2/14はバレンタインデーですね!
ポーランド語では「Walentynki」ヴァレンティンキ と言います。
昔はよく夜中まで手作りチョコを作ってラッピングに力を入れて友人や好きな人に配っていましたが、
そんな日本のバレンタインデーは女性から男性へ渡すのが一般的ですね。
女性同士はあると思うのですが男性から女性へというのは、まだまだないのではないでしょうか。
ポーランドのバレンタインデーは、「愛の日」「恋人の日」とも呼ばれていて、
一般的に男性から女性へ特別なプレゼントやレストランに行ったり花をあげたりする日です。
私も未だに「何か作らなくては!」とウキウキし始める時期です。
もちろん何か作ってもいいんですけど、基本的にはいつも女性はもらう側なのが普通なので
(男性もそれで喜んでくれる女性が嬉しいのか当たり前のようにくれるので^^)
おとなしく今年も楽しみにしています♪
ワルシャワでは2/14、instagramとあわせて何やらイベントをやるようです。
当日0:00~19:30の間、カップルや愛する人とワルシャワで写真を撮って
„Zakochani w Warszawie”と写真に描き、
#ZakochaniwWarszawie or #walentynki or @warszawski_ratusz で
タグをつけるとコンテストに参加完了!
12:00-19:30の間に旧市街広場のブースに行くと、撮った写真を印刷してもらえたり、
20:00にはコンテストの優勝者発表があるそうです。何がもらえるのかな~?♪
http://www.um.warszawa.pl/aktualnosci/zilustruj-swoje-uczucie-koniecznie-z-warszaw-w-tle
ところで、ポーランドにはバレンタインとなると有名になる町があります。
それがこの「Chełmno」ヘウムノという町。
ヘウムノというと歴史に詳しい人には「ヘウムノ強制収容所(KZ Chełmno)」
「独:クルムホーフ強制収容所(KZ Kulmhof)」を思い出すかもしれませんが、
現在この町は「Walentynki Chełmińskie」(ヘウムノのバレンタイン)と呼ばれるほど
今では恋人の街として人気だそうです。
こんなフォトスポットもある!
街中は♡が沢山になるようです^^♪
こうなったのも、そもそもは歴史的な出来事から。
このヘウムノの教区教会には聖バレンタインの遺骸(頭の破片と言われている)が残っており、
大きさは約指2本分ほどでガラス越しに見ることができるそうで信者の方はガラスにキスをしていくそうです。
これは奇跡とされ地元でもとても大事にされているものだそうですが、
1715年に聖バレンタイン専用の個別祭壇を作りました。そして聖バレンタインが亡くなった(殉教した)のが2月14日だったそうです。
この事から2月14日にバレンタインを祝うという習慣がついたそうな。
そもそもこの聖バレンタインは恋人たちの守護聖人なんだそうです。だから恋人の日なんですね。
19世紀初期にはこの奇跡と2/14の関係性を忘れ去られていた時期もあったそうですが、
その後再び奇跡を大事にしようという動きからこの時期はお菓子やパンが
ハート形となって売られるようになったそうです。
カトリックとしては、バレンタインは聖人ですが祝日整理をしたときに祝日ではなくなったのですが、
ヘウムノのように遺骸があると言っている各国の教会では2月14日に聖バレンタインの為の特別なミサが行われるそうです。
ちなみにヘウムノの他に“うちにも遺骸があるよ!”という場所以下です。
- アイルランドのダブリンにあるホワイトフライヤー通りカルメル会教会
- フランスのガール県ロックモールにある教会
- オーストリアのウィーンにあるシュテファン寺院
- スコットランドのグラスゴーにある Blessed St. John Duns Scotus教会
- ドイツのバイエルン州ギュンツブルク郡 (Landkreis) クルムバッハにある聖ミヒャエル聖堂教会
- マルタのバルザンにある教会 (wikipedia参考)
今年はバレンタインは日曜日でいいですね!
大切な恋人や奥様、ご主人とゆっくり過ごしてくださいね♡
ヘウムノの記事引用:http://chelmno.pl/index_en.php?cid=1102&unroll=1003