セントラルにある文化科学宮殿
2016/02/25(木)
朝起きた時には-2℃でしたが最高気温は6℃、珍しく晴天の1日でした。
天気がいいからこそ寒かったのですがやはり青空が見えるのはとても気持ちがいいです 🙂
さて、今回のお客様はガイドを始めた中で最年少20歳大学生カップル!
一人は初海外旅行がここポーランドという事で、随分レベルの高い所からのスタートだなと
関心がありましたがショパンがお好きという事でぴったりでした 😀
また一人は世界大戦史に興味があるとのこと、お二人にまさにぴったりな旅です。
さて、ホテルへお迎えに行きます。歩いていると工事中の建物が目につきました。
「1904」と彫刻のある建物。再建だとは思いますがもともとはそんな古い建物とはびっくり!
現在工事中。再建とはいえ70年経ってますからね、そろそろ手直しせねば。
お二人が宿泊されたのはApartamenty SCSK Żurawia
(アパルタメンティ エス ツェ エス カ ジュラヴィア)
ジュラヴィアはこの通りの名前です。以前ご一緒した方もここに宿泊されたのを思い出して
迷わず行けましたが、ここはポロニアパレスホテルの裏にあるので立地も良い所です 🙂
お二人には最初、ワルシャワ蜂起博物館やその他歴史がある場所の
リクエストもいただいていたのですが、
海外旅行の経験が少ない事、ワルシャワ滞在が1日しかなく時間がない事、
ワルシャワの街の雰囲気も重視してみたいという事、そして後日アウシュビッツ・ビルケナウも
訪れる予定という事で、今回はワルシャワにしかないショパン博物館だけにして、
その他の歴史関係の場所は道中場所が分かるところをご案内しながら
そもそものヨーロッパの暮らしを感じながらワルシャワを例にと歩くことにしました。
ATMへ寄って、両替をして、バスのチケットも買って準備完了!
ワルシャワの日常生活に欠かせないものと言えば「身近な自然」!
ワルシャワは緑が少ないと現地の人は言いますが、日本人からすれば豊富にあります。
大きな大きな公園、ワジェンキ公園(Łazienki Królewskie)へ早速向かいました^^
ショパン像をバックにショパンと3ショット!
早速アプリを活用して、ショパンと記念撮影 😀
ショパンが170cmだったという事を考慮してサイズ調整してうまく合わせてみました 😀
この日のショパンは服装が前回と違いましたよ!どうやら起動するたびに違うのでしょうか!?
オシャレなショパンが登場!ほかのショパンもあるのか気になります 🙂
朝のワジェンキ公園は小鳥の鳴き声だけが聞こえるとても気持ちがいい場所です。
早速木の上にリスを見つけて
「意外と大きいな!」「のぼるの早い!」とお二人 🙂
リスにあげていると小鳥も寄ってきて、リスにあげたり小鳥にあげたり♪
写真を撮るのがお好きという彼は撮るのも楽しい!と2倍楽しんでいらっしゃいました 😀
そしてそんな若いカップルの微笑ましい光景に私も癒されました 🙂
孔雀がこんな近くに! 😀
ちびっこ達も嬉しそうにキャーキャーはしゃいでいました^^
大人でもはしゃいでしまう放し飼い孔雀さん。
「こちらの子供たちは服の色も可愛いですね!日本と違ってすごくカラフル!」
そういわれて、そういえばそうかもしれないと気づきました。
日本でも子供はカラフルなものだと思っていましたが、確かに色合いが違うので
(同じ赤でも外国って少し違いますよね)蛍光色も多いこちらではよりカラフルに見えます。
すっかり長居してしまったワジェンキ公園。楽しかったですね! 😀
日本にはない大きな木に囲まれて、広大なヨーロッパの公園を堪能しました。
次はショパン博物館へ!
ショパン博物館前でも3ショット
チケット売り場に降りる前にも正面の古い建物の壁にもショパンのペイント。
よく見たことなかったのですが、よくよく見てみたら、体は「Fryderyk(ショパンの名前)」
顔や頭のパーツの中にはショパンに関連がある通り名や場所が描かれていました。
今まで気付かなかった~!お二人ありがとう~!
ということで、行く方は是非絵にも注目してみてください 🙂
Nohantでの生活コーナー |
元は宮殿の建物なので内装も綺麗! |
意外とハイテクな博物館は基本的にタッチパネル操作の説明を見聞きしながらまわります。
残念ながら日本語はないため英語になりますが、
画像も多く表示されるので見ているだけでも勉強になります 🙂
トイレに行こうと思ったら(ショパン博物館内のトイレは勿論無料です)、通れず…
しょうがなく上まで行ってまた降りてこなければなりませんでしたが、
このスペースはいつも期間限定のものが飾ってあるスペースです。
現在準備中のようですが置いてあるものはどれもショパンの肖像画でした。
誕生日に合わせて何かあるのかもしれないですね!
(そういった情報は特に見られなかったんですけど多分何かあるんだと思います。)
お土産屋さんにて。
ここはショパングッズが一番多く揃えてあるのでショパンの物を買うならココ!
(クラクフでは見つかりにくいと思います。)
私もちょっと欲しいと思った大きなぽってり型トートバッグ。25złでした。
持ち手が1本しかないのですが、今はこんなのが流行りだそうですね。
知りませんでした 😛
そういえば皆さんは映画「杉原千畝スギハラチウネ」はご覧になりましたか?
この場所がどれくらい映画の中で出ていたか気になります 🙂
コペルニクスもポーランド人。そんなコペルニクス像はただ見上げるだけでなく、
足元にも注意して見てみてくださいね 😉
綺麗な新世界通りの景色 |
コペルニクス像の前で♪ |
そして聖十字架教会へ!
ちょうど誕生日ウィークだからか立派なお花が供えられていました。
赤白なのはおそらくポーランドカラー。黄赤はおそらくワルシャワの市の色から。 |
他のお墓にあたるレリーフも立派なものが多いですがショパンが一番大きいです。 |
黒と金の割合がたまりませんね! |
鷲も飛んでいました。 |
真っ白でとても明るい聖十字架教会。
観光地となってしまってはいますが、それでも普段からミサがない時間帯にも
地元の方はお祈りに来ています。もちろんおしゃべりは厳禁です。
ちなみに帽子についてですが、ポーランドでは女性はとらなくてOkです。
マナーとして男性はとらなくてはなりません。オペラなどの劇場でも同様です。
Nowy Świat(ノヴィ シュフィアト)新世界通り沿いの紅茶やさんにはショパンの紅茶が売っていました。
確かオレンジペコーがミックスされたものだった気がしますが、お好きな方は是非お土産にもどうぞ♪
この後ランチタイム。
Zapiecekへ行きました 🙂 ジュレックはクラクフにも美味しいお店があるので、
スープはフラキ、そしてもちろんピエロギとソーセージを注文♪
いつもながらとても美味しかったです 😀 ご馳走様でした!
旧市街について早速散策!
私は初めてのヨーロッパは卒業旅行で行った初日のローマ~
イタリア内・ロマンチック街道・パリだったのでその印象が強く、
その後しばらくしてからポーランドやチェコなどの
東欧の街並みをみてこれはこれで綺麗だなと思っていたわけですが、
彼女にとっては今回初めて見るヨーロッパの旧市街がワルシャワという事で
これは綺麗なのか可愛いのか、はたまた違った印象なのか、
世代も違うのでとても興味深かったです 🙂
私はもともとヨーロッパ自体が好きでしたが東欧は知らなかったので、
こちらを知ってから(色んな経験も含まれますが)こっちの方が町としても
落ち着いているので住むという感覚で東欧の方が好きです 🙂
勿論パリやローマ、フィレンツェなんて行ったら写真を撮る手は
止まりませんけどね! 😀 😀 😀
「あ、メガネ!」
そうそう、ここは眼鏡屋さん・・・ってワオ!!!
今まで何度通ったか分からないこの道ですがこの面白い看板に気づきませんでした 😀
洗礼者ヨハネ大聖堂へ行きました。
ここには珍しいモザイクのステンドグラスがあります。
大きなパイプオルガンにお二人もびっくり。
この荘厳な雰囲気、いいですね~。教会好きにはたまりません。
いつ見ても綺麗です。
この教会はシンプルながら他にはないレンガ作り、ポーランドの象徴があちらこちらにある
内装はまさに国の教会とも思える場所です。
旧市街を散策して、バルバカンあたりで雪が降ってきました。
日が暮れると一層冷え込みます。しかし雨じゃなくてよかった! 😀
せっかくなので少し歩いてワルシャワ蜂起記念碑の場所へ。
意外と大きいワルシャワ蜂起記念碑
ここで、ポーランド人が考える戦争への気持ちと、
普段日本で感じる戦争への気持ちの違いについてお話ししました。
真逆と言ってもいいくらいの違い、しかしどちらも納得できます。
最後に、本当は文化科学宮殿へ上る予定だったのですが時間が間に合わず、
代わりに旧市街を見渡せる聖アンナ教会タワーへのぼりました。
ちょうどいい日暮れでとってもいい雰囲気でした 🙂
ヴィスワ川に架かる橋の電灯も綺麗です。
ヨーロッパはオレンジの街灯が多いので温かく感じられていいですね 🙂
そしてちょっと自分も時間があったので、スーパーまでついていって食料品やお土産選びを
お手伝いしてお別れしました 🙂 お友達に蜂蜜酒喜んでもらえるといいなぁ :D
あっという間の1日でしたが、若いお二人がポーランドに興味を持って
そして私に連絡をくださった事、とても光栄に思います。
その後のポーランド旅行も無事に過ごされていい思い出が出来ることを祈ります。
この度はご一緒させていただきありがとうございました! 😀