2015/04/15(水)
神奈川県からお越しのK様Y様S様3名様御一行のガイドをさせていただきました。
個人旅行でワルシャワからクラクフ、ザコパネを8泊10日道中、
2日目の9時~17時のクラクフ移動直前まで、
ぐるっと楽しんでまいりました!
9時:ご宿泊先ポロニアパレスホテル集合からのスタートです。
天気:曇り 最高気温13度 体感気温7度 中風
ロングTシャツ+セーター+薄めのロングダウンを羽織って快適に過ごせました。
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まずはバスで移動し、コペルニクス像を見て、
聖十字架教会へ入ったのですが、
この日、初めて“ミサ中だから”と見学を断られました。
今まで1度もこんな事は無かったのですが、入ってすぐ警備員のような方がいて、
“今ミサ中だから、あと30分で終わるから(出てとジェスチャー)” と
ポーランド語で言われ、ちょっとびっくり。
ミサ中の方が照明もついていて、オルガンも聴けて素敵なのですが、
直前に中国人グループも追い出されて出てきていたのでうるさい(うるさくなる)と思われたのでしょうか。
個人的には初めての出来事でしたが、
観光シーズンになって、騒がしくする人も増えたからなのかもしれません。
これから行く方は平日でもミサの時間にご注意下さい。
そして教会ではお静かに!(響きますからね!)
特にポーランドでは教会は本当に敬虔な場所です。
よっぽどの観光地化されているところ以外は
いつでも誰でも無料で入れて、写真も禁止されてはいませんが、
なるべく前をうろうろしないようにしたり、
カメラのフラッシュはたかないようにしたりと、マナーを守るようお願いいたします。
さて、歩きながら観光を再スタート。
ワルシャワ大学隣にあるヴィジトキ教会へ。
ヴィジトキ教会は英語だと“Church of the Nuns of the Visitation ”
ポーランド語だと“Kościół pw. Opieki św Józefa Oblubieńca”
または“kościół Wizytek”と言います。
ここはガイドブックにも良く載っている、ショパンが1825年の学生時代からポーランドを去るまで、
ずっと日曜のミサでオルガンを演奏していたという教会です。
ロココ調のとても素敵な教会で、第二次世界大戦でもこの教会は壊されずに
生き残ることが出来ましたので全てオリジナルのものです。
この1760年代の鷲がついた書見台は見ごたえがあります。
白×金がかっこいいですね!
残念ながら今あるオルガンはショパンが弾いていたものではありません。
弾いていたオルガンはラドムというワルシャワから少し離れたところにある街の木造教会に移されたのですが、
火事でどうやらもう無いそうです。
当時のショパンは仲が良く手紙のやり取りも良くしていたヤン・ビヤォボウォツキにこんな手紙を送っていました。
“僕は学校のオルガニストになったよ!
・・・ははっ聞いてくれよ親愛なる友よ、
なんて僕はいい調子なんだろう!小教区司祭学校後初だよ!
僕は毎週日曜日にオルガンを演奏したり歌ったりしているよ!
1825年11月”
ゆっくりお話をしながら、歩いてきて、旧王宮広場に到着。
ここから突然観光客が増えたように思いました。
そして何よりも、郊外学習で来ている子供たちのグループが沢山!
小学生~高校生ぐらいまで、どうやら今の時期は国内からも観光客が多いようです^^
ここで、2名は旧王宮見学へ、私とK様は約1時間ほど別行動に。
ということで、バスに再び乗り、探し物があったのでショパン博物館に来ました。
ショパン博物館は「こんなところに!」というようなちょっと奥まったところにあります。
<行き方や内部の詳細は、こちらの記事からどうぞ♪>
お土産屋さんが博物館反対側の建物1Fにあります。お土産屋さんだけでも入ることが出来ますので、
ショパングッズをお探しの方は是非どうぞ♪
ちなみに今回は楽譜をさがしていたのですが、あまり種類が無く、1曲だけのスコアも歌付きのしかなかったので、
楽譜をどこかで見つけたらいずれ情報を更新しようと思います。
(本屋さんに行けばあるのかなぁ・・・。)
博物館の隣には小さな公園がありますが、
ここの木も芝生ももう緑が出てきていて春気分♪
さて、お土産屋さんを物色し、K様お土産ゲット!
再びバスに乗り、旧王宮前のジグムント像の前で合流!
朝一(オープンは10時からでした)で入ったのもあってかスイスイ周れたようで、1時間で見て来れたそうです。
旧王宮の情報についてもそういえば書いていなかったので後ほど別途書こうと思います。
ここでまたしても初めての出来事が!
旧王宮の上からラッパの音が聞こえてきたのです!
(時計の下の四角い小窓からシルバーのトランペット演奏者が!)
クラクフの聖マリア教会から毎時聞こえてくるヘイナウのようなもの
なのでしょうか、今までタイミングが悪かったのかこんなイベント(?)があるなんて
知らなかったので聞けてラッキーでした^^♪
世界遺産のワルシャワの旧市街
中でも歴史広場と呼ばれる中心部のこの広場は建物ひとつひとつが
“ひび割れ一つまで”再建したと言われています。
落ち着きがある色ですがカラフルで、模様もそれぞれ違いますから是非近くに行って見てみてくださいね^^
反対側はまだ工事をしていました。(4/1ガイド記事より写真ご覧いただけます。)
バルバカンに行く前にアンティークショップがあります。
とても入りやすいお店なので、今回は皆様も興味があると言うことで中へ♪
★お店情報★
<LAPIDARIUM>
ul.Nowomiejska 15/17
www.lapidarium.pl 営業時間 月-土 10:00-21:00
日祝日 13:00-19:00
所狭しと色々な物があるお店なのですが、以前来たときと比べて、さらに楽しそうなものが沢山ありました^^
<以前来た時の記事はこちらからどうぞ♪>
前回はピン(写真右下)探しが楽しくて、あっという間に時間が過ぎてしまったのですが、
今回も隅々まで見ていたら時間が足りませんでした。
平日は蚤の市を見る事はほとんど無いと思うので、
アンティーク小物をお探しの方は是非このお店も立ち寄ってみて下さい^^
お店を後にして、バルバカンへ。
バルバカンはただ前から見るよりも一度通って外から見るのがおすすめです。
この大きさは写真じゃ伝わりません!是非現物を!
バルバカンというのは、簡単に言えば城壁に囲まれたところの入り口のようなもので、
旧市街周辺にも城壁が残っています。今回はそちらをぐるっと歩いてみました。
晴れ間も出て、写真の写りはちょっと暗いですが、天気がよくとても気持ちがいい散策でした^^
ワルシャワ蜂起で一緒に戦った子供たちの代表として小さな戦士の像も見ることが出来ます。
ワルシャワ蜂起博物館に行くと、この当時の子供たちが何をしていたのかがわかります。
おっとなにやらピンクの綺麗な木が!なんの木だろう?
綺麗なピンクの桜でした~!^^♪
こんなところに桜があるなんて知らなかったので、
皆様のおかげで私もいい場所を見つけることが出来ました。
「これは塩漬けにしたいわね!」「いい色ね~♪」
「とっても美味しそうですね!」「葉っぱも美味しそう!」
と4人で桜を見ながらワイワイしていました^^
桜を食べようと考えられるのは、やっぱり日本人の感覚ですよね^^
塩漬けにしたら本当に美味しそうな桜でした!!
旧市街の近くにおすすめのザピエツェクの新しい店舗を発見!
ということで、そこへ食べに行きました^^
TYSKIEはポーランドのとても一般的なビールです。
今回は、このビールの“丁子入り” をオーダー。ポーランド料理で丁子、よく使います。
最初にビールを頼んだときには入ってなかったので、言って持ってきてもらいましたが、後入れです。
ポーランドではビールに甘いシロップを入れて飲んだりもするので、
後入れでお好みに味にするのがどうやら普通だとか。私はお酒が飲めないので詳しくなくて申し訳ないのですが、
カクテルなんかよりも、もうビールを甘くして飲むそうです。
・・・一体どんな味になるのでしょう?
この丁子入りも、面白い味がするそうなので、是非見つけたら飲んでみてくださいね^^
ピエロギやバルシチ(赤カブのスープ)、ジュレック(ライ麦のスープ)を頂いてお腹一杯!
ご馳走様でした!
つづく。