4/18(土)
最高/最低気温:11℃/3℃ 体感気温-2℃
中風 曇天たまに雨のち霰
オランダに単身赴任していらっしゃるA様とワルシャワ観光に行って参りました!
急遽だったので、ほぼノープランだったのですが色々周ってきたのでご紹介します^^
この日のスタートはサスキ公園。
セントラルにある無名戦士の墓があるところです。
実はこの日、多くのマニュフェステーション(デモまで行かないけども民衆が政治的効果をねらって示威行動をすること)
が行われる日だったそうで、新世界通りがバスも進入禁止になっており、
空港から旧市街まで1本でいける175番バスもこの日はそこを通れず違うルートとなっていたのです。
土日はたまにこんなことがあるのでお気をつけください。
その為、私も着いてから「大変だ!きっとバスが止まらなくてびっくりしてるに違いない!」と
急いで教えていただいた電話番号にかけて、無事サスキ公園でお会いできました。
A様はこちらに住んでいるのでEU内だと国は違えど県外みたいなものなので
外国でもかけるのは抵抗なかったと思うのですが、日本からいらっしゃる方は国際電話かけるの少し抵抗ありますよね。
何かあった時のためにも使い方分かっていた方が身のためですから、
是非海外旅行をされる前には一度かけ方(国番号など)や料金目安(高いですからね)を
知っておくことをおすすめします^^
さて、サスキ公園は旧市街もすぐ近くの所なので、このまままずは旧市街を目指しました。
新世界通り(途中からKrakowskie Przedmieścieクラコフスキエ プシェドミエシチェと名前が変わってますけど
同じ通りです)沿いにはいくつかショパンの曲がなるベンチが置いてあります。
ここ大統領官邸前にもありました^^♪ それぞれ曲が違うので聞いてみてくださいね!
日に日に観光客が増えているように思えました。
前日まで土曜日は嵐予報だったのですが、雨はパラパラ降る事はあれど、
ほぼ降られることなく観光を楽しむことが出来ました^^ ただまたいきなり気温が下がってしまい風が冷たかったです。
ロングダウンと首元ショールで大正解でした。
旧市街をぐるっとまわっていると、これから結婚式の新郎新婦が見られました。
ポーランドの結婚式は基本的に土曜日に行われます。
花で飾られた車での登場に、ご友人、親族でしょうか、カメラを持って待っていて、
囲まれていました。これから翌朝まで続く結婚式の始まりです^^
丁度雨が降ってきそうだったので早めのお昼ごはん。
餃子がお好きというA様には、焼いたピエロギがおすすめ!(ゆでたのもあります。)
ということで、私も大好きな焼きピエロギと、温かいフラキを頼んでまったり。
ついこの間アムステルダムに行ったばかりだったのでタイムリーな出会いに私も感動!
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オランダでの生活について色々教えていただきました。
そして思ったのは、やっぱりオランダって本当に「これが外国か」と思える所だと言う事。
さらに周辺諸国でもそんなに違いはないので、やっぱり日本という国は地球外、
宇宙人だといわれてもおかしくない文化を持ってる人たちがいるということです。
外国というのは、住んだ人じゃないと違いは分かりません。
いくら何ヶ月観光で周ったからと言っても、住むのと旅行は全然違います。
・・・ということを「ね~!そうなんですよね~!」「そうそう!面白いよね~」と
2人で欧州生活で感じたことを色々話していました。良いことも悪いこともありますが、
だからこそ面白い海外生活でもあります^^
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旧市街からワルシャワ大学方面へ行き、聖十字架教会へ足を運びました。
ミサ中でしたが、この日はなんなく入れました。
ここで前回疑問に思っていた紅白の特別な飾りの意味がわかりました。
よくよく見てみると、黒のマリアが前にあり、みんなそれに向かって祈りを捧げているのです。
ただならぬ雰囲気、そして何よりも、
この教会には普段こんなマリアはないので、
なんだろう?と思って掲示板をよくよく見てみたら・・・
!!本物だ!!
なんとチェンストホーヴァにある黒のマリアがワルシャワに持ってこられていたのです。
本物って言い方もちょっとおかしいですが、チェンストホーヴァというのは、
メッカまではいかないにしてもポーランドのカトリック教徒にとってはとても大事な場所で、
夏場には各々の町から歩いて野宿しながらここへ向かうという修行のようなものがあるほどです。
やりたい人がやるだけなので、知ってるだけでも私も一人しか知りませんが、若い時にやるのが一般的のようです。
私も一度はチェンストホーヴァにいってこのマリアを見たいと思っていました。
そしたらなんとびっくり、ワルシャワで偶然にも見ることが出来てしまいました!
私はカトリックではありませんが、敬虔な教徒である主人にあとで写真を見せたら、
「Na prawde—?(ほんとに–? 泣)」
「僕も行くべきだった・・・知ってたら行きたかった・・・あーあ」
と残念がっていました。それぐらいすごいことだったのです。
このマリアは4/17-18の2日間だけ特別においてあるようで(?)
18日から夜通し、19日の夕方までミサがずっと予定されていました。
普段のミサでも一番遅くて20時頃に始まって1時間で終わるのですが、
ここ場合は、23時、0時、1時、2時・・・と夜中もずっと予定されていたので驚きです。
クリスマスやイースターなんかでもそうですが、
本当に敬虔な方は夜中もずっと祈っているそうです。
だからポーランドの教会は基本的に鍵がかかっておらずいつでも誰でも入れるのです。
余談ですが、そんないつでも誰でも入れる教会だけども、
ホームレスのたまり場にならないのが不思議だなといつも思います。
そこはちゃんと分別があるんだな、と感心しました。
ということで、こないだの謎も解け、おまけに貴重なマリアも見ることが出来てラッキーでした^^
つづく。