13 things everyone from Poland has to explain to foreigners
そんな題名の記事があったので、訳して見ました^^
私も読んでいて、「そうそう^^」って思うところもあれば「そうだったの!?」とびっくりすることも。
ポーランドは日本からするととてもマイナーな国なので、きっと歴史の授業で習うこと
となると暗いイメージしかないと思います。
いえいえ、そんなことはありません!
日本人はみんなゲイシャですか?将軍はいますか?
毎日寿司食べていますか?
みんな好きで残業していますか?
みんなアニメオタクですか?
こちらからの日本のイメージもひどいもんです・・・誰が未だに埋め込んでいるのか・・・
国民性も違えば文化も全然違って、すべてが根本から違うのが「外国」です。
ポーランドって実際どんなところなのでしょう?
<私の適当な独学英語からの訳なので間違っていたらごめんなさい>
1. ポーランドはそこまで寒くない。
ポーランドにはもっこもこのふわふわな毛皮の着たホッキョクグマはいません。通年通して北極のように寒くもなりません。
そして私たちもゴージャスなふわふわの毛皮帽子やイヤーマフもしません!(とはいえ、流行もあったのでなんともいえないけども。) ポーランドには日本のように四季があり、夏は本当に暑くなりますよ!
<kaoriより>
ちなみに2015年の今年は35度まであがりました。炎天下は40度くらいあったんじゃないでしょうか、日陰と日向の気温が違いすぎるのです。クーラーも基本的にありません!冬は経験上だと真冬で最高気温-9度、最低気温-23度なんて日が毎日、
という感じの年もあれば去年は最低気温が-10度くらいだったので異常気象でもう平均はわかりませんね。
2. 共産主義じゃない。
ポーランドが共産政権から民主共和国になって25年たっています。私たちの両親・祖父世代はマルクス・エンゲルス主義が失敗した暴力的な賦課によってひどい時代を経験しています。だからポーランド人のほとんどは少しでも共産主義に触れるようなことがあるととても嫌がります。
<kaoriより>
祖父母世代はドイツ語が、両親世代はロシア語が分かるという状況を見ても、
ポーランドがつい最近まで支配されていたのが分かります。しかし毎年、いや毎月、毎日ものすごいスピードで発展しているポーランド。特にワルシャワの都会っぷりはソ連イメージで考えている方が見たらどんなにかびっくりすることでしょう。
3. どうして毎日ジャガイモを食べていても飽きないのか?
それはジャガイモ料理がたっくさんあるから!
茹でてフレッシュディルをちらしたり、コトレト(カツレツ)のサイドメニューに、焼いてマッシュルームクリームソースをかけたり、グラーシュ(ハンガリービーフシチュー)やポテトパンケーキと食べたり、ピエロギ(ポーランド餃子)やコピトカ、それにピズィ(どっちもニョッキみたいなもの)もあるし・・・これだけいろいろあるんだもの、誰が飽きるって言うの?
<kaoriより>
実際ポーランドの野菜自体が本当に美味しいです。
日本の野菜は味がしないと言われるのがよく分かります。ジャガイモは特に美味しいです。私も大好きです!!
4. ポーランドは小国じゃない!
ポーランドは人口としても広さとしてもヨーロッパで9番目に大きな国です。
広さはドイツより少しだけ小さいけど、イギリスやイタリアよりも広いんです!
<kaoriより>
ちなみに、日本と比べると人口は約1/3、面積は日本から九州,四国を引いたくらいの大きさです。
そう考えると日本って意外と大きいんですね。
5. ポーランドは貧しい国じゃない!
ポーランドの激動の歴史は国の経済に多大な影響を与えましたが、今日のポーランドは質の高い教育、安定した市場との強い外国投資で、中央ヨーロッパで最も急成長している国の一つです。
相対的貧困は依然として人口の約10%になりますが、この数字は他の先進国の相対的貧困レベルと同様です。
<kaoriより>
私が住んでいて感じるのは、ポーランド人は本当に頭がよくてまじめなんだけども、ただ仕事に対する「やる気」と「責任感」というものが日本のように誰にでもあるように感じられないのが非常に勿体無く思います。
のんびり文化なのでそれがポーランドのよさなんでしょうけどね^^
若い子から政治に関心はあるし、高校に入るときからすでに日本の大学のような細かい専攻に分かれて
中学卒業前にはすでに将来についてしっかり考えて勉強を始めます。普通科なんてものは基本的にないんです。
とはいえ、貧困の差はあるので、もちろん田舎者の世間知らずっぷりもたまに感じます。
6.みんながワルシャワに住んでいるわけじゃない。
ポーランドの総人口は約3,800万人で、そのうちワルシャワの人口は200万人以下です。
だから、もしポーランド人に会ったら「ワルシャワから来たの?」って聞かないで!
まるでポーランドにはワルシャワしかないように聞こえるのよ。
あなたには3600万の他の都市に住むポーランド人に会う確立のほうがよっぽど高いことを忘れないで!
<kaoriより>
ワルシャワは他の都市と比べてそれはそれは発展はしていますが、だからといって人口が集まっているわけではありません。国内旅行よく行きますが、大きな都市は沢山あってどこも沢山人いてにぎわっている都市は他にたくさんあります!
知られていないだけです。
日本人だと、やっぱりまずはTOKYO?って聞かれるのと同じですね。私は関東の人間なのでいいですが、
他の地方の人だと訂正するのかそのままにするのか、気になります。
7. しかしだからといって田舎に住んでるわけでもない。
ポーランドの9割は森か畑ですが、大半は都市に住んでいます。
ロバを飼っている人は滅多にいないけども、それでも私たちはいつもどこかで自然とつながっていたいと思うし、週末を広大な畑や森で過ごすのが大好きです!
<kaoriより>
ジェラゾヴァヴォラ行ったことがある人ならワルシャワからの道中の景色を見てびっくりしたことでしょう。
でもあれが普通なんです。もっと田舎があるんです。そのもっと田舎のほうはさすがに人が少ないってことです。
ちなみに画像は地域性をちょっと馬鹿にしたもののようです。確かに?のところは私も何があるのか思いつきません。
「何もない!」でFA・・・したらそこ出身の人に怒られちゃいますが、さて何かあったかな・・・??
(もはやウクライナ扱いされている地域もありますね^^;)
8. みんながアルコール中毒じゃない!
私たちが朝からショットでウォッカを飲むと思ってませんか?
確かに私たちはポーランドのクオリティの高いウォッカには誇りを持っているししかもとっても安い。
それにアルコール耐性が高いのも誇りに思うけど、実際、真剣な話私たちが飲むのは、何か特別なときだけです。
<kaoriより>
私はお酒が飲めませんが、類は友を呼んでいるだけなのかそれともこれが普通なのか、周りにウォッカを飲む人はいません。ビールくらい。日本と同じ感じです。ただカクテルがあんまりないようには感じます。みんなビール。
がしかし、日本と比べたら明らかにアル中は多いと思います。
9. ポーランドにはビーチがあるよ!山もある!
Biebrzański 国立公園
約800kmも連なる3つの大きな山の山脈(Carpathian, Sudet and Świętokrzyskie)が44の範囲にきっかり分けられています。
氷の砂漠をイメージするなら、そこには様々な風景があります。Pomeraniaにある砂丘はヨーロッパの中でも有名なものです。
マズーリ地方なんかは「千の湖がある場所」って呼ばれるくらい沢山湖がある。
Pustynia Błędowskaと呼ばれる砂漠もあるよ!
Biebrzański 国立公園には湿原もあるし, Woliński島にはOjcowski峡谷もある。
<kaoriより>
北部はバルト海に面したグダンスクやソポト、グディニアにビーチがあるし、
クラクフよりもっと南にいけばザコパネの山岳リゾート地もある。
マズーリ地方の湖はサマーバケーションの行き先にも人気です。
ただ砂漠があるのは知らなかった~!行って見たい~!!
10. “W Szczebrzeszynie chrząszcz brzmi w trzcinie?”
どうやって発音するかって?
ポーランド語の発音は少なくとも簡単じゃないわね。でもこの文章はポーランド人にとっても難しい文章よ。(いわゆる早口言葉)(In Szczebrzeszyn a beetle buzzes in the reed)
ポーランド語は、多くの子音を使うけども、それらがつながったとき、発音しない文字なんかも出てきて一つの音になります。例えば、「SZ」は英語だと「SH」、「CZ」は「CH」、「RZ」はフランス語の「je t’aime.」の「J」のような発音するのですが・・・少なくとも簡単ではないわね。
<kaoriより>
この文の意味は「シュチェブジェシンというところでカブトムシが葦の上でズズズズと羽を鳴らしている」という 意味ですが、
まずこの地名が厄介ですね。主人は普通に言ってましたが、いやぁ私は最後のtrzcinieがどうしても言えません!!
無理やりですがカタカナにするなら「ヴ シュチェブジェシニエ フジョンシュチュ ブジミ ヴ ・・・ 」
最後はカタカナにさえも出来ません!!!!
11.ポーランドの都市は共産時代の醜い残骸ではありません。
kamieniceってこんな建物
旧市街や大都市の中心にはkamieniceに囲まれた場所が残っていて、中には700年以上前のもあるのよ。とってもカラフルできれいにペイントされていて、さらに素敵な装飾細工もついているの。
たとえば、ポズナン、ヴロツワフ、クラクフがいい例ね。
ポーランドの都市は歴史の証言になるわ。
トルンはゴシック建築であふれているし、
マルボルクはヨーロッパ最大のレンガで造られた中世のお城があるし、
グニエズノには1170年のカテドラルがあるわ!
そしてなによりポーランドの年には公園と川に囲まれた緑で溢れているわ。
<kaoriより>
本当にポーランドの町はどこもきれいです。
建物もかわいいし、石畳も素敵だし、派手すぎないのがまたいい。でもかといって廃れているってわけでもなくて
暗い雰囲気はなくて、おとぎの国のよう。リアルなおとぎの国。
そして本文にもあるように緑がとにかく身近。どこにいっても気持ちがいいのがポーランドです。
こりゃのんびりな性格になるのもわかるかも。
12. ポーランド人の苗字!
私の苗字は Góralska(グラルスカ),だけどお父さんは Góralski(グラルスキ)よ。
この違いはポーランド人の苗字の最後の変換で起こることなんだけど –ski/ska もしくは –cka/cki (とかそんな感じ)で夫婦で苗字が違うの。ポーランド語の格(か活用っていうの?)によるんだけど、つまりは –ski で終わっていたら男性、 –ska で終わっていたら女性ってことね!
<kaoriより>
ちなみに私の今の苗字はこれに当てはまらない例外パターンで、主人と同じです。
ポーランド語には男性・女性・中性名詞とありますが、大雑把に分けて-aで終わっている名前は女性名詞、
-oで終わっているのは中性名詞、それ以外は全部男性名詞(一部例外あり)なので、
もしかしたら-oで終わる名前もあるのかもしれませんが(まだ聞いたことがない)
基本的に-aで終わってなかったら全部男性の苗字です。
逆に-aで終わっていても男性が-skiにならない場合もあります。
13.有名なポーランド人って沢山いるのよ!
有名なポーランド人の多くが誤って他の国籍だと思われているわ。映画監督のロマン・ポランスキー(Roman Polański)はポーランド人!
パリで音楽を作成したフレデリック・ショパン、彼もポーランドで育った人よ!
マリア・スクウォドフスカ(Skłodowska)キュリー(=キュリー夫人)は、フランス人の科学者と結婚し、フランスで働いていたけどポーランド人。ジョセフ・コンラッドもよ!(彼の本当の名前はJózef Konrad Korzeniowski) 彼は20代まで、英語を話せなかったそう。ニコラウス・コペルニクス、太陽が地球を一周しないことを発見したあの地動説の彼もポーランド人よ!
<kaoriより>ちなみに画像は前々ローマ法王のヨハネパウロ2世。彼もポーランド人です。本名はKarol Wojtyła(カロル ヴォイティワさん・・・苗字が男性なのに女性名詞のままの例外苗字だ!)。
イエスは信じないけど、このヨハネパウロのことは崇拝出来そうな気がします。ずっと写真を見ていたら大好きだった祖父に似ているからかなとちょっと思いました^^
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ということで、いかがでしたでしょうか。
13ありましたが、日本人に言いたい、ということであればまだまだいくらでも出てきそうです。
そんな話は、またちょくちょくポーランド日常生活でお届けしたいと思います^^
「思ってたとおりだよ!」「へぇ~そうなんだ~!!」という感想が聞けたら嬉しいです。
ポーランドのイメージがぐっとつきやすくなったことを祈ります♪