金賞は韓国のSeong jin choさんでしたね。
偶然にも初日会場で聞いた2人のうちの片方が彼の演奏だったので
「生演奏聞いたぞ!」とミーハー心が出ています。
彼は、すでに他の大会で数々の賞をとってきた実力のある方とお聞きしたので、
この金賞も誰もが納得の金賞だったのではないかと思います。
さて、そんなショパンコンクールが始まる前の10/02。
名古屋からお越しのO様のショパンガイドをしました。
O様とは会うまでに一番長くやりとりをさせていただいていて、すでに会った気分でした。
空港へお迎えにあがりやっとお会い出来たのがとても嬉しかったのを覚えています。
ショパンの大ファンというO様にいろんなことを教わりながら、翌日ワルシャワ観光へと行きました。
O様のご希望で1日の始めは文化科学宮殿にのぼってワルシャワを一望してから!
正面の間近までしばらく来た事がなかったのですが、こうなっていたのですね~
植物が綺麗にならんでいて(写真だとなんのこっちゃだか分かりませんが)、
左側の建物がアート系の学校?博物館?になっていて
もんのすごく大きい椅子がありました。
こんな大きさです。中央奥に大きな椅子があるのわかりますか?とっても大きいです!!
中に入って、チケット売り場に行きます。
さてここで文化科学宮殿の一般情報です。
文化科学宮殿のポーランド語の正式名称は
Pałacu Kultury i Nauki w Warszawie
と言って、頭文字をとって「PKiN」と書くことがあります。
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<営業時間>
30F 展望テラス 11~4月?9.00 – 18.00.
5/1~9/30 日ー木 9:00 – 20:30 (最終入場は20:00)
金・土 9:00 – 24:00 (最終入場は 23:30 ).
10月は毎日9.00 – 20.00
※英語版とポーランド語版で書いてあることが違うのですが、
HPが更新されていないのはよくあることなので(特に外国語版)、
とりあえずポーランド語版の方を信じましょう。
ポーランド語版に「10月は毎日9.00 – 20.00」と営業時間が書いてありました。
ここだけ毎月更新しているようなのでチェックして下さい。
★https://www.pkin.pl/PL/dla-turystow/
<チケット料金 (2015年)>
大人 – 20 zł – Normal ticket (for adults)
詳細はこちらの公式HPをご覧ください(英語版)
※英語版なのですが、一部ポーランド語が混ざっています。
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エレベーターガール(若くは無いけども)が中に椅子に座っており、
エレベーターでいっきに30階へ。
昔はさらにその上の33階までいけたそうですが
現在は30階の展望台までしかいけません。
さぁつきました!私もここにくるのは2011年ぶりの久しぶりです。
おぉ~~!!よく見えますね~~~~!!!
左奥にオレンジの旧市街も少し見えます!
いつもお買い物をするモール(CROPPと書いてある建物の並び)があんなに小さく~!
フィルハーモニーも見えますね!
ぐるっと1週して、しばらくおしゃべりしながら景色を楽しみました。
これは写真で見るより実物の方が何倍も綺麗で気持ちがいいです。
写真はヴィスワ川方面、反対側の方へ行くと
いかにワルシャワに緑が多いかが分かります。
ここはポーランド人の皮肉としても言われる場所で
「ワルシャワで一番眺めのいいところ?そりゃあ文化宮殿からの眺めだよ。
文化宮殿を見ずに済むからね!」
なーんて。
スターリンの墓とも揶揄される建物ですが観光客にとっては
目印にぴったりの建物ですので是非お見知りおきを。
天井の窓とシャンデリアが素敵でした♪
上は地上よりも風が強いので、夏でも肌寒く感じることがあると思います。
羽織るものをお持ちになってお上り下さい。
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さて!次はメインのひとつでもあるお墓参り!
私もショパンの記事を書くときに調べていて知ってはいた両親のお墓。
ワルシャワにあるのも知っていたのですが、行った事はありませんでした。
今回しっかり調べて行って来ましたのでこちらもレポート!
ショパンの両親(父:Mikołajミコワイ(ニコラ)・ショパンと
母:Justynaユスティナ・ショパン)
のお墓は、
Cmentarz Powązkowski
(ツメンタシュ ポヴォンスコフスキ)
英:Powązki Cemetery
(ポヴォンスキ セメタリー)
=ポヴォンスキ墓地
というところにあります。
現地ではどちらかというとCmentarz Powązkowskiというポーランド語の方で
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<行き方>
Centrum(メトロの中央駅付近)からだと、トラムで1本でいくのが一番簡単です。
Centrumはトラムの乗り場がいろんな所にありますが、方向としてはCentrumから中央駅方面に行きたいので、
右側通行ということを思い出せば場所は必然と分かると思います。
まず地上でトラム停の位置を確認してから地下道を通ってあがると間違いないと思います。
★CENTRUM 10 停留所から22番トラムに乗って(ZAJEZDNIA ŻOLIBORZもしくはPIASKI行)1本です。
↓約22分
★POWĄZKOWSKA 03 降車
お墓の前に停まりますのですぐわかると思います。
古い車両のトラムだと停まるときにアナウンスが流れませんからお気をつけて!
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さて、レンガの壁が続くところを入り口へ向かって歩きます。
墓地の周りには必ずこうして年中無休でいろんなお花屋さんが出ています。
これらをお墓に乗せます。
特別な日の場合は生花を飾りますが、基本的には造花が多いです。
ということでせっかくなのでO様お花とキャンドル
(ポーランド版お線香代わり)を購入してお墓探し。
ポーランドの墓地は、ヨーロッパ最大とも言われるほどどこもとても広く、
ここもそれぞれに住所がついています。住所は「9-Ⅳ-1」
しかしなんのこっちゃだか分かりません。
聞いたほうが早いと思い、お花屋さんのお兄さんに教えてもらっていざ中へ!
しかし、なかなか見つからず、「あれ?9は分かったけどそれ以降が・・・」
と探し回ったのですが、
ついに発見!
とってもシンプルですが、大きな石が二つありました。
左がショパン両親のお墓、
右はスタニスワフ・モニューシュコ(Stanisław Moniuszko)
というポーランド人指揮者・作曲家のお墓だそうです。
私たちもO様が購入されたハート型のお花と、キャンドルを置きました。
ここでしばしお祈り。O様にとってずっと来たかった場所とのことで
お手伝いできて私も嬉しかったです。
ショパンさんたちも、こうして遠い日本からはるばるお墓参りに来てくれた事
をびっくり半分きっと喜んでいるに違いありません^^
ここもなかなか広いお墓です。
しかしいつも思いますが、ポーランドのお墓は全然怖くない。
とっても綺麗で自然がいっぱいで落ち着くところです。
ちょうど秋と言うことで西洋トチノキの実(トチノミ)が落ちていてお墓に置いてあるのを
よく見たので私たちも季節らしくショパン夫妻のお墓に置いて参りました。
ちょっぴり華やかになったかな?
てっきりショパンコンクールシーズンなので、お花モリモリのお墓自体ももっと
デコレーションがすごいものを想像していたのですが、そんなことはありませんでした。
ポーランドの昔さながらの、そのままの普通のお墓でした。だからこそいいですね。
ミコワイ(仏:ニコラ)さん(1771-1844)についての生涯はこちらをどうぞ(wikipedia)
とても気持ちがいい陽気だったので、ついでに周りも少し見てみました。
そしてすぐ近くにあったこの立派なお墓。
とても古そうです。
字もすでに削れてしまっていたのですが、
モチーフを見てこれは相当古いということがわかりました。
実は丁度前日だったか、カラパイアという世界の文化の不思議なことを
いろいろまとめてあるサイトを読んでいたのです。
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