンは特に!)
さて、しばらく時間があいてしまった私たちは
今日のうちに博物館とバイソンを見ておく事にしました。
明日森へ行った所で、見れるかどうか分からないですしね!
バイソンを見るのが目的の旅行だったので確実性をとりました 😀
この建物がインフォメーションも博物館もホテルにもなっている中心の建物です。
突然近代的な綺麗な建物が現れてびっくり 😛
阿吽のようなバイソンに囲まれ、博物館のチケットを買いました。
ここの博物館も、予約制、人数制限があって、どうやら普通の博物館ではないようです。
チケットを買って、入場できる時間まで少しあったので
塔の上へのぼってみることに。
エレベーターでのぼると・・・
辺り一面ビャウォヴィエジャの森。
すぐそこがベラルーシです。
どこまでも続く空、水平線が海ではなく陸地で見られるのがいいなと思いました 🙂
さて、時間になったところでいよいよ博物館へ!
英語のオーディオガイドを借りて(必須)いざ!出陣!
写真を撮っている暇がなかったので文字になってしまいますが、
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まず1グループは15人。
中に入るとそこは暗く、係りの人がオーディオの使い方、そして博物館の見方を教えてくれます。
始まると係りの人は消え、自分たちで暗闇を歩いていくのですが、
スポットスポットで歩いていくと照明が当たり、オーディオで「1番を押してください」と教えてくれます。
すると照明が当たっている動物の説明が始まり、終わると暗くなる。
そしてオーディオがまた「次のシーンへ歩いてください。〇番を押してください。」
と教えてくれるので歩いて行ってまた聞いて、
を繰り返してみんなで同じ展示を一つずつ見ていく仕様です。
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これなら誰かが先に行くこともなく(真っ暗なので)、
全員がヘッドホンをしているので基本おしゃべりも出来ず、
しっかり見ることが出来ていいアイデアだと思いました 🙂
写真を撮っていいのかどうか分からなかったのですが、
後でOKだということに気付いたので途中から見てきた展示物を
ギャラリーにして載せました 🙂
ゆっくりご覧ください♪
ビャウォヴィエジャ博物館ギャラリー(画像をクリックすると大きくなります。)
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剥製が沢山
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ハリネズミも!
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本物かと思いました。
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木なども本物。
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なんと白いリス!
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いつ見ても可愛いリス。
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リスの剥製も初めて
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狐の子供
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ここだけは・・・
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オオカミもありました
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つのが立派な牡鹿
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動き出しそう!
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オオカミは危険
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Lynx(オオヤマネコ?)
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展示が自然そのもの
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取りを狙う鷹も。
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見たことのない鳥が沢山
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分かりやすい鳥の展示
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えりまき…鳥?
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こんな鳥がいたんだ
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ダムをつくるビーバー
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ビーバーは意外と大きい
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イタチ?
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熊の目は意外と小さい
ビーバーが剥製でも間近で見られたのが嬉しかったです。
他にも見たことのない鳥や、生体もよく分かって、行ってよかったと思える博物館でした 🙂
さぁ!次はいよいよ本物のバイソンを見に行くぞ~!
歩いて宿へ戻って車を取りに行きます。
車で保護地区へ。
バイソンが見られるところは、動物園ではないのですが、バイソンの他にも
何種類かの動物が保護されていていつでも見れるようになっています。
ここは先ほどの森の入り口の所からは歩いてはいけないので車で。
道端の勿忘草がとっても可愛かったです。
車を停めて、そしてどこまで進むんだとしばらく森の中を歩き、
この←からがまた遠かった。
そして着いた所で、料金を払います。チケットがあるわけではないようで、払うだけ。
レシートがチケット代わりでしょうか。ちょっとしたお土産も売っています 🙂
(なんと切手も売っていたのであとで葉書が出せます!)
少し歩くと・・・
わぉ!いた!
バイソンか!これがバイソンか!!
大きいな~!!
よく周りも見ず、とりあえずまっすぐすすんだ先にいたのがヨーロッパバイソン!
牛みたいだな~と思って調べたらウシ科でした 😀
野生のヨーロッパバイソン個体はすでに絶滅しており、保護されていて増やした
純粋種のバイソンがいるのはここだけだそうです。
他にもいろいろいるというので早速探しに。
ここは限りなく自然に近い環境にしてあるもので、
とにかく動物用の敷地面積が広い為、どこにいるか探すのが大変です。
Łoś(ウォシ)
英語だとムースです。カナダなどでよく見られるとっても大きな大きな鹿の一種です。
ムースの体も大きいですが、角が特徴的ですね!
ムースも見たかったので本物が見られて嬉しかったです。
この日見つけられたのは遠くの木陰で休むムース一頭でした 🙂
暑さにはやはり弱いのかな。
Dzik(ジク)
イノシシです。もしかしたら色んな種類がいて貴重な種類なのかもしれませんが、
ここにいてびっくり 😛
ポーランドでもイノシシは害獣に当たるので非常に危険な動物です。
よく車と事故を起こすという話を聞きます。(そして車が凹む)
どこにいるのかなーと探してやっと一頭発見。
そして先に二頭仲良く寝ているイノシシ発見!
人間にはとても暑くて日向にいられないほどだったのですが、
このイノシシたちには暑くなかったのかな…? 😀
こんないい寝顔をみてしまうと、
普段怖いと思っていたイノシシも可愛く見えてしまいます 🙂
ポニー?小さな馬が何故か一列に並んでいました。
Wilk(ヴィルク)
オオカミです。狼も初めて見ました!
夜行性だからなのか、しばらく寝ていて、写真はやっと起きた所を撮りました 🙂
フェンスの中も広いので、奥の方が見えるように
こうして渡り廊下のようなものがついているところもあります。
そこから昼寝をしているオオカミを見つけることができました:)
やっぱり狼にとっても暑かったんだな~
犬みたいで可愛いけども、
可愛いなんて言ってられない強さなんだろうな… 😛
Ryś(リシ)=Lynx(リンクス) オオヤマネコです。
剥製で見てから、本物がいるなんて!と探しに探したのですが見つからず。
しかし諦めきれずに2週目へ!
また同じところでよく探すけども見当たらない。
すると主人が
「これだけ見ていないと木の上にいるはずなんだけどね~」
「それか草むらに隠れているかも」
この言葉をヒントに端の端、誰も見ないような所を凝視していたら
遠くに見つけました!いた!隠れてた!!
この写真はかなりズームしている上に、後ろからと残念なのですが、
それでも見つけることは出来たので良かったです 😀
Żubr(ジュブル)
歩いてきてふと横を見たらすぐ目の前にヨーロッパバイソン!
写真だとなんだか小さく見えますが、本物は凄く大きくて、
こんな目の前にこんなフェンスだけで大丈夫なのかと
心配になるほどの近さでした。
実際はとてもおとなしく、ただ座ってのんびりしているようでした 🙂
そしてここからがバイソンエリア!
沢山いました!バイソンが沢山いる~ 😀 😀 ♪
親子バイソンに、
活発に動くバイソン!
ズームをしてとると、やはり迫力があります。顔は牛ですね!
角が立派です。
これを見て闘牛を思い出しましたが闘牛の牛というのは本当に牛の方のようで
日本の闘牛だと黒毛和牛を使うそうです。
スペインの方の闘牛はまた別の牛で使われるのはスペインの在来種だそうです。
ちなみにここにいるのはヨーロッパバイソンで、アメリカンバイソンと言うのもいますが、
そちらと比べると一回り小さいそうです 🙂
この時期はちょうど毛が抜けていてスリムに見えますが普段テレビで見ているバイソンは
それはそれはフワフワで毛が長くて、まさに極寒の土地の生き物というのが分かる見た目です。
おっと目が合ってしまった!・・・いいのかな、大丈夫なのかな・・・
大丈夫でした 🙂
日が落ちてきて動き始めました 🙂
子供よりも大人の方が楽しめる場所のように見えましたよ 😀
勿論私も!どれだけ写真や動画を撮ったか分かりません 🙂
ポーランドにはŻubrというまさにこのヨーロッパバイソンの絵が描いてあるビールがあります。
とってもポピュラーなビールなのでどこにでも売っています。
私はお酒が飲めないので味のレポートが出来ないのがとても残念なのですが、
ポーランドに来た際には是非試してみてください。
お土産にもおすすめです 🙂 ♪
Sarna(サルナ)=ノロジカ
個人的には鹿も好きなのですが、家の周りでもたまに見る鹿は日本語だと
ノロジカという種類の鹿なようです。
ブスッとしていた顔も可愛かったのですが、目が合った時の正面からの顔も
とってもかわいかったです 🙂
マーブル模様のヨーロッパバイソンもいました。
こちらはよく歩いていて、迫力がありました。
角がないので、雌なのかな?大きな体です。
のっしのっしと歩いていました。
目的のバイソンが見れてとても満足でした 🙂
そしてそれ以上にとても見れて嬉しかったのが・・・♪
角が立派な牡鹿!!!
こんな立派な本物の角は初めてで、これもまた見たかったのでとても嬉しかったです。
そして何よりもこの鹿の気になる表情…
なんて愛らしい! 😀 😀 😀
何かを食べているのか、口のあたりがムッシャムッシャと動いていたのですが、
動くたびに顔だけがずっと主人を追っていて、しばらくface to faceと状態。
たまに目を逸らしたかと思えばまたしっかり見ていたり。
表情がとにかく可愛くてこちらも何枚写真と動画を撮ったか分かりません 😀
最後に少しでも協力できればとお土産にポストカードなどを買って、出口へ。
悠々と過ごす動物たちが目の前で見れてとても貴重な体験が出来ました。
広大な敷地と緑に囲まれた野生に近い環境で見る動物たちは、
動物園では見られない姿を見せてくれたように思いました 🙂
学校の行事で来ていたのか、子供たちのグループと一緒に帰路へ。
ここで一つちょっとしたことがありました 🙂
歩いていると道端に何かがいるのを私が発見。
「これは何だろう?ウサギ?生きてる…?」
灰色の毛並みが綺麗な何かうずくまっている様子で道端の草むらにいたのです。
しかし丸すぎて顔が分からず、耳らしきものもよくわからず。
何よりも近づいて話しているのに逃げないのも不思議。
「息してるよね、生きてるよねこれ」
「えっ本当になんだろうね」
そんなことを二人でしていたら、先生と子供達が群がってきて、
「どうしたんだい、おやこれは何だろう!?まさかリンクス!?」
先生もかなりのテンションで、子供たちもスマホを取り出し
写真を撮ったりワイワイ囲み始め・・・
びっくりしたのかふと動き出したその動物は・・・
猫でした 😛
「なんてやつだ!笑」
「ははは~騙された~!!笑」
先生も子供達も大笑いでした 😀
お土産屋さんで旅行のお土産、マグネットを買って、
そして車に乗り込み宿泊先へ。
この辺の地域は本当に至る所にボチャン(コウノトリ)の巣が道路に面してあるので
色んな所で見られました 🙂
そして夜は先生のお宅へ再びお邪魔し、ご飯を御呼ばれ 🙂
色々お喋りをしていましたが、途中からiPadをテレビにつないでyoutubeタイムに。
「かおりの町の動画を見せてよ」と言われ、
そんなのあるのかな~と思いながら調べてみたら、あるもんですね!びっくりです!
ドライブレコーダーの映像があって、それを見ながら「アメリカみたいね」と
言っていたのがびっくり。
確かに高い建物はそんなにないけどもお店は道路沿いにずっとあるのが
アメリカっぽいのかもしれません。
ポーランドはそうではないのでやはり日本は大いにアメリカの影響を
受けていると感じます。今では日本はどれだけアメリカなのかと思う位です 😛
そしてさらに先生が「僕これが好きなんだよ」と出してきたのが
なんとMatthew’s Best Hit TVの映像。
大好きでしたこの番組!
藤井隆がハイテンションのマシュー南となり、
とにかくゲストもとっても楽しそうな番組だったのですが、
毎回爆笑をしてみていたのを覚えています。
まさかこんなすごい先生が好きだなんて!ついでに載せておきます 🙂
実はこの回はLost in Translationという、日本好きな人、もしくは日本に興味がある外国人なら
殆どの人が知っている日本で撮影された映画があるのですが、
その映画の中で使われたそうです。
そしてその流れでyoutubeが勝手に流した島谷ひとみの回では
奥様と主人はよくわからない様子でしたが
私と先生は大笑いをしながら見たといういい思い出が出来ました 😀
楽しい時間はあっという間で、
気付けば22時までお邪魔してしまいました。
2日目も楽しい1日を過ごすことが出来ました。
続く。
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<INFORMATION>
今回行ったビャウォヴィエジャ自然博物館の情報です。
●ポーランド語名称
Muzeum Przyrodniczo Leśne im. prof. J. Miklaszewskiego
Białowieski Park Narodowy
●住所 Park Pałacowy 11 , 17-230 Białowieża
●公式HP https://bpn.com.pl/
●開閉時間
4/17~10/14:月-金9:00-16:30,土日9:00-17:00
10/15~4/16:火-日9:00-16:00(月曜休館)
最終入場は30分前まで。
1/1,11/1,12/25、カトリックと東方正教会のイースターは休館
●チケット料金:オーディオガイド付き大人15zł
●行き方アドバイス
ビャオウォヴィエジャの森(というか見た目は公園)の中にあります。
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<ヨーロッパバイソンに関する興味深い記事>
★ヨーロッパバイソン ― 復活した森の帝王
ポーランドの「目ざめよ!」執筆員
https://wol.jw.org/ja/wol/d/r7/lp-j/102008364
★ナショナルジオグラフィック
「野生絶滅から1世紀、欧州のバイソン再野生化へ(オランダ)」
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/032500110/
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<ビャウォヴィエジャ>週末旅行日記1
<ビャウォヴィエジャ>週末旅行日記2
<ビャウォヴィエジャ>週末旅行日記3(家と教会)
<ビャウォヴィエジャ>週末旅行日記4
<ビャウォヴィエジャ>週末旅行日記5
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