2015/08/13(木)
驚きの出会いでした。
実は同時期にお問い合わせを2名の方からいただいていて、
お二人の希望を聞きつつ、日にちをあわせたりなんだりしてもう一人の方は14日に。
と思ったら、そのお二人がなんとクラクフで先にお会いになっていてお友達に!!
この日のHさんと次の日のAさんはそれぞれ一人旅でポーランドに来ていて、
ルートも日にちもほとんど同じでクラクフでもワルシャワでも会えたそうです^^
旅先での出会いは、こういったことが思いがけなくいい思い出になりますね^^♪
さて、今回のHさんの滞在先は以前Kさんもお泊りになっていた“「Chopin Boutique B&B」”
部屋によって大分タイプが違うようですが、ポーランドの古い建物をそのまま改装して宿泊施設になっているのでワルシャワに住んでいる気分になれる場所です。
10時にお迎えに行き、まずは「ヴィラヌフに行きたい!」ということでバスに乗ってヴィラヌフ宮殿へ!
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Wilanów(ヴィラヌフ)宮殿の行き方
住所:Stanisława Kostki Potockiego 10/16
★やしの木近くのNowyŚwiat(新世界通り)沿い「FOKSAL01」停留所から
116番または180番バスで1本「Wilanów」まで約30分
土日の場合はNowy Światバスが通りませんので
やしの木横のBGKと書いてある大きな銀行の少し先の「KRUCZA01」から
116/180番バスで同様に行きます。
★DW.CENTRALNY27(ワルシャワ中央駅バス停)から519番バスにて
★CENTRUM(ノボテルがあるところ)からは直行便がないので、中央駅まで戻るか、
やしの木まで行くかをお薦めします。
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バスの中で盛り上がりすぎてしまって、前に座っていたおじさんにジロリ。
すみません・・・ バスの中・電車の中では静かにしましょう。
チケットオフィスでチケットを買おうとしたら「今日は無料よ!^^♪」
やったー!なんてラッキー!
後から気付きましたが、ヴィラヌフ宮殿は木曜日入場無料でした!
(通常は、宮殿内大人20zł、庭園5złかかります。)
宮殿の入場が13:00~と指定されていたので(無料だからか沢山の人が訪れていました)
それまで敷地内をゆっくり散策。朝はとても気持ちがいいです^^♪
ポーランドの詩人であるJan Kochanowski ヤン コハノフスキ(1530-1584) と
Franciszek Karpiński フランチシェク カルピンスキ(1741-1825)のお墓。
不思議な柵のモチーフと教会裏の大きなベル
教会にも入って見ました。
ヴィラヌフは何度か来ていますが、この教会の中に入るのは実は初めて!
思ったよりも広く大きな教会でした。いつもながらとても静かです。
クリーム色の壁の中に白いラインでシンプルな教会ですが、ここは一つ一つのモニュメントが
他では見たことのないものばかりでした。写真左下の鷲付きマリア(?)も初めて見ました。
入ってきた所を振り向くと上には鮮やかな絵。真ん中の法王のような白い衣装は
ヨハネ・パウロ2世(ポーランド語ではヤン・パヴェウ・ドゥルギェ)にも見えるような絵です。
左:Hさんが「この服装はきっとアウシュビッツの人だ!胸のPのマークも何かを表してるはず!」と教えてくれました。
そこで、調べた所、Stanisława Leszczyńska(スタニスワヴァ レシュチンスカ)さんというこの方はアウシュビッツ・ビルケナウに連れられてしまいましたがビルケナウの方で助産師をしていたそうです。(ということは妊婦さんも沢山収容されていたのですね・・・。)
1974年3月11日に癌で亡くなったそうです。(もしかしてこの人も・・・と思ってしまいました。よかった。)現在アウシュビッツの近くの通りにはこの方の名前がついた通りがあるそうです。
そして左胸のマークについては、
“強制収容所の囚人は服にバッジを縫いつけてなければならなかった。左胸と右のズボンに縫いつけられた。バッジは色つきの三角形で表された。また三角形の下に囚人番号も入れられたが、アウシュヴィッツのみ囚人番号を左腕に入れ墨で入れていた。
▼赤色の逆正三角形は政治犯、▼緑色の逆正三角形は刑事犯、▼紫色の逆正三角形はエホバの証人、▼黒色の逆正三角形は反社会分子(労働忌避者、浮浪者、ロマなど)、▼ピンクの逆正三角形は同性愛者を示した。なおロマ(当時はジプシー)は一時期▼茶色の逆正三角形をつけていた。
ユダヤ人の場合は▲黄色い正三角形を加え、収容理由の色の逆正三角形を加え(ユダヤ人と言うだけで収容所に入れられたものは▼黄色い逆正三角形)、✡ダビデの星の形になるようになっていた。
外国人の場合は彼らの出身国名の頭文字が三角形の上に記載された(Fはフランス人、Nはノルウェー人、NLはオランダ人、Pはポーランド人など)
精神障害者は政治犯に分類されていたので、▼赤い逆正三角形を付けたが、同時に「バカ」と大きな文字で書かれた腕章も付けることになっていた。”wikipediaより
ということで、Pはポーランド人なのでP,色は・・・うーん何色にあたるのでしょう?何も悪い事をしておらずかつユダヤ人じゃなかったら、どれになるのでしょうね?
これはもしやクラクフ?と思い写真を撮ったのですが、
よく見たら違いますね、どこでしょう?
中央祭壇の他にも豪華なお部屋がいくつかあり、それぞれ趣が違います。
小さなパイプオルガンが埋め込まれるように入っていました。
これは入り口の天井。ここもとても綺麗です^^
教会を堪能したので次はお庭へ!
気持ちいい~!
キレーイ!!
ここだけ見たらなんだかどこかの大きな公園の通りのように見えますね!
いい天気過ぎるほどの夏日でしたが、緑もとても綺麗!
ヴィラヌフ宮殿のお庭は行くたびに花が違うので毎回見ごたえがあります^^
なんて鮮やかなオレンジ!ユリ科のノカンゾウ(野萱草)という花だそうです^^
こういった模様になっているお庭はまさにヨーロッパ!という雰囲気で大好きです♪
「なんだよー!」「やめろよー!」そんな声がきこえてきそうな天使(?)のケンカ。笑
「うわぁ~ここキレーイ!!!!」
と2人で同時に座り込み、いかに見たままの美しさが伝わるように撮れるかカメラを構えました。
でもやっぱりこの綺麗さは実際行かないと伝わりませんね~><
迷い込んだ迷路のような風景です^^
宮殿の裏には川も流れています。ボート気持ち良さそうですね~♪
可愛いベンチ発見!よく見てみると・・・
手すりは犬、足元には蛇!!(わんちゃん可愛いけどヘビは怖い・・・)
宮殿裏の庭にも色んな花が咲いていてとても綺麗です♪
バラが沢山!
いい香り~♪
こんな2色のもありました♪
ポーランドで食べるバラジャムは、そのバラジャムになるバラがあって、そのバラは一見そんなにバラっぽくは無いのですが香りがもうバラジャム!!嗅げば「これだ!」とすぐ分かります。(写真に撮るのを忘れてしまいました。)ここにもあって、いい香りでした~^^
お庭は1週出来ないので、来た道を戻ります。
途中見かけた窓が気になりました。外枠なのに、枠が凝っているだけでなく、
中にもこんなに装飾があるのはあまり見ません。(茶色の所。)いいですね~♪
暑いのでここでアイス休憩^^ Bakaliowe(バカリョヴェ)というナッツとレーズンが入った味が好きです。ポーランドではポピュラーな味の一つです^^
さて!では宮殿に入りましょう!
箪笥の持ち手の豪華さ!
こうして大中小と大きさの違う絵をうまく飾っていて、これは参考になりますね。
いつも思うのは、絵も大事ですが、それよりも額の方が見た目にかなり大事だという事。
ヴィラヌフ宮殿は宮殿という名前ですが、どちらかと言うと美術館に近い内容です。
というのも、ここの所有者だった17世紀のヤンソビエツキ3世のコレクション宮殿だからです^^
曇った鏡は古さを感じます。
フランス語?旅の日記でしょうか、紙の色合いといい字体といい、スタンプに虫眼鏡・・・
このショーケースだけこのままいただきたい!
ということで、宮殿をぐるっと1周し、外も中も、
そして敷地内の公園もヴィラヌフ宮殿のすべてを満喫しました!
つづく。