ポーランド最古の森ビャウォヴィエジャの森へ!
週末旅行で7/15-17の2泊3日、
ビャウォヴィエジャへ行ってきました。色んな経験があったので
日記として残しておこうと思います 

ビャウォヴィエジャはポーランドとベラルーシの国境にある町です。
ベラルーシという国はポーランドよりも聞き慣れない国かもしれません。
ビャウォヴィエジャのスペルはBiałowieżaと書きます。
ワルシャワからは約250km、
車で3時間半~4時間のところにあります。
電車では行きにくいので行くならばバスか車です。
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10:00am
少しのんびりし過ぎましたが家を出発!
荷物もしっかり積んで、おにぎりも持ってレッツゴー!
主人は年齢には珍しいくらい敬虔なカトリック教徒なのですが、
そんな彼は長距離運転をするときには必ず十字を切って手を合わせてから出発します。
この日も祈ってから出発しました。

ポーランド国内は色んな所を訪れているつもりなのですが、
実は東側は初めて。
ルブリンは行ったことがありますがもっと今回はもっと東。
「東側は何もないからね」というのが理由でした。
家を出て約30分、
いつもと違う道を通りすでにここが30分のところとは思えないほどの村に突入。
さっきまであった家々やコンビ二、バスはどこへ・・・!?
そして代わりに見えてきたのは馬。
馬を使って、刈ったヘイ(日本語でなんていうんだろう?枯草?)を運んでいました。
最初は観光用の馬でおじさんが引いていると思ったのですが違ったのです。
トラックが普通かと思いきやまだ馬が活躍しているとは・・・!

車窓からの景色がずっと楽しかったです。
今までとは違う、何もないと言えば何もないのですが、
どこまでも続く広い空、広い麦畑、トウモロコシに花畑。
コウノトリの巣が交差点や一般の方の庭にもよく見られて、
こんなに沢山見られるのも初めてでした。

13:30
宿泊先のペンションに到着。
今回ビャウォヴィエジャを案内して下さる友人が待っていてくれました。
主人が学生のときにお世話になった先生です。
ワルシャワからビャウォヴィエジャに引っ越したそうで今回招待してくださったのです。

まず宿泊先も可愛らしかったので紹介します。
今回泊まったのは国立公園の近くにある「UNIKAT」というペンション。
部屋は2階で窓からは隣の家に巣があるコウノトリが見えました。
木造の建物がかわいらしいペンションです。タイヤのいいリサイクルですね!
ついでに部屋の中も。
とても清潔で綺麗なお部屋なのですが、いつもながらに冷蔵庫はなし。
ポーランドのホテルは普通のところだと冷蔵庫はない所が多いです。
普段から常温を飲む習慣があるからかもしれませんね 
(夏でもビールは常温で飲むことも多いです :) )
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3つ星のペンションだったのですが、
ボディソープくらいはあるかなと思いきや
あったのはハンドソープのみ。念入りにドライヤーから何から
全部持って来てよかったと思った瞬間でした :Pあるかなと思ってなかったものといえば、
・ボディソープ
・部屋のゴミ箱(トイレのはありました)
・洗面タオル(タオルは一人一枚)
です。 |
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浴室はシャワーのみなのですが、
このシャワーのカランが左が青で、右が赤表示。
ということは赤がお湯なのかと思ったら左(青)がお湯だったのです!
なんというトラップ!!
そして洗面所の蛇口は左が青だったのですが、左は水だったのです。
ポーランドに限らず海外あるあるだと思うのですが、何故逆に着けるのか!
どうして確認をしないのか!! 

荷物を置いて先生のお宅へ。
先生のお宅はとても可愛らしく素敵で写真を撮らせてもらいました!
外には鉢の巣があったのですが、あえて駆除しないとのこと。
というのも、大きな蜂なのですが、人間は攻撃してこないし、
この蜂が蚊を食べてくれるので蚊がいないので助かっているということです。
これだけ植物に囲まれているのに蚊がいないなんてすばらしい!
そもそも動物にしてもそうだと思いますが、
人間が何もしない場所であればどの生き物も攻撃はしてこないのですよね。
ワジェンキ公園の慣れているリスや小鳥、
孔雀を見てもそうですが悪いことをする人がいないから
きっと恐怖感なく近寄ってくるのでしょうね。鳩やカラスも穏やかです 

「この屋根瓦じゃないけどなんだろう?」と見ていたら、
先生が「これは木なんだよ」と教えてくれました 
木の厚い皮のようでした。あの分厚い皮なら藁葺よりももっと耐久性があると納得。
実際特別なことがなければ3,40年は変える必要はないそうです。
中では奥様がランチを準備して待っていてくださいました。

私の大好きなコトレトスハボヴィ! カレー風味で美味しかったです!
それから白いんげんとマッシュポテト(ディル和え)です。
どちらもよく食べます 

先生のTシャツがとても難しい数式のTシャツで、
インテグラル(と言う言葉を何十年ぶりに口に出したことか…!)があって、
∫ あ、記号が出た!これの上に丸がついていて、
∲これか!いや∳こっち?先生のTシャツは横棒入っていなかったのですが
インテグラルが閉じてると言っていたので
もはや分からない世界でした。
数Ⅱまでしかやっていないのできっと数Ⅲでやることなのかな…
ちなみに先生翌日はハーバードのTシャツ着ていました。
先生すごい!

「二人の為にケーキ買っておいたの!」
と、この地域の伝統ケーキ、マルチネクを頂きました。
そう、これはご覧の通りミルクレープです!
ポーランドでミルクレープを見たのは初めてで主人は勿論知りませんでした。
ミルクレープに、何か味を追加して合って少しコーヒー味のような?
ティラミスのような、そんな味付きのミルクレープでとても嬉しかったです 
どこを見ても可愛くて、色々見ていたら
「写真とってもOKよ、私も嬉しいわ
」と言ってくださり、
家の中も色々見せてくれました :)
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家の中もどこもオシャレでとっても綺麗です。
なんとサウナまでありました!
ポーランドではサウナ文化はあまりないように
思いますが先生のお宅にはあって
びっくり!いいなぁ~♪
こんな家に住みたいなぁ♪
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「この後はサイクリングを予定しているの!」ということで
まずは自転車を借りに行きました。
ビャオヴィエジャにはレンタサイクル屋さんがあるのです 
ここで私にはひとつ問題が・・・
足が短すぎて乗れる自転車があるのか心配だったのです。

というのも、以前日記にも書いたことがあるのですが、
ほぼ同じ身長、同い年の友達の自転車を借りたところ、
サドルをさげても足が届かない事件が!
「12歳のときにもらった自転車あるから、それ空気入れて試してみよう!」
そしてその自転車のサドルを下げて
やっと届いたのです。自分の足の短さにshock!
こちらの人の足の長さは恐ろしいです・・・

幸いこのレンタルバイク屋さんは子供用もあったので安心 
子供用かどうかはわかりませんでしたが
無事私も乗れる自転車を見つけて早速サイクリングへ!

まずは森のまわりの公園から。
縁溢れる公園の中、気温はとても涼しく気持ちがいいスタートです 
途中先生がとまりながら色々教えてくれました。

「カオリ、見てごらん。これなんだと思う?」
「これはビーバーですか!?」
「そう、よく知ってるね
ビーバーが倒したんだよ。」
ポーランドにはビーバーも沢山います。
まさに木を倒してダムを作ろうとしたのですね 

次の木も倒れそうです。
しかしこちらはどうやら諦めたようです。こんな木は初めて見ました!
しばらく進むと見晴らしのいい場所に着きました。
ここの展望台からは鷹が見られるそうですが、残念ながら
この日は見つけられませんでした。

高い所から、なんでもない景色ですが、それでも気持ちがいいのは
初めての場所だからか、それともみんなと一緒だからでしょうか 
この後先生が思い出したように、
「そうだ!この先に僕の大好きな場所があるんだ!」
「え?そんなところあったの?初めて聞いたんだけど!」
「あるんだよ~えへへ」
奥さんもびっくりしていたのが面白かったです 
そして連れて行ってくれたところがこちら。

この踏切の場所です。

とってもいい所でしたよ~ 
左を見れば・・・

緑のまっすぐな道!
いいですね~~~~ 
写真はどれも加工していないのでこの緑も目で見てきた色とほぼ同じ色です。
ポーランドの植物は葉も花もとても鮮やかに思います 
そして右をみれば・・・

こちらもいいですね~~~~ 
私はカーブが好きなのでこちらもたまらない景色です。
ここで何枚写真を撮ったか分かりません 

ちなみに来た道もカーブでこれもまたいいカーブの田舎道でした 
この写真だけだと、日本のような雰囲気もあるでしょうか? 
まだまだサイクリングは続きます。
—つづく—
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<ビャウォヴィエジャ>週末旅行日記1
<ビャウォヴィエジャ>週末旅行日記2
<ビャウォヴィエジャ>週末旅行日記3(家と教会)
<ビャウォヴィエジャ>週末旅行日記4
<ビャウォヴィエジャ>週末旅行日記5
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