この1か月、ツイッターやFacebookを通し弱音を吐いていたせいで、
沢山の方から優しいコメントや心配のメールをいただきました。
その節はご心配おかけしました。
人生においてまた新たな経験となることがありました。
男性は一生経験することはありません、女性でも15%、私と全く同じ症状は5%という
そんなちょっとレアな経験をしました。
今となってはレアなんて言えますけど、全く嬉しくはなく、出来事自体はいいのですが、
それに関して処理するポーランドの医療システムへの理解が一番困難でした。
お陰で一段と理解することが出来、予習と言えば予習になるのかもしれないですし、
これは予習する必要あったのかと言われれば多分必要はなかったかと…
とにかく毎日「日本だったら・・・」と日本の医療の素晴らしさ再確認した出来事でした。
お陰様でまだ検査は残っているものの元気になりましたので、
何があったのか、自分の備忘録としても残しておこうと思います。
※生々しい描写が苦手な方はご遠慮ください。
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9月某日。
夏のガイドで忙しく過ごしていたある日。
しばらく月のものが来ていないと気付いてから、色々と忙しく主人も出張でおらずという日が続いていました。
ある日、何か病気だったら大変だからと、ついに妊娠検査薬を使ったところ、妊娠が発覚!
「えー!?私が妊娠!?でも病気じゃなくてよかった~」
とにかくびっくりな出来事でしたが、これで月のものが来ていない原因も分かったことで安心。
その後もガイドが続いていたのと、主人が出張でアメリカへ行っていたのもあってしばらく病院には行けず。
その間、友人が日本から遊びに来てくれてレストランへ。
いつもなら沢山食べるところを、ご飯が突然食べられなくなって、ピエロギを3つ食べたらもうお腹いっぱいに。
その日はもうそれ以上食べられませんでした。突然胃が小さくなったのかと不思議に思っていました。
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妊娠発覚から約2週間後。
やっと時間が出来たので、病院の予約をし(ポーランドの病院はそんな簡単には行けないのです)
なんだかんだあって病院へ。先生選びからその先生がいる日を選ぶなど、色々と大変なのです。
「USGをしに行くよ!」と連れられ「(USGってなんだ…?)はーい。」とついて行き、
エコー検査の事と初めて知りました。
そしてここから私のちょっとした忙しい日々が始まりました。
検査をしたところ・・・
ここにエコー写真
「おやおや・・・からっぽだー中身がないよー」とドクター。
一体どういうことかというと、そのままと言えばそのままなのですが、
時期で言うと妊娠8週目だった私の体。
写真は生々しすぎるので載せませんが、卵(胎嚢)は2.2cmの大きさまで育っていました。
しかし、肝心の中身が何もないまま育っていたのです。
何もないのでこれ以上は育たないとのこと。
とりあえずこれ以上育たない事を確認するために2日間にわたって血液検査をすることに。
妊娠初期と言うのはホルモンの値が毎日2倍値になるそうで、
この日の検査と2日後にもう一度の血液検査をして、値の差がどれくらいになるかを見るものです。
妊娠中の女性の体と言うのは急激に変わっていくのですね。
結果、どちらも変わらない値だったのですが、値としては8週目の値。
ホルモンの値が一番大きくなるのが8~10週目。
先生には、「1週間様子を見て、自然に排出されなかったら手術だね」と。
ちなみに初めての血液検査だったのですが、
新しい病院だったから(らしい)なのかものすごく暇そうで、血液検査は予約なしでも待たずにいきなり出来ました。
国立ではなくプライベート(私立)病院です。
さて、これで値が分かったのですが、このあたりからつわりが始まりました。
成長していなくても妊娠中には変わらずしかもちょうど時期的につわりが始まる時期だそう。
吐くことはしませんでしたが、とにかくずっと気持ちが悪い。
この気持ちが悪さは“お腹が空きすぎて気持ちが悪い”時と同じ気持ち悪さでした 🙁
しかし、食欲もないので食べることも出来ず 🙁
ただ、幸いな事に昼間は体調が嘘のように何も感じず、元気だったのでガイドはそのまま続けていました。
(ガイドをさせていただいた皆様、その節はご心配おかけしました。)
突然生活を変えてもいけないという事で、運動を突然止めるのもよくないそうです。
何より本当に元気でしたから 🙂
問題は夜。
夜だけはもうずっと横になっていました。ご飯も1日1食で十分でした。
下着やジーンズで体を締め付けることで気持ち悪くなり始めました。
見た目には全く変わっていないのですが中身が変わっているのを感じました。
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結局何も出てくることもなく、ただただ気持ち悪いという日が続いていたのですが、
1週間経ったので再度病院へ。
普通に病院に行ってしまうと違う先生になってしまいます。
同じ先生(べらぼうに口コミ評価がいい)がいいので、その先生自身が開いているクリニックへ
足を運びました。
(ポーランドの病院のシステムはちょっと変わっていて、時間割のように
この日のこの部屋にはこの科のこの先生が来る、と決まっていて口コミを参考に
希望の先生の日を探してその日を予約しますが、自分の診療所でも働いてもいるのです。)
検査の結果、袋の大きさも変わっておらず成長もしていないのでこれはOK、
あとはどう出すかの検査でまた病院行くことに。
今度は産婦人科専門の国立病院を紹介されて行きました。
この日の少し前から成長が止まったからなのか、気持ち悪さもなくなり、
食事も出来るようになってきていました。
こんなに違うのかとびっくり!そして食べたい物が食べられる幸せを日々感じていました。
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ちなみに、
これまでも通っていた病院は全てプライベートの病院なので少し高め。
血液検査はcitiカード払いで5%引きになって(そんな割引があるのもびっくり)約2,000円/回
1回目のUSGチェック(プライベート系列の病院)は約4,500円、
2回目のUSGチェック(先生の診療所)は約6,000円、
とどれもかかっても20分程度の滞在なのですが、ポーランドの物価を考えるとどれも高かった… 🙁
「痛い出費だー!でもしょうがない!」
とこの時はまだただ気持ち悪いのが治まってほっと一息、まだまだのんきなものでした。
ここから怒涛のムキー!な出来事が起こりました。
続きです→ポーランドの国立病院での経験1
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