トルンの世界遺産エリア、旧市街の散策スタートです。
市役所のような建物の隣の道から中へ入ってみることに。
するとかわいいものを見つけましたよ^^
なんだかいろんな人がレンガの上で思い思いに過ごしています。
考え事をしている少女、こちらはちょうど木陰になっていい雰囲気の読書をしている少女^^
トルンの町並みはレンガが多いです。
女性の銅像がありました。
この女性は「Elżbieta Zawacka」エリジュビエタ・ザヴァツカさん。
ポーランドの大学教授でもあり、また第二次世界大戦中に自由の為に戦った兵士でもあります。
彼女は Cichociemni(チホチェムニ)と呼ばれるエリート特別部隊の唯一の女性で、
軍隊のための宅配を務め、
ポーランド政府にナチス占領下のポーランドからの手紙やその他の書類を運びました。
彼女は2006年5月3日に当時の大統領だった今は亡きカチンスキ大統領
(2010年飛行機事故で亡くなった方です。日本でもニュースになりました。)に
ポーランドの歴史の中で2番目にして最後の陸軍准将の位を与えられました。
1909年3月19日生まれ、2009年1月10日にお亡くなりになっています。もう少しで100歳でしたね。
ポーランドは平均寿命(2014年)が世界ランクで44位、77歳ですから、長生きされました。
ちなみに日本は勿論1位(84歳)でした。男性80歳(5位)、女性87歳(1位)。長生きですねぇ。
40歳で人生の半分とは・・・でもいつ何が起きるか分かりませんからね 😛
世界保健機関(WHO)World Health Statistics 2014(世界保健統計2014)
トルンもプロイセン領だったり、ワルシャワ公国だったり、またプロイセンになったりと
トルンの歴史をwikipediaでかるーく見ただけでも色々あったようです。
歴史が大の苦手な私は、これ以上踏み込むとパンクしますのでこの辺で・・・
この建物はドイツっぽいなぁと思い写真を撮りました。
おやおや!また見つけました。何の変哲もなさそうなレンガの壁ですが、
上を見てみてください。
かわいい人々が並んでいました^^これは陶器でしょうか?なんでいるんだろう?
「Miasto stoi nad wodą gładką jak pamięć lustra 」
「町は鏡の記憶のように滑らかな水の上に佇んでいる。」?
どういうことだろう・・・?
詩っぽいのでポーランド人なら意味がわかるんだろうなぁ。
・・・
-20分経過-
と思って調べてみたらやっぱり詩でした。
Zbigniew Herbertさんという詩人さんの詩だそうです。
ポーランドの子供たちの授業には日本の古典で俳句や百人一首があるように、
詩の授業があります。
古典ではあんまり集中的に俳句や短歌は勉強しなかった気がしますが、
ポーランドでは詩人は重要度が高く暗記もよくさせられるそうです。
街中にある銅像も大体軍人さんか、詩人さんですからね。
カワイイめがねをかけたフクロウ
ヨーロッパの町の街灯や看板が好きです。
人通りの激しい通りに出ました。メインストリートのようです。
そして足元に色々なマークを見つけました。
逆さまに撮ったのでちょっと気持ち悪いかもしれません^^;
街の紋章のようです。たっくさんありました。これはほんの一部です。
いやぁそれにしても暑い。
服装を見ても分かるとおり、夏日でした。27度位でしょうか。
「あ!上の部屋売りに出てる!」
こんな素敵な建物にお引越しはいかがですか?^^
繁華街でレストラン、薬局、カフェ、服屋さん、なんでもある通りです。
あ!コペルニクスが見えてきました!
と、その前に角に金のロバもいました。
このロバは「恥(罰)のロバ」とも呼ばれているもので、その昔、
罪を犯した人を乗せて、罪人の足首には重石をつけてさらし者にしたそうです。
トルンの中心といえばここ!コペルニクス像!
トルンはコペルニクスが生まれた街です。
コペルニクスって本当にいたの?と言う位、
私にとっては物語の登場人物級になじみがないのですが、
ここで生まれたと聞くとやっぱりいたんだなと思いますね。
1473年生まれだそうですが、
日本で言えば「足利義尚が室町幕府9代将軍になった年」でした。
おや、室町幕府と聞くとなんだかもっと身近に感じられますね!
それよりも年号だけでこんな事まで調べられる文明の進化にびっくり。
知りたがり屋にインターネットは本当に危険です😝
コペルニクス像の後ろの旧市庁舎は18世紀にスウェーデン軍との戦いで破壊されてしまい、
修復したそうです。
旧市庁舎周りはカフェやレストランが沢山
こんなレンガで、こんな窓枠で、ドアも木で・・・どれも素敵!!
もっと古い建物もありました。
壁がはがれてレンガがむき出しになっていますね。
ベンチも沢山あって、あんなに観光客が沢山いても座れます。
旧市庁舎広場にあるレストランです。
どこでもいいやーととりあえず入ったのはナレシニキ(クレープ)屋さんでした。
MANEKIN
後で気付きましたがこのレストランワルシャワにもあって、
ワルシャワ店も連日行列が出来ている大人気店でした!
Książęce7.5zł |
サーモンホウレン草カマンベールクレープ16.5zł |
シャルロトカ300g 9.5zł |
ブラウニー150g 7zł |
彼は早速ビールをオーダー。
「Książęce」はポーランドのビールです。なんて難しい単語でしょうね、
クションジェゥンツェと読みますがこれをそのまま読んでも伝わらないかもしれません・・・
「公爵」という意味です。
クレープといっても包まれているだけなので、甘くはなく、
ここの生地はとてもモチモチしていて美味しかったです^^お腹もかなり一杯になりました。
でもデザートは別腹・・・♪
しかし300gも食べられるスペースがなかったので、
150gと書いてあったブラウニーを♪
これもとっても美味しかったけど、おなかが本当にいっぱい!
ポーランド料理、量が多いです!
そしてなによりも安い!こんないい場所にあるのに、普通ならかなり高くなるのですが
ここの値段は観光地とは思えないほどの安さ。おすすめです!
お店が混んでいてなかなかオーダーが来ない時に、
ふと市庁舎の先をみたら・・・
上に人発見!「あそこのぼれるんだ!」
あとであそこいこう~♪と決定です。
つづく