Kopalnia Soli Wieliczka
ヴィエリチカ岩塩坑へ電車で行こう!
ヨーロッパ最古の採掘場の一つヴィエリチカの歴史は13世紀に遡ります。その昔、ハンガリーの王女キンガ姫がポーランド王家に嫁いだ時、強い想いをこめて投げた指輪の示した場所がヴィエリチカであり、そこから塩があふれるようになったという伝説があります。その後、ヴィエリチカの岩塩は何百年もの間ポーランドを豊かにはぐくんできました。
-引用:ポーランド政府観光局–
2016/09/04(日)
日本から幼馴染がポーランドへ遊びに来てくれたので
一緒にヴィエリチカ岩塩坑へ行きました!
17:25~の英語ガイドのツアーを予約していきました。
★ヴィエリチカ岩塩坑のオンライン予約の仕方はこちらからどうぞ★
私自身2度目のヴィエリチカでしたが最初に行ったのは5,6年前。
しかもホテルからのツアーだったので個人で行くのは初めてです。
岩塩坑自体の改装前だったという事もあり、
今回全く新しい気持ちで行きました!
という事で
電車での行き方を分るように写真を撮ってきたのでここに残しておきます。
おそらくバスの方が本数がありますが時間がかかります。(約40分)
電車は本数があまりないですが早く着くので(約25分)
時間帯によっては電車もおすすめです 😉
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まず、クラクフ中央駅にある券売機でチケットを買います。
★クラクフの券売機の使い方はこちらをご参照ください★
空港から市内への行き方同様に、中央駅にある券売機は
すでに出発が中央駅(Kraków Główny)になっているので、
行先を「WIELICZKA RYNEK-KOPALNIA」
ヴィエリチカ リネク コパルニア
にして、チケットを購入します。
料金は片道3zł(2時間券というもの)です。
(券売機もカード払い出来ます。)
この時、出発時間も指定できますので先に買っておくことも出来ますが、
普通の在来線ですので指定席があるわけでもないですから当日でいいと思います 🙂
★先にみっちり計画を立てたい方、時刻表はこちらです!★
ヴィエリチカ岩塩坑があるWIELICZKA RYNEK-KOPALNIAは
終点ですので乗っていればOK。
改札は乗っている間にチェックする人がまわってきますので見せましょう。
3人分買うと1枚のチケットで3人分という表記になります。
3枚出てこないからといって焦らなくて大丈夫です 😉
ここから写真と一緒に進めていきますが、
大変申し訳ない事に興奮しすぎていたのかぶれている写真が
多いことをお許しください m(_ _)m
到着した駅はなんにもありません!駅という駅がありません! 😛
おりて、すぐ駐車場に出ます。
ここには看板がありますので、これで「マイナーズルート」に行くのか
「ツーリストルート(こちらが主)」なのか道を確認しましょう 🙂
駅にトイレもあります。が、確か夜は閉まっていた気がします。
駐車場を抜けて突き当ります。ここで分岐点です。
<マイナーズルートの行き方>
突き当りを左に曲がります。
斜め右に行くように、とにかくまっすぐ歩きます。
そして到着です。
実は私たちは地図の番号を見間違えて、
ツーリストルートに行きたいのに
マイナーズルートへ行ってしまったのでした 😛
3人で地図を確認したのにおかしな出来事でした^^;
皆さん、間違えないように 😛
走ればマイナーズルートから先ほどの分岐点まで約5分で戻って来れます。
<ツーリストルートの行き方>
「あっちってこの看板に書いてあるよ!!」
気付かなかった自分が悔しい!
駅からまっすぐに来た分岐点で看板に気付かなかった私たちですが、
皆さんは冷静に行けばきっとすぐ見つかります。
そして駅からも坂を右に上ってすぐです 🙂
行く途中の坂にはお土産屋さんやレストランがあります。
到着!
写真を撮るのを忘れてしまいましたが、
まずは入って右奥にある窓口で
チケットを買うorウェブ予約したものから引き換えます。
この際、中で写真を撮りたい人は写真代(10zł)も一緒に払います。
カード払いOKですがJCBはダメだった気がしますので
基本的にはポーランドではVISAかMASTERをお持ちください 😉
ここで時間が来るのを待ちます。
待つところは国(ガイド言語)ごとに仕切られています。
人が集まってきたところで、荷物がある人は預けて、
イヤホンをつけていざ出発。
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ここからヴィエリチカ岩塩坑内部の紹介になります。
お楽しみにしたい方は読まないでおいてください 😉
お帰りの場合は、到着したホームに券売機がありますので、
そちらでチケットを買って中央駅まで帰りましょう。
ホームも同じ場所でOKです。
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では内部のスタートです!
まず早速始まるのはきっと一番大変なとてつもない階段をおりるところ。
378段のらせん階段をぐるぐるとひたすらおります。
最初で最後の一番大変な所です 😛
グループ行動なので止まってはいけません、が無理をしてもいけません。
足腰に心配がある方はここが一番の難所ですのでどうかお気をつけて。
最初に着いたのは64mの深さの所。
ここからどんどんさらに下がっていきます。
ちなみに行った日の外は暑くてTシャツで過ごしていましたが、
ここまではまだTシャツのままで平気でした 🙂
がしかし、
下がれば下がるほど寒いので羽織るものはお忘れなく!
気温は14~16℃だそうですが風が吹いているのでそれが寒く感じます。
ガイドさんが1ヶ所ずつ止まりながら、
ジョークを交えながら丁寧に教えてくれます 🙂
これは英語が分からないと、楽しみは半減かもしれません。
ポーランドの遍歴もあって、
ここはオーストリアの性格が出ている場所だったり、
そうでなかったり、
こんな地下でも時代によって影響があったのかと勉強になります。
途中途中岩塩で出来た像や、
塩の塊が綺麗に見えるところなどスポットを教えてくれます。
ガスがたまっていて火をつけて爆発させるところなんかは
少しびっくりします(演出です)
透明度の高い岩塩もあります。
まるでガラスのように透き通っていて、
ライトを当てるとよくわかります。
トロッコレールもそのまま残っていますが、
実は今後これを使ってまた
新たなアトラクションが出来るとかできないとか。
こんな地下にまで馬を持ってきて馬の力を利用してロープを引っ張り、
持ち上げていたそうです。
まるでディズニーランドのスプラッシュマウンテンような
雰囲気の所もあります。
少しワクワクしてくる場所です 🙂
基本的にずっと暗いのですが、一段と暗く、
そして階段が下へ下へと続きます。
そして今回私が一番びっくりしたのはこちら!
「ここの水よ、舐めてみて ;)」
そうガイドさんに言われて試したところ・・・しょっぱい!
ものすごくしょっぱい!!なんだこれは!!
このしょっぱさは予想外のしょっぱさ!
触った手が塩でカサカサになるほどです。
ここの水の塩分濃度は確か死海よりも濃いのだとか。
(死海の塩分濃度は約30%)
それもうなずける程、本当にしょっぱかったです。
こんなにしょっぱいものを口にしたのは初めてです。
中には色んな部屋がありますが、
メインはやはりここ!
聖キンガ礼拝堂です。
(写真は少し明るくしてあります)
実際はもう少し暗く、光るシャンデリアがとても綺麗な空間です。
とても静かで広く、これが全部岩塩で作られているとは思えないほどの豪華さです。
ここで少し自由時間がもらえます。
とても暗い道を進みながら、
すでにこの辺りは涼しくなってカーディガンを羽織っていました。
それぞれの場所の詳しい事はガイドブックやパンフレットに
載っているので書きませんが、
どこも本物は見ごたえがありますよ 😉
ここでちょっとしたお土産屋さんとトイレ休憩が出来ます。
ここは急がず、トイレを我慢していた人だけトイレに行ってください。
お土産屋さんもトイレもこの後にもあります 😉
「こんなお土産があるんだ~♪」
とみているだけでも楽しいですが、
お買い物本番は出口がおすすめです 🙂
真っ暗な部屋。
この地底湖では光と音楽のちょっとしたショーのようなものを聞けました 🙂
ここは本当は前は船に乗っていけたのですが、
以前転覆事故があって亡くなった方がいたそうで
それ以来禁止になったそうです。
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入ってから約2時間半経過したところで、
ここでガイドさんとのツアーは終わりです。ここから自由行動となります。
ガイドさんがこれ以降の進み方を
説明してくれます。
そのまま出口に向かってもOK,
途中映像が見られるところ、
子供用広場などがあるので
全部まわるとおそらく1時間かかると
思います。
時間の許す限り
岩塩坑を存分に楽しみましょう! |
という事で、
まずはここにあったお土産屋さんをゆっくり見ました 🙂
私たちはここで先にお土産を買いましたが、
出口にも同じものが売っているお土産屋さんが
ありますから(これは後で気付きました)
塩は重いですからね 😛
まだ中を楽しむ予定の方は後で買ってもいいと思います 🙂
ただ出たら中には戻って来れないので、
「売り切れていたらどうしよう…」と不安になるものがあったら
買ってももいいと思います 😉
まだまだ広い場所が沢山あって、
一番気になっていた前はなかったメディアルームのようなところへ。
ここでは4Dという3Dの眼鏡をつけながら
さらに風も感じるというちょっとしたシアターです 🙂
更に中央の写真のように、
タッチパネルで遊べるものもありますので、
ここは一番奥ですが是非行ってみてください 😉
帰りはエレベーターで一気に登ります。
エレベーターは2機ありますが
もちろん人数制限がありますので並びます。
メッシュの箱に10人ほど詰められて一気に登ります。
メッシュなので風を感じます。
そして何よりも暗くて怖い!!
これもちょっとしたアトラクションです
そして最後は御土産コーナー!
ここには下にはなかった塩の量り売りもありましたよ 😉
ヴィエリチカのマークが可愛くて
私はこれが描かれたコットンバッグとティーバッグ置きを
買ってきました 😉
外に出たのは20時過ぎ。
すでに真っ暗でした。
人も少なく、少し怖いです。
いきなり話しかけられるなど何かあった時に対応できるよう、
英語、ポーランド語が出来ない方は
暗くなる前に出てくることをおすすめします。
自分の身が守れる範囲で計画してください 🙂
ヴィエリチカ岩塩坑にも別れを告げて、
坂を下りて駅へ向かいます。
到着時に開いていたトイレも閉まっており、
ちょっとした飲み屋さんが開いていて外にも人がいましたが
暗くて静かなので足早に通り過ぎます。
ホームは降りた所と同じところでOK.
ホームに券売機がありますので、
そちらでチケットを買いましょう。
という事で、私たちは昼間旧市街を歩き回り、夕方からヴィエリチカ岩塩坑という
とてつもなく歩き回った1日となり次の日は筋肉痛になりました^^;
疲れましたがとても楽しい場所です。
クラクフへ行く場合には是非合わせてこのヴィエリチカ岩塩坑も是非
訪れてみてくださいね 😉
歩きやすい服装、歩きやすい靴、(夏は羽織るもの)をお忘れなく!
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