
聖体節のパレード(と言っていいのか分かりませんが)についていくように
私たちも旧市街の中へ。
何て言ったってとにかくいたるところに教会があるヴィリニュス。
その辺の聖体節でやるスポットよりもはるかに止まって
祈る回数が多いんじゃないかと思いました。
そばではグルジア(今はジョージアと言うそうです)のバトゥミから来た方々が
グルジアンダンス(ジョージアンダンス)またはコーカシアンダンス
を披露していました。
このグルジアの衣装はナウシカの衣装のもとにもなったそうです。
確かに言われていれば似ていますね!
とにかく動きが素早くてかっこよかったです。
動画を探したらちょうどあったので見てみてください 
ヴィリニュスは本当にどこも綺麗な街並みです。
クリーンで静かでの綺麗の意味合い+建物の装飾も綺麗です。
ヴィリニュスの旧市庁舎はギリシャの神殿のよう。
街並みは古いですが、ヴィリニュスはポーランドよりもショッピングの面では発展していると
思いました。日本でなら当たり前ですが、高いブランドのお店が普通にその辺にあるのです。
ワルシャワにはありません。
ワルシャワにVITKACという最近ヴィトンが入った高級ブランドのみの建物がありますが
そこだけじゃないでしょうか…
(ちなみにその建物の一番上にはカフェがあり、「スギハラチウネ」の撮影に
来ていた小雪さんはいつもそこでお茶をしていたらしい。)
さてこの辺でお腹が空いた私たちはレストラン探し。
「魚が食べたい!」
トラカイでずっと見ていた小さな魚は食べられるらしくそれが食べたい主人。
ポーランドでも食べるそうですが調理が大変だとかで少ないそうです。
暑くて歩くのも疲れたので目の前の魚のマークのレストランへ 
テラス席でのんびり。
(日本から見て)外国に来ると、どこにでも国旗が出ていて、
国を誇りに思う気持ちをとても感じますがそこまで重くもないです。
「当たり前でしょ?」と違和感がある事自体もう不思議に思われるくらいの自然さ。
日本だとどうも国旗を掲げるという事に違う感覚があるのは
やはり幼いころからの教育・洗脳なのでしょうか…
尊すぎるという感覚と、やはり右翼=怖い(ヤクザ)と言われて育ったので
私も今になってやっと右翼は左翼じゃない方ぐらいまで感覚になりましたが、
右翼=悪という小さい頃の教育は中々抜けませんでした。
今の子たちが国内で国旗を見た時にどういう感覚になるか聞いてみたいですね。
「あの漢字…いや漢字??」
JAPANESE RESTAURANTと書いてあったのですが、
不思議な看板にしばし考えてしまいました。
…呉?呈?
主人が食べたかったのはこの魚ではないようでしたが、これは日本語だと「胡瓜魚」
という名前で、まさに胡瓜の匂いがするそうです 
北海道より以北に生息とのことなのでリトアニアなら納得ですね。
あぁ魚が食べたくなってきました。
そんな主人は魚のスープを。
それから白身魚(なんだか忘れましたが多分鱈)のフライと、
私はオレンジ・サーモン・何かのお肉のカルパッチョ。
クラシックカーが停まっていて主人が反応していたのですが
これはポルシェだったかフェラーリだったか…忘れました。
覚えているのは所有者もスーツを着たイケメンだったことです 
食後には早速ずっと目の前に見えていた大きな教会へ!
聖カシミール教会(または聖カジミエル教会)
Šv. Kazimiero bažnyčia, 波: Kościół Św. Kazimierza
ポーランド語でよく見るカジミエシュが英語だとカシミールなのかと
ここで初めて気づきました 
並ぶとなんと神々しい事か・・・
いや神々しいのではなくそもそも神でした 
ロシア=ポーランド戦争の時に火災に見舞われ、その後18世紀中頃にバロック様式で再建されました。
後にロシア正教、そしてプロテスタントの教会となりま すが、宗教が禁じられていた旧ソ連時代には
博物館として使用されていました。独立回復後の1991年、イエズス会の教会として復帰。
内部には聖カジミエル の生涯を描いたフレスコ画や後期バロック様式の祭壇が3つあります。
引用:リトアニア観光情報局
「いや~綺麗だな~♪」


天気が良かったのもかなり大きかったかもしれません。
予報ではあまり良くないはずだったのですが、トラカイでもいい天気、
ヴィリニュスでもいい天気でラッキーでした 
(みんなあそこでアイスを買っている・・・)
リトアニア国立フィルハーモニー
このあたりの道はどこを見ても絵になります。
右はHoly Trinity Church & Basilian Gate
まさかこれも教会とは思いませんでした。次行くときにはここも入ってみます!
奥にあったのはレストランかな、お土産屋さんかな
なんてことないであろうお店の入り口も建物の壁も色合いも
どこも素敵で映画のワンシーンのようです。
手前にも教会、奥にも何かある。
まずは手前の聖テレサ教会へ入ってみることに。
Šv. Teresės bažnyčia 波:Kościół św. Teresy

まあここもなんて綺麗だこと!
色合いがポーランドでよく見かけるのと似ているので
ポーランドにいる感覚になりました 
パイプオルガンも立派です。
隅々まで豪華で綺麗な教会でした!
ここが旧市街の端のようです。
そしてよく見たら上にマリア様。
隣に入れそうなところがあったので、主人について入ってみました。
他の人も一人が入るとどんどん入っていく…
入り口は確かに入っていいのかどうか分かりにくかったです。
階段をひたすらのぼっていきます。意外と遠い。
しばらく歩きます。

ハートの形をした鉄のメダル?ペンダント?がびっしり。
着いたのはいいのですが・・・
ここはあまりにも厳格な雰囲気を感じたので私は入りませんでした。
壁一面が鉄のハートの何かでびっしり。
ここが先ほど下から見えたマリア様の部屋でした。
ここはカトリック教徒以外は入るものではないですね。
観光なんかで気軽に入れる場所ではない。ここは雰囲気が違いました。
この入ることの申し訳なさは例えるなら、
神社にある小さな祠の扉を外国人観光客が無理に開けられたら嫌という感覚です。
その嫌であろうことを入ったらすることになってしまう気がしたのです。
私は怖くて祠は近寄ることも出来ません。祖母の家にもあったなぁ…。
言い方があまり良くないかもしれませんがここで祈っている人は
ミサで祈っているよりもはるかに真剣度が違うように見えます。
それもきっとこのマリア様の奇跡を信じるからなのでしょうか。
しばし待っている間は窓辺に飾ってある花や掲示板を見ていました。
(読めないけれど)
Gates of Dawn (Ausros Vartai)
ここは「夜明けの門」 という場所で、
リトアニアだけでなく海外からも有名な場所だそうです。
これは1503年と1522年の間に建てられた城壁オリジナルの門の5つのうちの
唯一残っている最後の門で、この夜明けの門のチャペルにある
慈悲の母聖母マリアの絵は世界中で知られています。
他の国の多くの教会は、この絵のコピーを持っています。
また、「ビリニュスマドンナ」と呼ばれているこの画は、17世紀に描かれました。
後に油絵に塗り替え、オークボード上にテンペラでルネサンス様式で描かれています。
17世紀の半ば以来、奇跡の力を持っていると言われ、
夜明けの門の神の聖なる母は「慈悲の母」の称号を2回付与されています
翻訳、参照:Vilnius tourism
ここにもヨハネパウロ2世のレリーフがありました。
先ほどの夜明けの門へあがる入り口にあった格子。
複雑でとても美しい格子ですね。
お土産屋さんに可愛らしいサンタさん(?)もいました。
Šventosios Dvasios cerkvė 波:Cerkiew Św. Ducha
ロシア正教会の聖霊教会
という訳で合っているのかな…?
入り口から少し歩いて中へ。
ドーンと現れた大きな縁の祭壇。
今まで見てきた教会と造りが全然違います。
教会は教会で、綺麗なんですけどもちょこちょここれはなんだ?というものが。
絵の前に必ずつるされている何かとそれから蝋燭。
そして中央には小さな東屋のようなもの・・・の中には
3人の誰かが寝ている(祀られている)よう・・・本物かな・・・
後ろにはパイプオルガン・・・がない!
キリスト教としては同じなんでしょうけど、
カトリックともプロテスタントとも全然違いますね!
絵の前に吊り下げられているランプ?スモーク焚く器?これなんでしょう?
これが必ずあるので、これが分かりやすい違いだと思いました。

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往路で(アイスを食べている・・・)と思っていたお店は
老舗のチーズ屋さんのようで、珍しいチーズが売っているようでした。
お昼ご飯ここのパンにすればよかったと後悔。
お腹は空いていないけどアイスは食べたい!
チーズをよそに店内でアイスを食べました  |
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アイスもモリモリすくってくれて、値段は忘れてしまいましたが
これでそんなに安いの!?と驚いたのを覚えています。
気になったリネンの服屋さん。
高いのかな~と思って入らなかったのですが、
今思えばリトアニアの物価なら買えたかもしれない…
次行ったら入ってみよう!
そして次の教会は前を行ったり来たりしていた路地沿いの教会。
中に入ってみるとここもどうやらロシア正教。
ここはこじんまりとしていて正方形の部屋にドンとあるだけでした。
カトリックな彼は早めに退散。
これもリトアニアの伝統衣装なのかな?
この日は沢山の色んな衣装が街中でよく見られました。
街角でも集まって歌を歌い始める伝統衣装の人々

ヴィリニュスの市街には本当に沢山の教会があります。
沢山の教会ということにはポーランドで慣れているつもりでしたが、
それ以上でした!地図を見てもこの小さなエリアでいくらほどあるんだ!と 
教会巡りはまだ続きます。
(リトアニア日記一体どこまで続くのだろう? :P)
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★リトアニア・ヴィリニュス旅行記1<VNO到着/B&B/トラカイへ!>
★リトアニア・ヴィリニュス旅行記2<トラカイ城へ前編>
★リトアニア・ヴィリニュス旅行記3<トラカイ城へ後編>
★リトアニア・ヴィリニュス旅行記4<トラカイでランチ&ヴィリニュス帰路>
★リトアニア・ヴィリニュス旅行記5<2日目B&Bとヴィリニュス旧市街>
★リトアニア・ヴィリニュス旅行記6<ヴィリニュスの聖体節>
★リトアニア・ヴィリニュス旅行記7<沢山の教会>
★リトアニア・ヴィリニュス旅行記8<聖アンナ教会とリネン屋さん>
★リトアニア・ヴィリニュス旅行記9<民族衣装のパレード>
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