今日の朝ごはんはザピエカンカでした 🙂
これもポーランド料理なのですが、サクサクのパンのピザパンです。
さて今日は先日死者の日のお墓参りで
ブルドノ墓地に行ったときにおばあさんから買ったお菓子を紹介します 🙂
「Pańska skórka」
photo: Szymon Żurawski
パンスカスクルカを直訳すると「主(イエス)の皮」というもの。
白と赤のとても伝統的なお菓子で昔は羊皮紙に包まれ、
主にワルシャワで売られるものだそうです 😉
全国で知られている物ではなく、クラクフではトルコの蜂蜜という名前で知られていたり、
ルブリンでは形は全く違いますがと言って同じような甘いものがあるそうです。
ルブリンのSzczypka(シュチプカ)
20世紀の初め、最初は”panieńska skórka”(乙女の肌)という名前だったそうですが、
その繊細さ、滑らかさは主(イエス)のものに値する!となり名前が変わったそうです。
またその昔は薬局で鎮咳薬としておかれていたそうですよ。
寒い中お墓参りに来る子供たちにとっていいものではあると同時に
近年では外で販売しているものとして販売環境が良くない、
さらには売る人の質が良くない、店が出過ぎるなどの問題もあるそうです。
しかしこれは多くの人にとっておばあちゃんの味、この死者の日を思い出す懐かしい味として
今まで残ってきた文化だそうです。
主人もものすごく久しぶりに食べて喜んでいました 🙂
これからも残って欲しい文化です。
ワルシャワのこのパンスカスクルカは、
特に死者の日(諸聖人の日)の墓地で売られるのが一般的だそうです。
先日の墓地で「こんなところでお菓子?」と不思議がっていたのは私だけでした。
これが当たり前の風景だったのですね 🙂
手作り感が伝わるそれぞれ大きさの違うキャンデー。
しかも一つ一つが大きくて、舐めるのも大変 😀
しかし味はとっても甘く、その甘さもシロップや蜂蜜の優しい甘さなので
紅茶を飲みながら、インカを飲みながら、
そんなまったり時間にぴったりのキャンデー 🙂
ちなみにおばあさんからは1袋10個入りで10złで販売していました。
画像検索するとどこも大体一つ1.5złで売っているようなので
一つ一つも大きいですし、とてもお得だったと思います 🙂
簡単に作れるはずだよ、と主人が言うので調べてみた所、確かに簡単そう!
調べたのでついでに紹介します;)
photo: Szymon Żurawski |
<準備するもの>
・生卵の白身 2つ分 (もしくは6つ分)
・砂糖 1カップ (もしくは 500g)
・水 1/2カップ (もしくは 150ml)
・蜂蜜 1/2カップ (もしくは 片栗粉4スプーン)
・バニラの香りづけオイル 1スプーン
・ラズベリーシロップまたは食紅 1スプーン
*流し固めるバットにクッキングペーパーを敷いておきます。
もしくはで書いてあるものは違うレシピで見たものですのである方で挑戦してみてください 🙂
作り方は同じです。 |
<作り方>
1.砂糖、水、蜂蜜を鍋に入れて弱火(160~170℃)で溶かします。(キャラメルづくり。)
2.白身を泡立て、バニラの香りづけオイル、さらに溶かしたキャラメルも混ぜてよく混ぜます。
キャラメルは茶色いですが、
混ぜていると白くなるそうです。
3.ラズベリーシロップまたは食紅を加え軽く混ぜます。マーブルにします。
4.クッキングシートをひいたバットに流し、空気を抜いて、2時間冷まします。
5.固まりすぎないうちにお湯で温めたナイフで細かく切り分けます。
6.一晩冷やします。
もし途中で切らず、翌日に切る分ける時にはものすごく硬いのでお気をつけて!
切ったものを一つ一つ包み、完成です :) 包み方はなんでもOKです。
https://kotlet.tv/panska-skorka/
https://polki.pl/przepisy/desery,panska-skorka-przepis-ciekawostki-i-kontrowersje,10398110,artykul.html
レシピ、文章は上記2サイトを参照にしました。
生ものになりますのでお早めにお召し上がりください。 🙂
ポーランドでは生卵を使うというのはよっぽどいい所か
養鶏所をしている人がいる所で買わないと新鮮なものが手に入らないので
私は作る勇気がありませんが、日本の卵ならすべて大丈夫ですね! 😉
生(半熟)卵はしばらく食べていないので、(一度生クリームで食中毒起こしたこともあるのです・・・)
日本の「生ものを食べる文化」がポーランドと大分違う事をこんなお菓子作りからも感じたのでした。
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