「でもこの道一応ちゃんとした国道ってナビが言ってるんだよ」
ほんとかい!?!?
どこまでも続く芝生と芝生の丘陵間の砂利道。
さすがポーランドだななんて思ってたらさらにすごい所へ。
「・・・でもここ行けるのか!?」
「いくしかないでしょ!」
「あぁ車が汚れるー」
「(・・・一体どこに出るんだ・・・)」
そう思いながらも、とりあえずナビどおりに。
と、思ったら、普通の道に出ました!
城跡からの最短ルートだったのでしょうか、
何故あの道が選ばれたかは分かりませんでしたが、
雨の中無事サンドミエシュに到着。
今回の宿泊先はこちら。
Hotel Sarmata という旧市街目の前にある三ツ星ホテル。
写真の通り、素敵な建物!
ポーランドのどこだろう、山の方のイメージがありますが山まで行くとログハウスのようになるので
そこまでは行かない地域の建物といった雰囲気がします。
屋根裏部屋のようなところの窓のかわらも波打っているところが好きです。
車を停めてレセプションへ。
入ってまたなかもびっくりの綺麗さ!
三ツ星とだけ聞くと、正直あまり期待していなかったのですが、内装も家具もどれも素敵!!
本当に三ツ星!?
さらにお部屋までの廊下はしっかり絨毯も敷いてあります。
洋館に来たようです。
いえ、まさにここは古い洋館でした。
ここが最初にたてられたのはなんと1861年!(150年前!)
昔はマナーハウスとして使われており、
その後もサンドミエシュでは有名な人々が使用していたようです。
サンドミエシュ自体も歴史のある町なので、きっと現地の人にとっては
「西郷隆盛が住んでいたんだよ」くらい有名なもののような気がします。
ダブルの部屋がとれず、ツイン。
それでもベッドはくっついて1つになっているので、
(くっついてなくてもいいんですけど)完璧です。
何よりも家具がまた素敵!!
特にこの椅子!
なんて!
美しいのでしょう!!
思わず引っ掛けたら悲鳴を上げたくなるほどのすべすべした生地に
百合の紋章が入っています。それに紅白というのもポーランドカラーでまたいいですね。
紅白なのに上品とはまた素晴らしい。
それからベッドのカバーも!
枕もとのランプもまた素敵だったのですが、壁紙にも大興奮でした!!
いつもどおりのお風呂&トイレチェック。
三ツ星なので十分だとは思うのですが、固形石鹸とシャンプーだけありました。
色々と自分で持っていってよかった。
シャワーはポーランドではよくあるBOX式。
ここのは広くて快適なシャワーでした。
狭そうに見えますけど意外とBOX式のシャワー(広ければ)快適ですよ!
ドライヤーもあって安心だったのですが、
このタイプだとちょっと風力が弱くて、髪が長い私にはちょっと時間がかかりました。
でもこの温かさと強さが気持ちよくて、個人的にはこのタイプのドライヤー好きです^^♪
「やっぱり、部屋に絵画があるのはいいな~」
いつかこんな素敵な絵も飾ってみたいと思ったり。
つくのか試しませんでしたが古いラジオもテーブルにおいてありました。
ベッドはフカフカ!
3つ星というのは本当に十分なんだと改めて今まで過剰欲求していたことが分かりました。
このホテルの残念だったことは、一つは冷蔵庫が無かった事と、
もう一つは壁が薄いのか周りがうるさいのか分かりませんでしたが夜のほかの人の声がうるさかった事。
いびきも聞こえてきたり、空気口からオペラのような歌声がしばらく聞こえてきたりと、
寝れないほどではないのですが普段音の無い所で寝ているので少し気になりました。
酔っ払い?観光客?何か特別なイベントでもあったのかな・・・
ポーランドだと、古い建物ほど壁は厚く、何も聞こえてこないものなので、
改装の段階で・・・と余計な事まで考えてしまいましたが、ここはまた是非泊まりたいと思いました!
さぁ、いよいよサンドミエシュ旧市街へ!